天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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クラスレートハイドレート clathrate hydrate

水素結合による複数の水分子が作るかご型構造(クラスレート構造)の中に、気体分子が取り込まれた水和物のこと。。クラスレート水和物とも呼ぶ。水分子が作るかご型には12, 14, 16面体のものがあり、かごの中に気体分子を取り[…]

グリズム grism

grating prismからの造語。プリズムの表面に回折格子を施したもの。目的波長の光が回折格子により曲げられる分をプリズムにより戻して直進させる光学素子。波長分散は回折格子とプリズムの分散の和となる。天体観測装置内の[…]

クレーター crater

隕石や小天体の衝突で形成される、円形の窪地とそれを取り囲むリムと呼ばれる円環状の高まりから構成される地形。隕石孔とも言う。断面がおわん型のもの、平底型のもの、中央に高まり(中央丘)があるもの、多重のリムから構成されている[…]

クレーター年代学 crater age

天体表面に存在するクレーターの数密度から、その地域の年代を決める手法である。クレーター年代学は地質構造の新旧を決める強力な手段である。しかしいくつか欠点がある。まず、絶対年代と直接に対応がつけられているのがアポロ計画の回[…]

グレーティング grating

回折格子を参照。

グレーティング分光器 grating spectrograph

分光器を参照。

ケレス Ceres

セレスと表記されることもある。1801年にイタリアのピアッツィ(G. Piazzi)によって発見された最初の小惑星。ただし、2006年の国際天文学連合(IAU)総会の決議によって現在では準惑星にも分類されている。小惑星帯[…]

減速定数 deceleration parameter

宇宙の膨張速度が時間変化する割合を示す無次元量であり、減速しているときに正、加速しているときに負になるように減速度で表す。宇宙のスケール因子をaその時間に関する1階微分を$\dot{a}$、2階微分を$\ddot{a}$[…]

元素組成比 abundance ratio

元素存在度を参照。

広域精測望遠鏡 VLBI Exploration of Radio Astrometry

VERAのこと。

光学くさび optical wedge

ガラスなどの光を透過する薄板の表面に、一方の端からもう一方の端に向かって一定の割合で光の透過率が変わるような処理をした光学素子。これを写真乾板や写真フィルムの前に置いて一様な光で露光し現像すると、露光量の変化に伴って写真[…]

口径比 focal ratio

光学素子単体もしくは複数の光学素子からなる光学系で、焦点距離(f)の有効口径(D)に対する比(F=f/D)。F比あるいは焦点比ともいう。焦点位置からみた光束の角度広がりに対応する。数値が小さいほど光束の角度広がりが大きく[…]

光行差 aberration

運動している観測者から天体を見ると、光の速度が有限であるために、天体の方向が真の方向から観測者の運動方向にずれて見える。この現象を光行差といい、18世紀のイギリスの天文学者ブラッドレー(J. Bradley)により発見さ[…]

光行差楕円 aberrational ellipse

天体の位置を地球から観測すると、その方向が1年周期で変化して見える。これは地球の公転運動による光行差のためであり、年周光行差と呼ばれる。年周光行差によって天体が見える方向がずれていく様子を1年間描いてみると、一般的には楕[…]

光行差定数 constant of aberration

地球が太陽の周りを公転している速度のために、天体の見える方向は1年周期で変化する。これが年周光行差と呼ばれているが、年周光行差によって見える方向が真の方向からずれる量の最大値を光行差定数と呼ぶ。光速をc、地球の平均の公転[…]

校正 calibration

観測で取得されたデータを、画素位置やカウントから一般的な波長やエネルギー流束密度などの単位に変換する作業。例として、分光観測のデータの横軸が波長となるように変換することを波長校正といい、その際に波長の基準光源として用いら[…]

国際天文学連合 International Astronomical Union(IAU)

国際協力を通じてあらゆる側面から天文学の発展を図ることを目的として、1919年に設立された非政府の世界組織。国際科学会議(ISC、2017年以前はICSU)に属する40の国際学術団体の一つである。天文学者を代表する国の機[…]

コマ収差 coma aberration

光軸に対して斜めに入射する光線が像面で一点に集まらないために起こる収差。 像面では彗星のコマ(頭)から拡がる尾のような形を示す。収差の大きさは入射角に比例する。

コロー衛星 Convection, Rotation and planetary Transits (CoRoT)

恒星の振動から内部構造を探る星震学の研究と、太陽系外惑星の探査という2つの目的のために、フランスを中心とする国際協力で開発された天文衛星。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)により、2006年12月27日打ち上げられた。口径30[…]

ザイデル収差 Seidel aberrations

レンズや鏡の形状により生じる光学収差には数学的な考察から、球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲という5つの基本的なパターンがあることが1857年のザイデル(L. von Seidel)の研究で示された。波面収差W[…]