天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アルハゼン Alhazen

アルハゼン(Alhazen;c.965 – c.1040)はイスラムの自然学者、数学者、天文学者。ヨーロッパではAlhazenというラテン名で呼ばれてきたが、正式名はIbn al Haytham(イブン・アル=ハイサム)[…]

宇宙検閲官仮説 cosmic censorship hypothesis

重力崩壊の最終段階では物質のエネルギー密度や時空の曲率が無限に大きくなり一般相対性理論で扱う時空の概念が破綻する。このような領域を特異点、あるいは特異領域というが、現在のところ特異点を支配する物理法則は知られておらず、し[…]

開口合成 aperture synthesis

空間的に離れた位置にある複数の望遠鏡(=開口)もしくは1つの望遠鏡主鏡の複数の部分(=開口)からの光を干渉させて得られる干渉縞から天体像についての情報を引き出すこと。少数の開口の組み合わせからでは、天体像の形状(強度分布[…]

開口合成望遠鏡 aperture synthesis telescope

現在の電波干渉計の主流となる、開口合成技術を利用した望遠鏡。相関型干渉計ともいう。開口合成望遠鏡を構成する各素子アンテナで受信した電波波形に対して、2個のアンテナを1組とした相互相関をとると、対応するアンテナ間での幾何学[…]

巨星分枝 giant branch

赤色巨星分枝と漸近巨星分枝の総称。HR図を参照。

巨大衝突説 giant impact hypothesis

月の起源の最有力である説。ジャイアントインパクト説ともいう。地球集積の最終段階で、地球に火星サイズの天体が高速で衝突することにより、融けてはぎとられた物質が地球の周囲に高温の円盤を作る。その円盤から冷却した物質が、ロッシ[…]

元素合成 nucleosynthesis

核子(陽子と中性子)から新たに原子核が合成される事象であり、ビッグバン時の軽元素(ヘリウム、重水素、リチウム)の合成(ビッグバン元素合成)、星の中での元素合成、超新星爆発時の元素合成、宇宙線と星間物質の相互作用(核破砕)[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

主系列 main sequence

恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列。太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いている。この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR[…]

主系列星 main sequence star

HR図上で主系列に属する星。中心部で水素の核融合を起こしている段階の恒星。矮星ともいう。

種族合成法 population synthesis method

星団や銀河など多数の星からなる天体の合成スペクトルエネルギー分布(SED)を、年齢と金属量の異なるさまざまな星団のSEDに重みを付けて組み合わせて再現する手法。銀河系(天の川銀河)と大マゼラン雲、小マゼラン雲内の多数の星[…]

嫦娥計画  Chang'e program

中国(中華人民共和国)が行っている一連の月探査計画(Chinese Lunar Exploration Program:CLEP)。嫦娥(じょうが:英語ではChang'e)とは中国の神話に登場する月に住む女性の名称で、「[…]

ジョドレルバンク天文台 Jodrell Bank Observatory

英国マンチェスター大学の付属天文台で、天文研究の拠点と複数の電波望遠鏡が設置されている。2019年にユネスコの世界遺産に認定された。マンチェスターの南方約20kmほどで、マンチェスターとロンドンを結ぶ幹線鉄道沿いにあるが[…]

地球温暖化 global warming

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

超合成電波干渉計 supersynthesis radio interferometer

開口合成望遠鏡の素子アンテナは通常、地上に固定されている。しかし地球が自転しているため、天体から見ると、これらアンテナ対が作る投影基線ベクトルは時々刻々と変化する。このことを活用し、視野中心に対する遅延を随時合わせながら[…]

転向点 turnoff point

HR図ないしは色-等級図上で、主系列から赤色巨星分枝に移行する点。主系列星の中心核で水素が燃え尽き、ヘリウム中心核の周辺の殻で水素の殻燃焼が始まる段階に対応する。散開星団や球状星団の転向点から年齢が推定できる。

天体写真測光 astronomical photographic photometry

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、[…]

パルサー星雲 pulsar wind nebula(PWN)

太陽から太陽風が吹いているように、パルサーからはパルサー風というプラズマ風が吹き出している(パルサーの項目を参照)。パルサー風とそのパルサーを形成した際の超新星残骸で放出された物質とが衝突して、衝撃波を形成する。そこで衝[…]

ビッグバン元素合成 big bang nucleosynthesis

宇宙誕生直後の高温高密度期では、陽子や中性子は電子とニュートリノを交換しながら平衡状態(ベータ平衡)を保って存在しているが、平均エネルギーが0.1 MeV(温度にして10億度)くらいになると、陽子と中性子が反応し元素の合[…]

ヘスガンマ線望遠鏡 High Energy Stereoscopic System(H.E.S.S.)

ドイツやフランスを中心とした国際共同実験として、2003年からアフリカのナミビアの高地(海抜1800 m)で高エネルギーガンマ線の観測を開始した12 m望遠鏡4台による大気チェレンコフ望遠鏡システム。複数台によるチェレン[…]