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高橋忠幸・森正樹「宇宙ガンマ線の測定方法」、シリーズ現代の天文学第17巻、井上・小山・高橋・水本編『宇宙の観測III』2章 図2.29(日本評論社)
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点光源である恒星を地上から観測するとき、地球大気中の温度ゆらぎのため、屈折率分布にわずかな乱れが生じ、星像が揺れたり、ぼけたりして、完全な光学系で得られるはずの回折限界より、拡がった像となってしまう。この大気ゆらぎによる […]
ドイツの天文光学技術者(1879-1935)。エストニア系ドイツ人、少年時代に事故で片腕を失う。スウェーデン、ドイツの工業学校で機械工学を学んだ。設立した小工場で作った反射望遠鏡が高性能だったために評判を得て、1905年 […]
原子核の中の陽子と中性子を合わせた数のこと。元素の種類は陽子の数(原子番号)で区別されるが、同じ元素でも中性子の数が異なるものが存在する。これを同位体と呼ぶ。この同位体はその元素の質量数によって区別できる。たとえば原子番 […]
アメリカの天文学者(1885-1972)。ミズーリ大学を卒業後、1913年にプリンストン大学で学位を取得、ウィルソン山天文台に入所した。恒星、銀河の測光および分光観測で多くの業績をあげた。特に、球状星団の中に見られるセフ […]
アメリカの電波技術者・物理学者(1905-1950)。オクラホマ生れ、ウィスコンシン大学を1927年に卒業してベル電話研究所に入所した。1930年から、無線電話に及ぼす空電の影響を研究する目的で回転テーブルに載せた独特な […]
波長が1 nmから400 nm程度の電磁波の名称。この波長範囲で波長が短いもの(1-200 nm)を真空紫外線と呼ぶことがある(波長範囲によって、遠紫外線、極紫外線、極端紫外線などの呼び方もある)。 1801年に、前年の […]
渦巻銀河とレンズ状銀河の銀河円盤の表面輝度プロファイルを記述する近似式。 を表面輝度、を半径として、 表される。ここで, はそれぞれ表面輝度と半径の規格化定数である。 は全光度の半分を含む半径で有効半径と呼ばれ、 はその […]
1976年にシェヒター(P.Schechter)によって提案された、銀河の光度関数を記述するための関数。 光度 にある銀河の数密度を として、 と表される。 ここで、は特徴的密度、は特徴的光度、は傾きと呼ばれる自由変数( […]
一部の楕円銀河に見られる同心円状の貝殻のような構造で、リップル構造ともいう。その表面輝度は銀河本体よりもずっと低い。楕円銀河に矮小銀河が落ち込んで潮汐力によって壊され、細長く引き伸ばされてできたと考えられている。もしそう […]
局所銀河群に属する銀河の一つで、天の川銀河(銀河系)の伴銀河の一つ。夜空で肉眼で見ると地表の明かりなどで照らしだされた白雲のように見えるため、「雲」というが、実際は銀河である。このため、小マゼラン銀河ともいう。可視光で見 […]
1.一般には、ある力学条件の下で物体が定常状態に達した際に示す速度。速度に応じた摩擦が働く系で一定の力を受ける物体の運動の場合、十分に長い時間が経つと終端速度に達する。 2.天の川銀河の円盤部にある星間ガスが発する輝線ス […]
イギリスの物理学者・天文学者(1877-1946)。1903年にケンブリッジ大学で修士号を取得、1904-09年はプリンストン大学の応用数学教授を務め、1912年までケンブリッジ大学に奉職した。1925-27年、王立天文 […]
偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後 […]
遠くの天体から出た光が、途中にある銀河や銀河団の重力場によって曲げられる現象。重力場が凸レンズのように働くことから名づけられた。一般相対性理論の帰結の一つであり、重力レンズ方程式で記述される。重力場となる天体をレンズ天体 […]
宇宙の初期に存在していたガスで、水素とヘリウムのみで構成され重元素を含まないものを指す。始原ガスから宇宙の第一世代の星(初代星)が形成され、宇宙の再電離が起こったと考えられている。
宇宙が生まれたときと同様の始原的な物質で形成された星という意味であり、主に水素とヘリウムのみからなり、重元素をまったく含まない物質から形成されたと考えられる天体である。第一世代の星を指す初代星と同じ意味で使われることが多 […]
シリコンウェハー上にストリップ(帯)状の電極を実装し、個別に読み出すことにより、荷電粒子の通過位置を精密に測定できる検出器。フェルミ衛星のLAT検出器やAGILE衛星のGRID検出器で、ガンマ線が引き起こす電子-陽電子 […]