サハ
よみ方
さは
英 語
Saha, Meghnad
説 明
インドの天体物理学者(1893-1956)。ダッカ(現バングラデッシュ)郊外で生れ、ダッカ国立大学を卒業、1916年からカルカッタ大学で数学・物理学を教えた。電磁気学に関する一連の論文によって1918年にカルカッタ大学から理学博士号を得た。1919年からロンドンのファウラー(A. Fowler)を訪れ、彼の助言を得て恒星大気とスペクトルの関係を研究した。その結果、太陽光球の電離などに関する3篇の論文(1920)によって有名な「サハの電離式」を提案し、恒星のスペクトルと物理状態を定量的に結びつける道を開いた。帰国後は物理学教授として母国の科学振興につくし、カレンダー改革、河川洪水対策にも貢献している。
2018年08月15日更新