天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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局所超銀河団 Local Supercluster

天の川銀河(銀河系)の属する超銀河団。1950年代にドゥ・ボークルールによってその存在が指摘されたが、実際に存在するかどうかについては議論が続いた。明るい銀河の赤方偏移サーベイが進んでその存在が実証された。 半径20メ[…]

巨大衝突説 giant impact hypothesis

月の起源の最有力である説。ジャイアントインパクト説ともいう。地球集積の最終段階で、地球に火星サイズの天体が高速で衝突することにより、融けてはぎとられた物質が地球の周囲に高温の円盤を作る。その円盤から冷却した物質が、ロッシ[…]

キロノバ Kilonova

新星の約1,000倍の明るさに達する爆発現象。中性子星の連星または中性子星とブラックホールの連星が合体することによって発生すると考えられていたが、2017年8月17日に40メガパーセク(40 Mpc=1.3億光年)という[…]

銀河合体 galaxy merging

2つ以上の銀河が重力によって合体して1つの銀河になること。銀河合体はどの時代の宇宙においても観測されるありふれた現象であるとともに、銀河進化において本質的役割を担う過程でもある。なぜなら、標準的な構造形成モデルである階層[…]

金環日食 annular eclipse

金環食ともいう。日食を参照。 国立天文台三鷹 金環日食映像(2012年5月21日) https://youtu.be/RrIbnr2DRBo

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

国際単位系 International System of Units

メートル条約の全加盟国が採用しやすい一つの実用計量単位系の確立を目指す国際度量衡委員会(CIPM)の努力と加盟国の協力により制定・維持されている単位系。フランス語の名称“Le Système International […]

国立天文台 National Astronomical Observatory of Japan(NAOJ)

日本の天文学研究(主に地上からの観測と理論)の中心研究機関の一つ。 正式名称は、大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台。前身の東京天文台は東京大学の附置研究所であった。1988年に東京大学を離れて文部省直轄の大[…]

彩層 chromosphere

太陽の場合、皆既日食開始直後とその終了時直前に十数秒間現れる薄紅色に輝く層のこと。外層大気が一様な層状をしていると考えたとき、光球から温度最低層と呼ばれる約500 km上空までは温度が下降し約4200度まで低下するが、そ[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

事象の地平線 event horizon

時間方向に無限の未来まで行っても見えない時空の閉じた領域がある場合、その境界面を事象の地平線または事象の地平面という。イベントホライズンという英語名がそのまま用いられることも多い。 事象の地平線は未来方向に終点をもたな[…]

自転 rotation

天体がその重心を含む内部の軸の周りを回転すること。この軸を自転軸、1回転するのにかかる時間を自転周期と呼ぶ。惑星や衛星、小惑星、彗星など、太陽系天体のほとんどは自転をしている。これに対し、天体が系の重心の周りを回る現象の[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

重力波検出器 gravitational wave detector

一般相対性理論において予言される重力波を検出する検出器。重力波望遠鏡ということもある。特定の振動数の重力波を検出する共振型検出器と、レーザー光を直交する2方向に分けて往復させ、干渉を測るレーザー干渉計型がある。重力波の効[…]

重力マイクロレンズ gravitational micro-lensing

偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後[…]

重力マイクロレンズ法 gravitational microlensing method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。単にマイクロレンズ法と言うことも多い。一般相対性理論では、天体の重力によりその周囲の時空が歪む。背景の天体からの光がその歪んだ時空を通過することにより、光の進む経路が変わる。これを観測者から[…]

すばる望遠鏡 Subaru Telescope

アメリカのハワイ島のマウナケア山頂(標高4205 m)に日本の国立天文台が建設した経緯台方式の光学赤外線望遠鏡。直径8.2 m、厚さ20 cmの主鏡はコンピュータ制御された261本のアクチュエータで裏面から支持され、望遠[…]

星震学 stellar seismology

星の振動の観測を利用して星の内部を調べる研究。星の振動は、ガスの圧力を復元力とする音波モード(p-モード)と、浮力を復元力とする重力波モード(g-モード)に大別され、後者は非動径振動にのみ見られる。振動は内部で起きている[…]

ダストトレイル dust trail

彗星の軌道に沿って分布するダストの分布。赤外線天文衛星IRASによって観測されている。これが地球の公転軌道と交差する場合には流星群として観測される。 彗星は太陽系の内側の近日点付近でのダスト放出量が多い。周期彗星では回[…]

地球 Earth

太陽系の惑星のなかでは唯一、液体の水が表面で安定に存在できる、ハビタブルゾーン(生存可能圏)にある天体である。太陽系第3惑星である地球は今のところ生命活動が確認されている唯一の天体である。質量5.97×1024 kg、赤[…]