天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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放射平衡 radiative equilibrium

1. 空間に置かれた物体から放射によって流出するエネルギーと、周りからその物体に放射によって流入するエネルギーが等しく、物体の温度が一定に保たれる状態。その一定温度を放射平衡温度という。 2. 放射性崩壊において、親元[…]

放射平衡温度 radiative equilibrium temperature

放射平衡状態にある物体の温度。地球の放射平衡温度は以下のようにして推定できる。太陽からの放射エネルギーは地球の全表面の太陽を向いた半分に入射する。地球のアルベドを仮定すれば入射するエネルギーの総量がわかる。一方、地球を黒[…]

放射優勢期 radiation dominant epoch

宇宙の支配的なエネルギー成分が放射成分となっている時期のこと。物質優勢期(宇宙の)を参照。

放射輸送 radiative transfer

電磁波(光子)によるエネルギー輸送のこと。天文学では、主にプラズマや中性ガスなどで構成される媒質中での電磁波の伝搬に関して、そのエネルギー輸送率に着目して記述することが多い。電磁波(光子)によるエネルギー輸送過程を記述す[…]

放射流束 radiative flux

単位面積を単位時間あたりに通過して放射されるエネルギーの量のこと。放射エネルギー流束ともいう。 放射を放つ面の法線方向からの角度をθ、法線の周りの角度を Φ とする極座標を考える。(θ,Φ) 方向の放射強度を Iν ([…]

放射流体力学 radiation hydrodynamics

放射によるエネルギー輸送や運動量輸送を取り扱う流体力学。一般に、放射過程は流体に対してエネルギーや運動量の輸送を担うため、放射輸送過程と流体力学過程は密接に関係する。放射圧や放射流束が流体の力学運動に直接影響を及ぼす場合[…]

放射励起 radiative excitation

電磁波との相互作用により原子や分子が励起すること。励起を参照。

放射冷却 radiative cooling

物体がその温度に応じた電磁波を放射し、熱エネルギーを減少させて冷却される現象のこと。気象では、夜間、地表面の熱が放射によって大気中に奪われ、気温が下がる現象のことを指すが、天文では、星間媒質などが電磁波の放射によって熱エ[…]

ポグソン Pogson, Norman Robert

ノーマン・ポグソン(Norman Pogson; 1829-91)はイギリスの天文学者。星の等級を定めるポグソンの式 を提案した。 2つの星の等級(マグニチュード)の差は2星の光度比の常用対数を2.5倍したも[…]

北斗七星 Big Dipper

おおぐま座の腰から尻尾を形作る七つの星がつくる柄杓(ひしゃく)の形をしたパターン。春から夏の北天でよく目立つので広く親しまれている。この時期に北極星を探すよい目印となる。秋から冬にかけてはW型をしたカシオペヤ座が北極星を[…]

星形成史 star formation history

星がいつ頃、どのくらいの金属量のガスからどのくらいの量で生成されたかという星形成の歴史のこと。星生成史ともいう。1つの星団や1つの銀河に対して考える場合が多いが、宇宙全体を対象とする場合もある。銀河や星団の星形成史の研究[…]

星生成率密度(宇宙の) cosmic star formation rate density

宇宙全体を平均して、単位共動体積あたり、どれだけの星が単位時間内に生まれているかを表す値。1立方メガパーセクあたりの星形成率で表し、$[M_{\odot}\,{\rm Mpc}^{-3}\,{\rm y}^{-1}]$ […]

補償光学 adaptive optics

大気のゆらぎによる光波面の乱れをリアルタイムで測定して、波面補正素子で矯正することにより、望遠鏡の回折限界の空間解像力を実現するシステム。1953年にバブコック(H.W. Babcock)がその概念を提案した。補償光学系[…]

ホットジュピター hot Jupiter

太陽系外惑星のうち、質量は木星と同程度あり木星型惑星(巨大ガス惑星)と考えられるが、軌道長半径が約0.1 au以下(公転周期が約10日以下)という中心星に非常に近い軌道を持つもの。中心星からの加熱によって高温の表面を持つ[…]

ボリソフ彗星 2I/Borisov

オウムアムアに次いで2番目に発見された恒星間天体。2019年8月30日に、アマチュア天文学者のボリソフ(Gennady Borisov)がクリミア半島の施設で、自作の65 cm望遠鏡による観測で彗星らしく見える天体を発見[…]

ボルツマン分布 Boltzmann distribution

熱平衡にある古典的な粒子の確率統計。エネルギーが Ei の状態にある分子の数が exp (-Ei/kBT) に比例することを表している。ここで kB とT はボルツマン定数と系の温度を表す。量子性を考慮するとフェルミ統計[…]

ボンディ Bondi, Hermann

オーストリア出身のイギリスの理論天文学者(1919-2005)。定常宇宙論を提唱し、ビッグバン宇宙論に対抗した。ボンディ、ホイル(F. Hoyle)、ゴールド(T. Gold)の1948年の定常宇宙論は、連続的な物質生成[…]

マージャー(銀河の) merger

銀河同士が合体した痕跡を残している銀河のこと。合体銀河とも言う。マージャーはまた、銀河同士が合体することを指すこともある。相互作用の際の強い潮汐力によって星やガスがはぎ取られてできる尾(テイル)状の構造などがしばしば見ら[…]

マイクロクェーサー microquasar

天の川銀河(銀河系)内にある相対論的ジェット天体をいう。活動銀河核との類似性からクェーサーのミニチュア版という意味でマイクロクェーサーと呼ばれる。電波観測によって、さそり座X-1やみずがめ座R星などでジェットが発見されて[…]

マイケルソン-モーリーの実験 Michelson-Morley experiment

光が伝搬するための媒質と考えられていたエーテルの存在を示すためにマイケルソン(A. Michelson)とモーリー(E. Morley)によって1887年に行われた実験。エーテルが光を伝える媒質で、地球がエーテルに対して[…]