2点相関関数
よみ方
にてんそうかんかんすう
英 語
two-point correlation function
説 明
多変数確率分布において、任意の2つの変数値に対する相関のこと。天文学では 銀河の偏在(密集)の度合いを定量化するのに使うことが多い。
ここでは例として銀河の空間分布について考える。この場合は2点相関関数というより2体相関関数と呼ぶことが多い。ある距離離れた微小体積
および
に同時に銀河が見つかる確率
を
と書く。ここで は銀河の平均個数密度である。この
を2体相関関数と呼び、平均確率
からの超過分に対応していることがわかる。したがって、
が
によらず0のときは銀河が一様分布していることを表し、
であれば、その距離スケール
で銀河が群れていること、
であれば、その距離スケール
を銀河が避けていることを意味する。
2019年09月11日更新
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