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いて座A Sagittarius A(Sgr A)

天の川銀河(銀河系)の中心に対応する電波天体。地球から見ていて座の方向に見える。初期の電波観測ではいて座で最も強い電波源であったため、この名で呼ばれるようになった。分解能が高い観測が行われるようになると、電波放射の特徴お[…]

イベントホライズンテレスコープ Event Horizon Telescope

多数のミリ波・サブミリ波望遠鏡による地球規模の超長基線電波干渉計(VLBI)を構成して、ブラックホールのごく近傍、事象の地平線(イベントホライズン)近くまでの画像を高い空間分解能で撮像し、ブラックホールの物理の解明を目指[…]

移流優勢流 advection-dominated accretion flow

降着円盤内の降着流のモデルの一つで、移流が優勢なもの。英語のAdvection-Dominated Accretion Flowを略してADAFともいう。(乱流や熱拡散などを伴わない流れを移流という。) 高温で低密度の[…]

エイベル,ジョージ Abell, George

エイベル(George Ogden Abell;1927-1983)は主に銀河群、銀河団の研究をしたアメリカの天文学者。ロサンゼルスのグリフィス天文台のツアーガイドとして天文学のキャリアをスタートさせた後、ウィルソン山お[…]

MK分類 MK classification

現在最も広く用いられている星のスペクトル分類法。1900年代初頭に提唱されたハーバード分類(星の表面温度の高い順にO, B, A, F, G, K, Mの型に分類しさらにその中を0-9に細分)と、1940年代にヤーキス天[…]

M87 (NGC4486) M87

おとめ座銀河団の中心部にある巨大楕円銀河。1781年に出版されたメシエカタログの87番目の天体なので M87と呼ばれる(NGCカタログの番号は4486)。電波源としては「おとめ座A」とも呼ばれ、歴史的には最も初期に可視光[…]

L-S結合 L-S coupling

原子のエネルギー準位の近似的な計算方法。また、この近似法に従って分類されたエネルギー準位間の遷移の選択則のことを指す場合もある。ラッセル-ソーンダース結合ともいう。 電子の軌道角運動量とスピンの相互作用を含む相対論[…]

カッシーニ探査機 Cassini

アメリカ航空宇宙局(NASA)とヨーロッパ宇宙機関(ESA)が共同で開発して、1997年に打ち上げた土星探査機。当初は、小惑星彗星探査機(Comet Rendezvous Asteroid Flyby(CRAF))と同じ[…]

幾何光学 geometric optics

光の伝搬を光線の追跡で記述する光学手法。光学系が光の波長に比べて十分に大きい場合や、光の干渉や回折という波の性質が重要でない範囲で有用な理論。波動光学も参照。

ケプラー運動 Keplerian motion

ケプラー(K. Johannes)によって調べられた惑星の運動のことをケプラー運動と呼ぶが、厳密には古典力学のもとで2つの質点が万有引力の相互作用で運動するときの運動のこと。万有引力の法則、ケプラーの法則、ケプラー方程式[…]

光学くさび optical wedge

ガラスなどの光を透過する薄板の表面に、一方の端からもう一方の端に向かって一定の割合で光の透過率が変わるような処理をした光学素子。これを写真乾板や写真フィルムの前に置いて一様な光で露光し現像すると、露光量の変化に伴って写真[…]

光度階級 luminosity class

星の光度の違いを区別するための分類。1940年代にヤーキス天文台のモルガン(William Morgan)とキーナン(Phillip Keenan)によって導入された。 ローマ数字を用いて明るい方から、Ia, Iab,[…]

国際単位系 International System of Units

メートル条約の全加盟国が採用しやすい一つの実用計量単位系の確立を目指す国際度量衡委員会(CIPM)の努力と加盟国の協力により制定・維持されている単位系。フランス語の名称“Le Système International […]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

四重極子モーメント(CMBの) quadrupole moment

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の温度ゆらぎの解析においては、天球面上のゆらぎを球面調和関数 Yml(θ, φ) で展開する多重極展開が有用である。展開係数の振幅の2乗はパワースペクトルと呼ばれ、これを調べることが基本的[…]

質量降着 mass accretion

天体へ周辺のガスが降着する現象をいう。 原始星は周辺の星間分子雲ガスが質量降着することで進化し成長する。また高密度星の連星系では相手の恒星(伴星)の表面のガスが高密度星に質量降着することでその質量を増加させたり、位置エ[…]

自発的対称性の破れ spontaneous symmetry breaking

理論自体はある対称性を持っているが、実際に実現する状態はその対称性が保たれていない状態になることを自発的対称性の破れという。これを直観的に理解するには図のようなワイン瓶の底にぱちんこ玉を置くことを考えると良い。瓶は円い筒[…]

シュミット則 Schmidt's law

星間物質の平均密度とそこでの星形成率(星生成率ともいう)とのあいだにべき乗則が成り立つとする法則。観測による裏付けをケニカットが示してからはケニカット・シュミット則ともいうようになった。もともとは、星間物質が自発的に収縮[…]

シルク減衰 Silk damping

拡散減衰ともいう。宇宙初期において、バリオンと光子の相互作用によって生じるゆらぎの減衰機構。密度が高い初期の宇宙では、バリオンと光子が強く結合して一体となって振る舞っているが、徐々に密度が低下して温度が下がると、原子が中[…]

SIMBAD the Set of Identifications, Measurements, and Bibliography for Astronomical Data (SIMBAD)

フランスのストラスブール天文台の天文学データセンター(CDS)で運用されている天体カタログおよび天体情報のデータベース。主に恒星を中心に整備されてきたデータベースだが、現在はほぼあらゆる種類の天体をカバーしている。天の川[…]