天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

エタロン

 

よみ方

えたろん

英 語

etalon

説 明

干渉計として動作する、一定距離だけ離れた半透明な平面境界面に挟まれた層。その層の境界にある反射面での多重反射干渉によって、高分散(高分解能)のスペクトルを得ることができる。もともとは石英の薄板などが層材料として使われてきたが、平行に設置したガラス板で挟んだ空気層をエタロンとし(ファブリー-ペローエタロン)、そのガラス板の間隔を変えて透過する波長を制御できるようにしたものや、電圧の印加により屈折率が変わるニオブ酸リチウムのような材料でエタロンを構成して透過波長を制御するものなどが天体観測に使用されている。

2018年08月30日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    重力波望遠鏡「かぐら」で使われる干渉計の構造図。(クレジット:国立天文台)
    http://atc.mtk.nao.ac.jp/KAGRA/interferometer.html