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重力熱力学 gravothermodynamics

自己重力系に対する熱力学。通常の熱力学とは違う性質が現れる。たとえば自己重力系では熱を放出すると、収縮し重力が強くなってさらに収縮が進み、そのため温度が上がる。すなわち見かけ上、比熱が負となる。断熱壁に囲まれた自己重力ガ[…]

重力の量子化 quantization of gravity

一般相対性理論は重力定数という次元を持ったパラメータを含むため、繰り込み不可能で、量子化は困難である。超弦理論がこれに応える理論であると考えられているが、重力の量子化は未だ完成していない。量子重力理論も参照。

重力場 gravitational field

重力の及ぶ空間の各点で指定される重力を表す物理量のこと。重力場があることでその点での重力が定まる。 一般に「場」とは、空間あるいは時空の各点で値が指定される物理量のことを言う。その物理量が値だけで指定される場合にはスカ[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

重力波検出器 gravitational wave detector

一般相対性理論において予言される重力波を検出する検出器。重力波望遠鏡ということもある。特定の振動数の重力波を検出する共振型検出器と、レーザー光を直交する2方向に分けて往復させ、干渉を測るレーザー干渉計型がある。重力波の効[…]

重力不安定性 gravitational instability

宇宙にある物質はその重力によって互いに引き付け合うので、最初に密度の大きな場所では物質が集まることによってさらに密度が大きくなり、逆に密度の小さな場所では物質が周りに引き寄せられて密度がさらに小さくなる。このように重力に[…]

重力崩壊 gravitational collapse

自己重力(自分自身の重力)のために天体が収縮すること。重力収縮を参照。

重力ポテンシャル gravitational potential

重力による位置エネルギー(ポテンシャル)のこと。たとえば、質量M の質点とそこからrだけ離れたところに質点m があるとすると、この場合の重力ポテンシャルは-GMm/r である。ここでG は万有引力定数である。なお、この表[…]

重力マイクロレンズ gravitational micro-lensing

偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後[…]

重力マイクロレンズ法 gravitational microlensing method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。単にマイクロレンズ法と言うことも多い。一般相対性理論では、天体の重力によりその周囲の時空が歪む。背景の天体からの光がその歪んだ時空を通過することにより、光の進む経路が変わる。これを観測者から[…]

重力レンズ gravitational lensing

遠くの天体から出た光が、途中にある銀河や銀河団などの重力場によって曲げられる現象。重力場が凸レンズのように働くことから名づけられた。一般相対性理論の帰結の一つであり、重力レンズ方程式で記述される。重力場となる天体をレンズ[…]

重力レンズ方程式 gravitational lens equation

重力レンズを受けている天体の像を、一般相対性理論に基づいて記述する方程式。レンズ天体の中心方向から測った像までの角度をθ、レンズがなかった場合に観測される光源までの角度をβ、レンズによって光が曲がる角度を $\alpha[…]

真空紫外線 vacuum ultraviolet ray

紫外線のうちで、波長が最も短い(1-200 nm)ものの名称。 紫外線および電磁波も参照。

超重力理論 supergravity theory

超対称変換には、変換演算子の反交換関係に並進変換の生成演算子つまり四元運動量が現れる。したがって、超対称変換に時空点依存性を持たせて局所的な(ゲージ)変換に拡張すると、自然に一般座標変換を含むことになり、一般相対性理論([…]

万有引力(重力)の法則 Newton's law of universal gravitation

ニュートン(I. Newton)が発見した物体間に働く引力の法則。質量が $m$ と $M$ の2つの質点が距離 $r$ だけ離れて存在しているとき、この2つの質点には、お互いを引っ張り合う方向に ベクトル表記では[…]

万有引力定数 constant of gravitation

万有引力の法則を参照。

微小重力 micro gravity

自由落下に近い環境で、物体の受ける加速度が小さい状態にあること。地球を周回する軌道にある飛翔体は基本的に自由落下の状態となり、無重力となる。しかしわずかな高層大気が存在するために重力以外の加速度をうけるとともに、飛翔体内[…]

ユークリッド衛星 Euclid Satellite

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とユークリッド・コンソーシャムが共同で開発した広域サーベイ観測用の衛星。宇宙膨張の歴史と宇宙の大規模構造の形成過程を詳しく調べ、ダークマターとダークエネルギーの性質を解明することを目的としてい[…]

弱い重力レンズ効果 weak lensing effect

遠くの銀河から発せられた光が、途中で手前の銀河や銀河団のような強い重力場を通過するときに光路を曲げられ、銀河の形がゆがんだり増光したりして観測される現象を重力レンズという。そのうち、ゆがみや増光の程度が比較的小さなものを[…]

LIGO Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory (LIGO)

米国の重力波検出器で、ルイジアナ州のリビングストン(Livingston, Louisiana)とワシントン州のハンフォード(Richland, Washington)の2つの観測所(距離約3000 km)に設置されてい[…]