天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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この辞典について

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この辞典の特長

この辞典は日本天文学会が製作し、2018年4月に公開して運用しているものです。天文・宇宙に関する3000以上の用語を該当分野の研究者が自ら執筆しています。利用にあたって登録は不要で無料です。天文・宇宙に関する用語の意味を知りたいとき気軽に使ってください。

天文学の研究者にとっても有用であることはもちろん、天文学に関心のある一般の多くの方々、なかでも小学校から大学までの生徒・学生と教員の参考になるよう改良と更新を続けています。報道などマスメディアでも活用していただければ幸いです。

・急速な発展を続ける天文学分野の用語を随時更新し、最新の情報を掲載しています。

・豊富なカラー画像や動画を用いて解説しています。

・研究者向けの用語から小・中・高校での課題学習向けの基礎的な用語まで幅広く網羅しています。

・学習レベルやカテゴリー毎に検索可能なため、教材作り等でも活用しやすいよう配慮しています。

・図版に*印のついているものは許諾無しで引用・転載可能です。詳しくは以下の「この辞典からの引用について」の項を参照してください。

・学習レベルには「小」、「中」、「高」の表記があります。それぞれ、「小学生」、「中学生」、「高校生」に知ってもらいたい項目であることを意味しています。ただし、文部科学省の各学習指導要領とは関係ありません。項目につく学習レベルは、「小」、「小、中」、「小、中、高」、「何もなし」の4種類です。

改善のためのご協力のお願い

・この辞典は日本天文学会「インターネット天文学辞典編集委員会」が更新・改善・維持運用を行っています。よりよいものにしてゆくには、利用者の皆様からのご意見がとても重要です。
・各用語項目の下に「この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。」とあり、その下から「メッセージ」としてご意見を編集委員会に送ることができます。
・メッセージが受け付けられたら確認メールが届きます。
・いただいたご意見は編集委員会で内容を検討して対応をしますが、内容によっては対応に時間のかかる場合や対応できかねる場合もあります。
・メッセージを寄せられた方に検討状況や対応の結果を個別に連絡することは原則としていたしませんのでご了解ください。
・ご意見のうち、誤植・誤り・問題点の指摘や文章表記の改善提案などについては、具体的に示して頂くと検討がしやすくなります。
・「質問」も関連項目の改善のために有効な場合があるので歓迎しますが、「質問箱」あるいは「質問受付窓口」ではありませんので、単純な質問にはほとんどの場合対応できません。
・検討のために、いただいたメッセージを編集委員会以外の日本天文学会の関係者や専門的な知識を持っておられる方などに開示することがあります。

この辞典からの引用について

(1) 画像の引用について

(1a) キャプションの先頭に*印がついたもの
引用に当たって事前に日本天文学会から「使用許諾」をとる必要はありません。この中には、本辞典のためにオリジナルに製作・撮影したもの、著作者・撮影者の許諾を得たもの、および「シリーズ現代の天文学」(『別巻天文学辞典』を含む)(日本評論社)に掲載されているものが含まれます。引用に当たっては、「天文学辞典(日本天文学会)」と出典を表記してください。
*印はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BYに相当します。
[CC BY: 作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を要求する。]
(1b) キャプションの先頭に*印がないもの
引用元URLの組織・個人や出典(クレジット/著作権者)が定めるルールに従ってください。

(2) 動画の引用について
引用元のurlを示し、引用元の定めるルールに従ってください。

(3) 本文(そのままの形で引用する場合)
「天文学辞典(日本天文学会)」よりの引用がわかる形にしてください(形式は任意)

(4) 特別な形での引用については事前にご相談ください。

外国語のカタカナ表記について

日本語の発音を基にしたカタカナ表記と外国語の発音は厳密に対応している訳ではないので、外国語を日本語でカタカナ表記する場合に唯一の「正解」があるわけではありません。さらに、その用語や人名の発祥した母国語での発音を基にするか、広く使われている言語での発音を基にするかという問題もあります。
この辞典では、外国語を含む「項目」(外国人名を含む)に関しては、学術界と一般社会での現在の使用例を参考にして適切と思われるカタカナ表記を採用しています。それ以外の表記も使用されている例はたくさんありますが、カタカナ表記のばらつきの理解の参考までに、他の表記例を示しておくと良いととくに思われる項目を、一覧表「外国語のカタカナ表記について」に掲げてあります。
なお、英語の vi, ve はビ、ベと表記(例:virial ビリアル、Vega ベガ)、ドイツ語の wa はバと表記(例:Schwarzschild シュバルツシルト)してあります。また、「説明本文」や「画像説明文」などで、カップラとカプラなどの促音のカタカナの有無、カプラーやフィルターなどの音引きの有無は、辞典全体としては統一されておりません。

凡例

I. 項目および項目名
1. 本サイトは、天文学を中心に、物理学・地球物理学・化学・数学などにわたる基本的な術語・人名・組織名を小項目方式によって解説する。
2. 天文学以外でも広く用いられる用語の記述では、天文学分野での用例に重点を置いた。
3. 学術用語の項目名は、原則として日本天文学会が編集した「シリーズ現代の天文学」(日本評論社、凡例III の 7 参照)の表記を採用し、統一性などを考慮して若干の改訂を行った。
4. 見出し項目において、数字は、学術用語として定着しているものには漢数字で表記し、その他は算用数字で表記する。
5. 項目の後に項目に相当する英語を示す。

II. 項目の配列
1. 項目は五十音順に配列し、ワ行の後に数字項目・アルファベット項目の順に並べた。
2. 濁音・半濁音は相当する清音とした。
3. 拗音・促音は大きい字と同じとした。
4. 長音は直前の母音と同一のものとした。
5. アルファベット項目において、アルファベット→数字→和文の順に並べた(例:a → a1 → aa → a あ → …)。ギリシア文字ではじまる項目は、α は A の後に、β は B の後に、Ω は O の後 に並べた。
6. 数字項目において、ローマ数字は対応するアラビア数字の後に置いた。

III. 説明
1. 文中でアンダーラインとともに青字で表示された用語は、項目として存在し、説明があることを表し、クリックすることでその項目へ移動する。
2. 単位は原則としてSI単位系を採用しているが、慣習的にcgs単位系を使用する場合は、単位系を明示した上で、cgs 単位系を採用した。また、pc(=パーセク)、t(=トン)も説明なく使用した。
3. 略語・記号は文中でその意味するところを明らかにして、使用することを原則と しているが、例外として次のものがある。
元素記号 数学記号 au( = 天文単位) HR 図( = ヘルツシュプルング–ラッセル図)
4. 対数記号において自然対数の底 e は明示し、常用対数の底 10 は省略した。
5. 太陽を表す記号として、説明なく、下付きに ⊙ を使用している。
6. 説明および図の説明に付けたURLは、製作当時のものであるため、リンク切れがありうる。
7. 「シリーズ現代の天文学」のラインナップは以下のとおり。
第 1 巻『人類の住む宇宙』 [第2版]
第 2 巻『宇宙論 Iー宇宙のはじまり』 [第2版]
第 3 巻『宇宙論 IIー宇宙の進化』 [第2版]
第 4 巻『銀河Iー銀河と宇宙の階層構造』 [第2版]
第 5 巻『銀河IIー銀河系』 [第2版]
第 6 巻『星間物質と星形成』
第 7 巻『恒星』
第 8 巻『ブラックホールと高エネルギー現象』
第 9 巻『太陽系と惑星』 [第2版]
第 10 巻『太陽』 [第2版]
第 11 巻『天体物理学の基礎 I』
第 12 巻『天体物理学の基礎 II』
第 13 巻『天体の位置と運動』 [第2版]
第 14 巻『シミュレーション天文学』
第 15 巻『宇宙の観測 Iー光・赤外線天文学』 [第2版]
第 16 巻『宇宙の観測 IIー電波天文学』 [第2版]
第 17 巻『宇宙の観測 IIIー高エネルギー天文学』 [第2版]
別巻 『天文学辞典』

IV. 出典
1. 単行本の場合は原則として、著者名、書名、発行所の順に記した。
2. 雑誌の場合は原則として、著者名、発行年、論文題名、雑誌名、巻数、ページの順に記した。

制作委員(2017年-現在)

縣 秀彦 (日本天文学会正会員 国立天文台)
岡村定矩 (日本天文学会名誉会員 元法政大学・東京大学)
野田 学(日本天文学会正会員 名古屋市科学館)
半田利弘 (日本天文学会正会員 鹿児島大学)
佐藤大器 (日本評論社)
小野寺宏臣(クリエイション・パドレ)
佐藤良信 (日本天文学会 事務長)

編集委員

2020年12月-現在(日本天文学会インターネット天文学辞典編集委員会)
半田利弘(鹿児島大学:委員長)、縣 秀彦(国立天文台)、有本信雄(元国立天文台)、
家 正則(元国立天文台)、岡村定矩(元法政大学・東京大学)、片山真人(国立天文台)、
佐々木晶(大阪大学)、関井 隆(国立天文台)、高橋慶太郎(熊本大学)、中村文隆(国立天文台)、
二間瀬敏史(元京都産業大学・東北大学)、森 正樹(立命館大学)、田村元秀(東京大学)、
野田 学(名古屋市科学館)、富阪幸治(元国立天文台)、井岡邦仁(京都大学)、原 弘久(国立天文台)、
横山央明(京都大学)、大朝由美子(埼玉大学)、吉田二美(産業医科大学)

2019年9月-2020年11月(日本天文学会インターネット天文学辞典編集委員会)
縣 秀彦(国立天文台:委員長)、有本信雄(ソウル大学/元国立天文台)、家 正則(元国立天文台)、
岡村定矩(元法政大学・東京大学)、海部宣男(元国立天文台・放送大学:2019年4月まで)、
片山真人(国立天文台)、佐々木晶(大阪大学)、関井 隆(国立天文台)、高橋慶太郎(熊本大学)、
中村文隆(国立天文台)、半田利弘(鹿児島大学)、福島登志夫(元国立天文台)、
二間瀬敏史(京都産業大学/元東北大学)、森 正樹(立命館大学)、田村元秀(東京大学)、
野田 学(名古屋市科学館)

2017年-2019年8月(日本天文学会インターネット天文学辞典WG)
縣 秀彦 (国立天文台:座長)、半田利弘 (鹿児島大学:世話人)、
岡村定矩 (元法政大学・東京大学:世話人)
有本信雄 (ソウル大学/元国立天文台)、家 正則 (国立天文台)、海部宣男 (元国立天文台・放送大学)
片山真人 (国立天文台)、佐々木晶 (大阪大学)、関井 隆 (国立天文台)
中村 士 (大東文化大学東洋研究所/元帝京平成大学・国立天文台)、中村文隆 (国立天文台)
福島登志夫(国立天文台)、二間瀬敏史(京都産業大学/元東北大学)、森 正樹 (立命館大学)

協力者

2018年5月-2022年6月
一般社団法人日本天文教育普及研究会「天文用語検討・活用WG」が、内容のチェックと教育普及現場での利用実践からのフィードバックを行いました。日本天文学会の関連委員会委員も兼ねている場合はそれも示してあります(*天文教育委員, **天文教材委員)。
石田光宏*(横浜市立戸塚高校)、金光 理(福岡教育大学)、鴈野重之*(九州産業大)
衣笠健三(国立天文台)、阪本成一**(国立天文台)、篠原秀雄(埼玉県立浦和西高校)
鈴木文二(埼玉県)、高梨直紘**(東京大学)、玉澤春史**(京都大学)、松本直記(慶應高校)
矢治健太郎(核融合科学研究所)、縣 秀彦(国立天文台)、小林道生、桑田敦基(東京大学)

2017年9月-2018年5月
以下の方々に、内容のチェックと教育普及現場での利用実践からのフィードバックをお願いしました。
(所属は2017年度のものです)
有本淳一(京都工学院高校)、石井貴子(京都大学)、石田光宏(横浜サイエンスフロンティア高校)
臼田-佐藤功美子(国立天文台)、内山秀樹(静岡大学)、大島 修(岡山理科大学)、大西浩次(長野高専)
大山智輝(独協中・高校)、大山真満(滋賀大学)、金光 理(福岡教育大学)、鴈野重之(九州産業大)
衣笠健三(国立天文台)、木村かおる(科学技術館)、阪本成一(国立天文台)
篠原秀雄(埼玉県立草加東高校)、鈴木文二(埼玉県)、高梨直紘(東京大学)、玉澤春史(京都大学)
富田晃彦(和歌山大学)、船田智史(立命館大学)、洞口俊博(国立科学博物館)
前野将太(美星天文台)、松本直記(慶應高校)、矢治健太郎(国立天文台)、原正(埼玉県立豊岡高校)

(参考)シリーズ現代の天文学 別巻『天文学辞典』(この辞典の元になった書籍版)

編集者
岡村定矩(代表)
家 正則  犬塚修一郎 小山勝二  千葉柾司   富阪幸治

執筆者
青木和光  家 正則   犬塚修一郎 岩室史英   大槻圭史
岡村定矩  片山真人  工藤哲洋  小久保英一郎 児玉忠恭
小山勝二  佐々木晶  嶋作一大  須藤 靖   関井 隆
関口雄一郎 関本裕太郎 千葉柾司  富阪幸治   中井直正
中村 士  中村文隆  花輪知幸  原 弘久   半田利弘
二間瀬敏史 星野真弘  牧野淳一郎 松原隆彦   松本倫明
百瀬宗武  森 正樹  山下卓也  横尾広光   横山順一
吉川 真  吉田道利

協力者
梅村雅之  福島登志夫 柴田 大

この辞典は平成29年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金により日本天文学会が立ち上げたものです。