天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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CIAO CIAO

すばる望遠鏡の第一期共同利用観測装置のひとつ。Coronagraphic Imager with Adaptive Opticsの略語で、チャオと呼ばれる。すばる望遠鏡用の初代コロナグラフであり、8m級望遠鏡用の専用コロ[…]

超高光度赤外線銀河 ultra luminous infrared galaxy(ULIRG)

エネルギーの大半を赤外線で放射していてその光度が太陽の1兆倍を超える銀河のこと。英語の省略形ULIRGがそのまま使われることもある。それより一桁小さい1千億倍以上の光度をもつ銀河を高光度赤外線銀河(LIRG)と呼ぶ。これ[…]

電気双極子放射 electric dipole radiation

原子番号や質量数の異なる2つ以上の原子からなる分子(異核分子)は、分子の質量中心と電荷分布の重心が異なるため、重心に対して、正と負の電荷を両端に持つ電気双極子モーメントを持つことになる。これは外部から電場をかけなくても分[…]

天体写真測光 astronomical photographic photometry

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、[…]

天の極 celestial pole

地球の自転軸が天球と交わる点のこと。北側の点を天の北極、南側の点を天の南極という。赤道座標系で赤緯が+90°と-90°になる点である。 天の極は長期的には歳差によって黄道の極を中心に約23.4°の大きさで約26,000[…]

ドーム(望遠鏡の) dome

  望遠鏡ドームは、地上望遠鏡およびその観測装置を、太陽光、風、雨、湿気、雷、大気中の塵やゴミなどから保護する役目を持つ。観測時には望遠鏡の駆動を妨げず、観測可能なあらゆる天域に望遠鏡が向くことが可能なよ[…]

等輝度線測光 isophotal photometry

銀河やガス星雲などの広がりを持つ天体の光度を測る方法の一つで、一定の等輝度線に含まれる部分の光量を積分して測定する方法。開口測光も参照。

等時線 isochrone

星団のように多数の恒星が同時に生まれた集団で、誕生後のある特定の時刻に、さまざまな質量の恒星がHR図上に存在する位置をつないだ線。質量の異なる星の進化の違いを反映する。等時曲線ともいう。誕生当初は零歳主系列に並んでいた星[…]

ドゥ・ボークルール, ジェラルド de Vaucouleurs, Gérard

ジェラルド・ドゥ・ボークルール(Gérard de Vaucouleurs; 1918-1995)はフランスの天文学者。パリ生まれ。14才の時に母親から小さな望遠鏡を買ってもらったことから天文学に興味を持ち、ソルボンヌ大[…]

共食い(銀河の) cannibalism

銀河合体のことであるが、特に、小銀河が大銀河に合体して飲み込まれることをいう。力学摩擦によって大きな銀河に落下した小さな銀河が、強い潮汐力によって引き裂かれて壊され、大銀河へと吸収同化され、一体化すること。

二色図 two-color diagram

2組の異なる色指数を縦軸と横軸にして表した図。右図は色指数 U-B と色指数 B-V を用いた標準的な例、どちらの色指数とも数値が大きいほど「赤い」と表現する。スペクトルエネルギー分布のおおまかな形状を判断する際に用いら[…]

日食 solar eclipse

太陽-月-地球がこの順にほぼ一直線に並び、月が太陽の前を横切るときに太陽を隠す(月の影が地表に落ちる)現象。太陽は月より約400倍大きいが、平均距離も約400倍遠いので、地球から見ると両者はほぼ同じ大きさに見える。特定の[…]

2点相関関数 two-point correlation function

多変数確率分布において、任意の2つの変数値に対する相関のこと。天文学では 銀河の偏在(密集)の度合いを定量化するのに使うことが多い。 ここでは例として銀河の空間分布について考える。この場合は2点相関関数というより2体相[…]

ハーバード分類 Harvard classification

星のスペクトル分類の一つ。1918-24年にかけて、ハーバード大学天文台のピッカリング(E. Pickering)と キャノン(A.J. Cannon)は30万近い星を線スペクトルの特徴にもとづいて分類し、ヘンリードレー[…]

白色矮星 white dwarf star

恒星の進化において、中小質量星が外層を失った後の段階にある星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。赤色巨星に進化し、ヘリウム燃焼段階を経た中小質量星は、水素の豊富な外層を質量放出によって失い、電子の縮退[…]

ハッブル定数の緊張 Hubble tension

宇宙初期、具体的には宇宙の晴れ上がり時点(宇宙誕生から約38万年後)、から我々に届く宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のデータを基に構築された宇宙モデルが与えるハッブル定数と、そこから138億年経過した現在の宇宙の観測から[…]

バリオン音響振動 baryon acoustic oscillation (BAO)

初期の宇宙では、光子とバリオン(通常の物質)が相互作用(トムソン散乱)で強く結合しており一つの流体として振る舞う。この光子バリオン流体は圧力を持つため、空間的な密度ゆらぎ(粗密)があると、それは音波振動となって空間を伝わ[…]

反転分布 population inversion

多数の同種粒子(分子や原子や電子)からなる物質で、2つのエネルギー準位間において高いエネルギー準位にある粒子数の方が低い準位にある粒子数よりも多い場合をいう。逆転分布ということもある。この準位間で電磁波の放射吸収を伴う遷[…]

貧血銀河 anemic galaxy

渦巻銀河でありながらガスをほとんど持たず、星生成活動があまり行われていない銀河のこと。渦巻腕のコントラストも弱い。星を作る原料である水素ガスを人間の血液にたとえて命名された。レンズ状銀河(S0銀河)はその極限ともいえる。[…]

不規則銀河 irregular galaxy

回転対称な円盤や渦巻腕を持たず、光の集中した中心核を明確に持たない銀河の総称。ハッブル分類ではIrrの記号で表される。大小マゼラン雲は不規則銀河の一種(I型: Irr I)で、若い種族の星やガスからなっている。M82やN[…]