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ローレンツ不変性 Lorentz invariance

ローレンツ変換に対する不変性のこと。ローレンツ変換は、任意の2つの世界点 $(t_1,x_1),(t_2,x_2)$ 間の世界間隔 を不変に保つような時空座標変換である。 特殊相対性理論はローレンツ不変性を保つよ[…]

ローレンツ変換 Lorentz transformation

特殊相対性理論における慣性系間の座標変換。 どの慣性系でも微小座標間隔に対する次の組み合わせを不変に保つような座標変換として求めることができる。 この組み合わせを4次元線素という。たとえば、相対速度 $v$ で […]

ローレンツ力 Lorentz force

電荷 $q$ をもつ粒子が速度 $v$ で磁束密度 $B$ の磁場中を運動すると、$qv\times{B}$ の力を受ける。これをローレンツ力という。電流密度が $j$ のとき、単位体積当たりに受ける力は $j\time[…]

六分儀 sextant

二つの物体間の角度、特に船上で水平線からの天体の高度を測定するためによく用いられる計器。望遠鏡と反射鏡を組み合わせて使うことで、天体と水平線を同一視野内で見られるようにし、視野内での両者の上下方向の位置が一致して見えると[…]

六曜 対応する英語なし

暦(れき)の日にちにつけられている「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」の六つの符帳のこと。中国の民間信仰に由来するとされているがルーツは定かでない。14世紀に日本に伝わったとされるが、現在の六曜になるまでには多くの変遷[…]

ロケデロスムチャーチョス天文台 Roque de los Muchachos Observatory

スペインのカナリー諸島のラパルマ島、標高約2400 mのカルデラ火山の山頂にある天文台。カナリー天体物理学研究所が所有し運用する。正式名称はスペイン語だが、ラパルマ天文台と通称されることもある。スペイン、イギリスなど欧州[…]

ロシター-マクローリン効果 Rossiter- McLaughlin effect

太陽系外惑星のトランジット(トランジット法参照)中に、中心の恒星のスペクトル線の波長が時間と共に偏移する効果。ロシター効果と呼ばれることもある。 自転している恒星を見ると、恒星面の半分は近づき、半分は遠ざかるので、ドッ[…]

ロションプリズム Rochon prism

偏光プリズムの一種。ウォラストンプリズムを参照。

ロス卿 3rd Earl of Rosse: William Parsons

ロス卿(3rd Earl of Rosse; 1800-1867)はイギリスの天文学者。本名はウィリアム・パーソンズ(William Parsons)。大金属反射望遠鏡を作って、銀河の渦巻構造を発見した。英ダブリンのトリ[…]

ロスビー波 Rossby wave

中緯度の偏西風帯で励起され、大気中を西に進んで、1日程度で地球を一周する波。波長は数千kmにもなる。1日以上の時間スケールの気象の変化に重要な影響を与える。この波を維持する復元力は、コリオリ力が高緯度ほど大きいことによる[…]

ロスランド平均不透明度 Rosseland mean opacity

光の振動数に依存する吸収係数を、振動数に対して平均をとったもの。熱の輸送率に対する平均をとるために、プランク関数の温度微分を重みとして掛け、振動数に対して調和平均をとる。これにより、星内部の放射によるエネルギー輸送は温度[…]

ロッシュ限界 Roche limit

潮汐半径と同じ。衛星に働く惑星重力の強さが、惑星に近い側(または遠い側)の衛星表面と衛星中心とで異なり(潮汐を参照)、このことが原因で衛星に働く力を潮汐力と呼ぶ。衛星が惑星の十分近傍を公転している場合、潮汐力が衛星の自己[…]

ロッシュ等ポテンシャル面 Roche equipotential surface

ロッシュモデルを参照。

ロッシュ半径 Roche radius

ヒル半径およびロッシュ限界、潮汐半径を参照。

ロッシュモデル Roche model

連星のうちで近接連星系を構成している星の形状を表すモデル。このモデルでは、星の全質量が中心に集中しているとして重力場を考え、これに公転運動と相手の星の重力の影響を加えることによって、主星と伴星の質量比だけをパラメータとす[…]

ロッシュローブ Roche lobe

近接連星系のポテンシャルを記述するロッシュモデルにおいて、ラグランジュの平衡点L1とL2を通るものをそれぞれ内部臨界ロッシュローブ、外部臨界ロッシュローブと呼ぶ。単にロッシュローブという場合は前者を意味する。それぞれの星[…]

ロバートソン-ウォーカー計量 Robertson-Walker metric

宇宙空間の各点は本質的に同等であり、宇宙には端も中心も特定の向きも存在しない、という宇宙原理を満たす一様等方宇宙の計量のこと。その計量での時空間隔 $ds$ は $$ ds^2=-c^2dt^2+a^2(t)\Big[…]

ワープ warp

たわみ(銀河円盤の)を参照。

ワームホール wormhole

違う宇宙、あるいは一つの宇宙の別の事象を結ぶ時空の抜け道のこと。代表的な例としては極大シュバルツシルト解におけるアインシュタイン-ローゼンの橋がある。これは漸近的に平坦なアインシュタイン方程式の厳密解を極大に拡大した時空[…]

歪曲(収差) distortion

ザイデル収差係数のうち歪曲係数Eがゼロでない場合に現れる収差。像の位置がガウス像点から変移することによる。物平面の碁盤の目のような格子配列が像平面に射影されるとき、E>0のときは樽型に、E<0ときは糸巻き型に変形する。