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シュバルツシルト, カール

 

よみ方

しゅばるつしると,かーる

英 語

Schwarzschild, Karl

説 明

ドイツの天体物理学者(1873-1916)。若くから天文学に志し、シュトラスブルグ大学、ミュンヘン大学で学び、1896年に学位を取得した。1901年ゲッチンゲン大学天文台長、1909年ポツダム天体物理学天文台長に就任した。幾何光学、太陽大気の構造理論と紫外線強度、恒星系の運動を記述する速度楕円体、一般相対性理論における時空構造(シュバルツシルト解)と宇宙モデル、ブラックホールに関するシュバルツシルト半径など、多くの理論天体物理学分野で優れた業績を残した。第1次世界大戦に従軍して1916年に戦病死。

2018年08月15日更新

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