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SS433

 

よみ方

えすえすよんさんさん

英 語

SS433

説 明

わし座の特異天体(マイクロクェーサー)。見かけの明るさは約14等級で、6〜8等程度の星間吸収を受けている。コンパクト星(恒星質量ブラックホール中性子星、主星)とおそらくは早期型星(伴星)からなる近接連星系である。伴星からコンパクト星に向かって流れ込んだガスは、コンパクト星に対して角運動量を持っているため、コンパクト星の周辺に回転するガス円盤(降着円盤)を形成している。連星の公転周期は約13.1日、伴星と降着円盤が食現象を起こしており、「わし座V1343星」という変光星名も付けられている。
1976年に発見が報告されて以来、SS433がユニークな天体として注目を浴びているのは、コンパクト星と降着円盤周辺から、おそらく降着円盤の回転軸に沿って、0.26光速もの速度でプラズマガスの噴流(いわゆる宇宙ジェット)が吹き出ているためである。真っ直ぐに伸びず、揺らいでいるジェットの形状は、約162日の周期で歳差運動をしているためと考えられている。
SS433という名称は、スティーブンソン(Stephenson) とサンドゥリーク(Sanduleak)が作成した輝線星カタログの433番に掲載されていることによる。超新星残骸W50(マナティー星雲)の中にあり、SS433の主星が2万年ほど前に超新星爆発を起こし、現在のコンパクト星になっている。距離約5.5キロパーセク(1万8,000光年)。

参考:http://blackholes.stardate.org/resources/article-mystery-of-ss443.html

2020年12月10日更新

関連画像

SS433の想像図。伴星(左)から主星(右)へとガスが流れ込み、降着円盤が出来ている。円盤と垂直方向(上下方向)にジェットが吹き出している。
https://apod.nasa.gov/apod/ap970413.html(Credit: NASA)
SS433の電波画像。ジェットが歳差運動しながら吹き出している様子(左右方向)が分かる。https://public.nrao.edu/radio-astronomy/black-holes/