天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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海(月面の) mare

地球から見える表側の月の表面のうち、暗い(アルベドの低い)地域の呼び名。明るい(アルベドの高い)地域は高地(月の)と呼ばれる。斜長石を多く含む岩石からなる高地にたいして、海は月の内部から噴出して巨大衝突盆地を埋めた玄武岩[…]

うるう秒 leap second

閏秒とも書く。日常生活で用いられている協定世界時(UTC)と世界の時刻基準として用いられている国際原子時(TAI)とのずれが0.9秒を越えないように、UTCに挿入あるいはUTCから削除される秒のこと。うるう秒を挿入(ある[…]

A型星 A-type star

ハーバード分類で表面温度の系列に属し、B型星よりも低温の星。表面温度は~9,600(K)。質量は太陽の2倍程度。水素のバルマー線が最も強い。主な吸収線は電離金属線(MgII、SiII)。例、シリウス A1。 スペク[…]

AB等級 AB magnitude

ベガ等級は基準となる明るさが波長により変化するのに対し、すべての波長において $3630\,{\rm Jy}$($ 1\,{\rm Jy} =10^{-23}\,{\rm erg}\,{\rm s}^{-1}{\rm […]

エアマス airmass

天頂方向を1とした大気の厚さ。空気量あるいは空気関数ともいう。天頂からの角度(天頂角、天頂距離ともいう)を z として、大気が平行平面板状とみなせる z<60°の範囲ではエアマス F(z) は sec z(sec は c[…]

衛星 satellite, moon

惑星、準惑星、太陽系小天体を周回する人工物ではない天体を衛星と呼ぶ。リングを構成するような氷や岩石、ダストは、衛星とは呼ばない。地球型惑星では地球の月、火星のフォボス、ダイモスのように衛星は少数であるが、木星型惑星はそれ[…]

HR図 Hertzsprung-Russell (HR) diagram

恒星のスペクトル型と光度(絶対等級)の分布図。縦軸を絶対等級(上が明るい)、横軸をスペクトル型(右が低温)にとる。この図を考案したヘルツシュプルング(E.Hertzsprung)とラッセル(H. N. Russell)の[…]

H𝛂線 H𝛂 line

水素原子が放射するバルマー線(バルマー系列を参照)のうち、主量子数n=3とn=2のエネルギー準位のあいだを電子が遷移するときのスペクトル線である(n=3からn=2への遷移では輝線、n=2からn=3の遷移では吸収線)。可視[…]

HD星表 HD(Henry Draper)Catalog

ヘンリードレーパー星表を参照。

H-IIAロケット H-IIA rocket

現在の日本の人工衛星の打ち上げに用いられる主力大型ロケットで、日本初の純国産H-IIロケットの改良型。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した。1段目と2段目ともに液体燃料ロケットエンジン(LE-7A、 LE-5B)を[…]

エイベル,ジョージ Abell, George

エイベル(George Ogden Abell;1927-1983)は主に銀河群、銀河団の研究をしたアメリカの天文学者。ロサンゼルスのグリフィス天文台のツアーガイドとして天文学のキャリアをスタートさせた後、ウィルソン山お[…]

エコンドライト achondrite

天体での溶融を経験した隕石で、溶融のため金属鉄成分が沈降して抜けて、ケイ酸塩成分が固化したものである。コンドライトのように球粒の鉱物コンドリュールは見られず、鉱物組成や構造は地球の火成岩と似ていて、天体内部の火成活動を反[…]

エシェルスペクトル echelle spectrum

エシェル分光器によって得られるスペクトル、もしくはそのような配置をしたスペクトルのこと。エシェル分光器では、エシェル回折格子によって分散された高次回折光のスペクトルを、そのスペクトルの分散方向と垂直方向に、垂直分散素子([…]

SS433 SS433

わし座の特異天体(マイクロクェーサー)。見かけの明るさは約14等級で、6〜8等程度の星間吸収を受けている。コンパクト星(恒星質量ブラックホールか中性子星、主星)とおそらくは早期型星(伴星)からなる近接連星系である。伴星か[…]

S0(エスゼロ)銀河 S0 galaxy

ハッブル分類で楕円銀河と渦巻銀河の中間的構造をもつ銀河。レンズ状銀河を参照。

エタロン etalon

干渉計として動作する、一定距離だけ離れた半透明な平面境界面に挟まれた層。その層の境界にある反射面での多重反射干渉によって、高分散(高分解能)のスペクトルを得ることができる。もともとは石英の薄板などが層材料として使われてき[…]

X線源 X-ray source

強いX線を放射する天体の総称。おもにX線連星系や激変星であるが、超新星残骸、原始星ジェット、X線パルサー、活動銀河核、銀河団など、さまざまな天体がX線を放射している。太陽もX線源である。

X線望遠鏡 X-ray telescope

X線は物質透過力が高いため、面にほぼ垂直に入射する構造の反射鏡は作れず、小角度で入射したときの全反射現象を利用して集光する。X線に対する金属の屈折率は真空の屈折率より少しだけ小さいため、全反射が起こるが、その臨界角(金属[…]

X線連星系 X-ray binary

通常の恒星と中性子星やブラックホールなどの高密度星との近接連星系で、相手の星から高密度星への質量降着で強いX線が放射されるもの。近接連星系の一方が巨星となりロッシュローブを超えて膨張すると、伴星への質量移動が起こる。 […]

エッジワース-カイパーベルト天体 Edgeworth-Kuiper-belt object

冥王星が発見された後、海王星以遠の太陽系外縁部に多数の小天体が円盤状に分布しているという考えを1943年にアイルランドのエッジワース(K.E. Edgeworth)が、また1957年にオランダ出身でアメリカのカイパー(G[…]