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天体の質量 を光度 で割った量で、 単位光度を放射するのに必要な質量を意味する。 これが大きい天体は放射の効率が低い。 天文学固有の量であり、主に恒星以上の階層の天体に適用される。 生の値が扱われることはほとんどなく、 […]
銀河の質量が時間とともに増加すること。増加の原因としては、周囲の物質を重力で取り込むことや、他の銀河と合体すること(銀河合体)が挙げられる。実際そのような現象は観測されている。銀河は生まれたときから現在のように重かったわ […]
一般的には物理学や工学において回路の入力の変化に対する出力の応答時間を表す定数。電気回路や力学系の応答の指標などに使われ、時定数が小さいほど短い時間で定常状態に落ち着く。時定数だけが異なる系を比較すると、その時間変化は時 […]
励起状態にあるガス構成粒子(原子、分子)が、より低いエネルギー準位の量子状態へと自然に遷移すると同時にエネルギー準位の差に対応する波長の光子を放出する現象。自然放射とも呼ばれる。
天体観測を実施する際に、地球大気から観測装置に至るまで、天体からの電磁波信号が通過する経路全体を観測システムと考え、これが、大気圏外の理想的環境下における信号強度に対し実効的に付加する雑音のことを、システム雑音と呼ぶ。そ […]
天体の空間運動速度の視線方向成分。ドップラー効果によるスペクトル線のずれから測定できる。観測者から遠ざかる向きを正(赤方偏移)、近づく向きを負(青方偏移)と定義する。天の川銀河(銀河系)内の恒星に対しては地球の公転運動の […]
天体の見かけの直径を天球上の角度で表現した値。天体の真の半径を、天体までの距離をとすると、視半径はであり、視直径はその2倍のとなる。 たとえば、太陽は月の400倍の大きさを持っているが、距離も400倍遠いので視直径はほぼ […]
緑から黄色の波長域で感度が高い肉眼で見た明るさから決めた等級。写真等級を参照。 見かけの等級とは別の概念であることに注意。ただし近年は、測光システムのVバンドでの見かけの等級を表すときにも用いられることがある。
望遠鏡やアンテナを目的とする方向にどれだけ正確に向けることができるかを示す指標であり、角度で表される。指向精度が悪いと天体の位置の測定精度が悪くなったり、受信される電波強度が減少したりする。 電波観測の場合、アンテナの主 […]
たとえば日本において北の空の星の日周運動を観測すると、星は北極星の周りを反時計回りに回っているように見える。そのような星のうち地平線の下に沈まないものを周極星と呼ぶ。
星間物質の平均密度とそこでの星形成率(星生成率ともいう)とのあいだにべき乗則が成り立つとする法則。観測による裏付けをケニカットが示してからはケニカット・シュミット則ともいうようになった。もともとは、星間物質が自発的に収縮 […]
自己重力(自分自身の重力)のために天体が収縮すること。 緩やかに収縮が進行する場合は重力収縮、激しく収縮する場合は重力崩壊(gravitational collapse)という語が使われる傾向があるが、抗する力が内部に発 […]
1. 天動説において、天球上での惑星の複雑な運動を、円運動に基づいて記述するために導入された円。地球からわずかにずれた位置に中心を持つ離心円(導円あるいは従円と呼ぶ)を考え、その離心円上に中心を持つ周転円が等速度で離心 […]
元素はその原子番号にしたがってその化学的性質が一定の周期で変化する(これを元素の周期律と呼ぶ)。性質の似た元素が同じ列にくるように並べた表が周期表で、1869年ロシアのメンデレーエフ(D. Mendelejev)によって […]
ドイツの天体物理学者(1873-1916)。若くから天文学に志し、シュトラスブルグ大学、ミュンヘン大学で学び、1896年に学位を取得した。1901年ゲッチンゲン大学天文台長、1909年ポツダム天体物理学天文台長に就任した […]
ドイツ系のアメリカ人天文学者(1912-97)。カール・シュバルツシルト(Schwarzschild Karl)の息子で、スイスの物理学者エムデンの甥。ゲッチンゲン大学で天文学の学位を取り、ドイツからアメリカに移住した。 […]