天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"Telegram刷粉丝(SMMFS.COM)追随者僵尸粉,EoR"の検索結果(59件)

ストレムグレン Strömgren, Bengt George Daniel

ストレムグレン(Bengt Strömgren;1908-87) はスウェーデンの天文学者。父は天文学者のエリス・ストレムグレンで、エーテボリに生まれ、コペンハーゲン大学に入学、わずか21歳で学位を取得した。ニールスボー[…]

石質隕石 stony meteorite

岩石質を主成分としている隕石のコンドリュールを含み岩石体としての溶融を経験していないコンドライトと、溶融して分化した鉱物からなるエコンドライトに大別される。コンドライトは金属鉄や酸化鉄をかなり含むが、溶融して分別作用を経[…]

石鉄隕石 stony-iron meteorite

鉄ニッケル合金とケイ酸塩鉱物がほぼ等量で混合している隕石である。溶融を経験した分化隕石の一種である。石質隕石、鉄隕石と比べると非常に希である。パラサイトは鉄ニッケル合金の中に丸みを帯びたカンラン石の結晶が分布しており、溶[…]

相対性理論 theory of relativity

量子力学と並ぶ現代物理学の基礎理論である。研究者は相対論と呼ぶことが多い。量子力学が物質の根源的な構成要素である素粒子の法則を扱うのに対して相対性理論は、物体の運動の舞台である時間と空間を対象とする。 相対性理論の登場[…]

大統一理論 grand unified theory

英文頭文字をとってGUTと略称されることも多い。素粒子相互作用の標準理論は、強い相互作用、弱い相互作用、電磁相互作用がそれぞれSU(3), SU(2), U(1)というゲージ群で記述されるゲージ理論である。その結合定数の[…]

太陽系外惑星 extrasolar planet

太陽以外の恒星の周りを公転する惑星、つまり太陽系以外の惑星のこと。天文学分野では、太陽系の外惑星との混同を避けるため、単に系外惑星と呼ぶことも多い。英語では extrasolar planet や exoplanet と[…]

太陽系形成論 theory of Solar System formation

太陽系の形成過程を、天体現象の素過程を理論的に解明し、それを積み上げることによって説明しようとする理論。太陽系形成論に関する基本的な枠組は、20世紀後半に旧ソ連のサフロノフ(V.S. Safronov)と京都大学の林忠四[…]

ダスト dust

0.001mm(1μm)程度の大きさの固体の微粒子のことであり、星などが発する光を効率的に吸収したり散乱したりする。塵微粒子あるいは単に塵とも言う。主に星間空間に存在している星間ダストのことを指すが、ダストの存在する場所[…]

ダストトレイル dust trail

彗星の軌道に沿って分布するダストの分布。赤外線天文衛星IRASによって観測されている。これが地球の公転軌道と交差する場合には流星群として観測される。 彗星は太陽系の内側の近日点付近でのダスト放出量が多い。周期彗星では回[…]

たたみ込み定理 convolution theorem

2つの関数のたたみ込み合成後の関数のフーリエ変換は、合成前の個々の関数のフーリエ変換の積に等しいという定理。ある画像を特定のカーネル(たたみ込みを参照)を用いてぼかし処理をする場合、カーネルサイズが大きいと演算回数が増え[…]

炭素質隕石 carbonaceous meteorite

炭素質コンドライトを参照。

力の統一理論 unified theory of the forces

自然界に働く四つの力を統一的に説明する理論。理論物理学の夢であるが、2017年時点では未完成である。現在の宇宙では、あらゆる物質は基本的な四つの力、すなわち、重力、電磁気力、弱い力、強い力により運動していると考えられてい[…]

超弦理論 superstring theory

素粒子を点状の粒子(体積ゼロなので密度が発散する)としてではなく、大きさを持ったひもの振動の励起した状態であるととらえ、さらにボース粒子とフェルミ粒子の間の超対称性が成り立つとして構成された理論。超ひも理論とも呼ばれる。[…]

超重力理論 supergravity theory

超対称変換には、変換演算子の反交換関係に並進変換の生成演算子つまり四元運動量が現れる。したがって、超対称変換に時空点依存性を持たせて局所的な(ゲージ)変換に拡張すると、自然に一般座標変換を含むことになり、一般相対性理論([…]

潮汐加熱 tidal heating

惑星の近傍を衛星が公転しているとき、衛星の各部分で惑星から受ける重力の強さが異なることが原因で、衛星の形状は球からずれた形に変形する(潮汐を参照)。衛星の軌道が楕円であるとき、この潮汐作用による変形の仕方が衛星の公転運動[…]

超対称性理論 supersymmetric theory

超対称変換とはボース粒子とフェルミ粒子を入れ替える変換であり、この変換に対する対称性を取り入れた理論のこと。素粒子の標準理論には、なぜ電弱エネルギースケールが量子補正に対して安定であるか、という階層性問題が存在するが、ボ[…]

超ひも理論 superstring theory

超弦理論を参照。

鉄隕石 iron meteorite

鉄ニッケル合金を主成分とする隕石。隕鉄とも呼ぶ。天体での溶融を経験した隕石で、溶融のため金属鉄成分が沈降して集積したものと考えられる。ケイ酸塩鉱物結晶が多く含まれるものは石鉄隕石と呼ぶ。鉄隕石は、ニッケルやゲルマニウム、[…]

電弱統一理論 unified theory of electromagnetic and weak forces

自然界の基本的な四つの力のうちの2つである電磁気力と弱い力を統一的に扱う理論。1972年ワインバーグ(S. Weinberg)とサラム(A. Salam)によって独立に提唱されたので、ワインバーグ-サラム理論とも呼ばれる[…]

特異点定理 singularity theorem

一般相対性理論では重力崩壊や宇宙初期における超高密度の極限状態で、時空の曲率が無限に大きくなる状況が出現する。この状況を特異点、あるいは空間的に点とは限らずリング状の場合もあるので特異領域とも呼ばれる。 どのような状況[…]