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いて座A*

高

よみ方

いてざえーすたー

英 語

Sagittarius A star (Sgr A*)

説 明

天の川銀河銀河系)の中心に位置するブラックホールに対応する天体。電波近赤外線X線で観測され、点状で強度変動を示す。いて座A*周囲の恒星の運動を10年程度継続的に観測した結果、多くの恒星がいて座A*の周囲を公転していることがわかり、その運動から、いて座A*の質量は太陽の約400万倍であることがわかった。とはいえ、天の川銀河全体の質量は太陽の1000億倍以上あるので、中心から離れた所にある天の川銀河内のほとんどの天体もいて座A*だけの重力に引かれてその周囲を公転しているという、太陽系のようなイメージは力学的には正しくない。なお、ブラックホールである、いて座A*が光って見えるのは、ブラックホール周囲にある降着円盤からの放射であると考えられている。いて座Aも参照。


天の川銀河(銀河系)中心にあるブラックホール「いて座A*(Sgr A*)」へのズームインと、Sgr A*の周りの星の10年間にわたる軌道運動のデータ。ドイツの Max-Planck Institute for Extraterrestrial Physics (MPE)の研究者を中心とするチームが、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡補償光学装置を付けて星間吸収の少ない近赤外線で観測した。

https://www.youtube.com/embed/DRCD-zx5QFA

 

銀河系中心核にあるブラックホール(いて座A*)の周りを運動する星の軌道。1995年から2016年にかけて撮影された画像から作られたアニメーション。S0-2の星の公転周期は16.17年で、観測期間はそれより長く、1公転以上が記録されている。ケプラー運動として解析するとブラックホールの質量は太陽質量の400万倍となる。なお、銀河系中心までの距離を8.6 キロパーセク(= 2万8千光年)とすると、0.1秒角は0.004パーセク(= 約5光日)に相当する。
(クレジット:このアニメーションは、W. M. Keck 望遠鏡で得られたデータから、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)のアンドレア・ゲッツ教授と彼女の研究チームによって製作されたものの一つである。)
These images/animations were created by Prof. Andrea Ghez and her research team at UCLA and are from data sets obtained with the W. M. Keck Telescopes.
出典 http://www.astro.ucla.edu/~ghezgroup/gc/animations.html

 


Sgr A*の増光を観測した赤外線画像。画像の1辺は1秒角で、2時間の観測から作成したアニメーション。代表色表示で、青がHバンド(波長1.8ミクロン)、緑がK'バンド(2.1ミクロン)、赤がL'バンド(3.8ミクロン)に割り当てられている。増光時の色がはじめて記録された画像である。
(クレジット:このアニメーションは、W. M. Keck 望遠鏡で得られたデータから、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)のアンドレア・ゲッツ教授と彼女の研究チームによって製作されたものの一つである。)
These images/animations were created by Prof. Andrea Ghez and her research team at UCLA and are from data sets obtained with the W. M. Keck Telescopes.

https://youtu.be/L8-rBciP4CM

2020年03月09日更新

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