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M87 (NGC4486)

 

よみ方

えむはちじゅうなな

英 語

M87

説 明

おとめ座銀河団の中心的な巨大楕円銀河。1781年、メシエによって発見された。おとめ座Aとも呼ばれ、歴史的には最も初期に光学同定された系外電波源の一つである。中心部ではM87の中心核に対応するコンパクトなコアとそこから伸びるジェットが、さらにその外側に広がるローブが見える。ジェットは光でも観測されており、電波と光の両方の観測からジェットが高速で運動していることが確認されており、このことからも銀河中心核の激しい活動性がうかがえる(活動銀河核)。
2019年4月にイベントホライズンテレスコープ(EHT)が、活動銀河核にある超大質量ブラックホール(太陽質量の65億倍)のシャドウを観測している。

 


M87のブラックホール周辺の科学的シミュレーションCGとイベントホライズンテレスコープによる観測結果の比較

https://youtu.be/zHjWSiSZRmo

2020年12月16日更新

関連画像

M87の中心部の電波画像
https://www.nrao.edu/pr/1999/m87big/layout.jpg
イベントホライズンテレスコープで撮影された、巨大銀河M87中心の巨大ブラックホールシャドウ。リング状の明るい部分の大きさはおよそ42マイクロ秒角であり、月面に置いた野球のボールを地球から見た時の大きさに相当する。(Credit: EHT Collaboration)
https://www.nao.ac.jp/news/sp/20190410-eht/images.html より