天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 理論

自由電子

原子核に束縛されていない、すなわち原子内部のエネルギー準位に拘束されていない、空間を自由に運動している電子。金属内で金属結合を担い、電気伝導の役割を果たす伝導電子も自由電子と呼ばれる。

2017年08月26日 人名

シュトルーベ,オットー・ウィルヘルム

オットー・ウイルへルム・シュトルーベ(Otto Wilhelm Struve;1819-1905)は、ドイツ系ロシア人の天文学者。しばしばストルーベまたはシュトルーフェとも記される。フリードリッヒ・フォン・シュトルーベの […]

2017年08月26日 観測天文学

写真等級

写真乾板に写った天体の明るさ(写真の黒み)をもとに決められた等級。初期の写真乾板は主に青色波長域に感度があったので、写真から決めた等級は、肉眼で見た明るさから決めた等級(緑から黄色の波長域にウエイトがある)と系統的にずれ […]

2017年08月26日 人名

シュトルーベ,フリードリッヒ・フォン

フリードリッヒ・フォン・シュトルーベ(Friedrich Georg Wilhelm von Struve;1793-1864)は、ドイツ系ロシア人の天文学者。しばしばストルーベまたはシュトルーフェとも記される。ドイツに […]

2017年08月26日 観測技術

写野

視野を参照。

2017年08月26日 観測技術

シュプリームカム

すばる望遠鏡の主焦点に搭載された広視野カメラ。大気分散補正機能を持つ5群7枚のレンズ系からなる主焦点補正光学系により、視野の縁まで画質が劣化しないカメラを実現した。34分角x27分角の広視野を4096x2048画素の大型 […]

2017年08月26日 観測技術

絞り

カメラのレンズなどの光学系において、通過する光量を調節するために設ける円形(に近い)穴の開いた遮蔽板。民生品では、必要な光量に容易に調整できるように複数の薄い板で構成し穴の直径(面積)を変化させる形式のものが多い。撮像す […]

2017年08月26日 観測技術

視野

観測で一度にとらえることができる天球面上の範囲。画像を対象とする場合には写野ともいわれる。英語の頭文字をとってFoVと表記されることもある。視野は通常、望遠鏡の光学系や検出装置の大きさで決まる。干渉計の場合には、干渉計を […]

2017年08月26日 観測技術

射出瞳

絞りより後にある光学系によって作られる絞りの像。出射瞳という場合もある。物点の位置にかかわらず、光学系を通過した光線は、あたかも射出瞳から像点に向かって収束するような軌跡を描く。射出瞳が無限遠にある光学系を像側でテレセン […]

2017年08月26日 観測天文学

質量関数

単位体積の空間内にある天体の個数を質量の関数として表したもので、質量が m-dm/2 から m+dm/2 の間にある天体の数を $\phi$(m) dm としたときの $\phi$(m) のことをさす。質量スペクトル と […]

2017年08月26日 観測天文学

質量-光度比

天体の質量 M を光度 L で割った量で、 単位光度を放射するのに必要な質量を意味する。 これが大きい天体は放射の効率が低い。 天文学固有の量であり、主に恒星以上の階層の天体に適用される。 生の値が扱われることはほとんど […]

2017年08月26日 銀河・銀河団

質量集積

銀河の質量が時間とともに増加すること。増加の原因としては、周囲の物質を重力で取り込むことや、他の銀河と合体すること(銀河合体)が挙げられる。実際そのような現象は観測されている。銀河は生まれたときから現在のように重かったわ […]

2017年08月26日 観測天文学

質量スペクトル

対象となる物体が質量ごとにどれくらいの量ずつ存在するかを示す概念。恒星や天体を対象とする場合には、天文学では質量関数と呼ぶ。

2017年08月26日 理論

時定数

一般的には物理学や工学において回路の入力の変化に対する出力の応答時間を表す定数。電気回路や力学系の応答の指標などに使われ、時定数が小さいほど短い時間で定常状態に落ち着く。時定数だけが異なる系を比較すると、その時間変化は時 […]

2017年08月26日 原子・分子過程

自発放射

励起状態にあるガス構成粒子(原子、分子)が、より低いエネルギー準位の量子状態へと自然に遷移すると同時にエネルギー準位の差に対応する波長の光子を放出する現象。自然放射とも呼ばれる。

2017年08月26日 観測技術

システム雑音

天体観測を実施する際に、地球大気から観測装置に至るまで、天体からの電磁波信号が通過する経路全体を観測システムと考え、これが、大気圏外の理想的環境下における信号強度に対し実効的に付加する雑音のことを、システム雑音と呼ぶ。そ […]

2017年08月26日 観測天文学

視線速度

天体の空間運動速度の視線方向成分。ドップラー効果によるスペクトル線のずれから測定できる。観測者から遠ざかる向きを正(赤方偏移)、近づく向きを負(青方偏移)と定義する。 天の川銀河(銀河系)内の恒星に対しては地球の公転運動 […]

2017年08月26日 観測技術

視直径

天体の見かけの直径を天球上の角度で表現した値。天体の真の半径をa、天体までの距離をrとすると、視半径sは sin s = a/r であり、視直径はその2倍の 2sとなる。 たとえば、太陽は月の400倍の大きさを持っている […]

2017年08月26日 観測天文学

実視絶対等級

実視等級を定義したバンド(測光システムを参照)における絶対等級。写真等級も参照。

2017年08月26日 観測天文学

実視等級

緑から黄色の波長域で感度が高い肉眼で見た明るさから決めた等級。写真等級を参照。 見かけの等級とは別の概念であることに注意。ただし近年は、測光システムのVバンドでの見かけの等級を表すときにも用いられることがある。


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