天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アル=ハイサム、イブン al Haytham, Ibn

アルハゼンを参照。

Ⅰa型超新星 type-Ia supernova

星が進化の果てに明るく爆発する現象を超新星と呼ぶが、その超新星の一種。水素のスペクトル線が見られるⅡ型と見られないⅠ型とに大別されるが、I型でもシリコンのスペクトル線が見られるものがⅠa型と分類される。 Ⅰa型は、連星[…]

色-等級図 color magnitude diagram

天体の色と等級の関係を図示したグラフのこと(図参照)。対象天体がほぼ同じ距離にあると考えられる場合などには観測される等級そのものである見かけの等級を用いることもあるが、それ以外の場合には等級として絶対等級を用いる。恒星や[…]

宇宙の距離はしご cosmological distance ladder

伝統的な天体の距離測定法につけられた名称。天体までの距離に応じて異なる手法を次々につないで遠方の距離を測る様子が、あたかも「はしご」をつないで高いところまで届く様子に似ていることからつけられた呼び名(図1)。最終目標は宇[…]

宇宙マイクロ波背景放射 cosmic microwave background radiation (CMB)

宇宙の晴れ上がりの時点(宇宙誕生後約38万年)から届く黒体放射。熱い火の玉状態であった初期宇宙からの光子が、宇宙膨張とともに温度を下げながら、マイクロ波の波長域にピークを持つ黒体放射として現在の宇宙を満たしている。この放[…]

X線連星系 X-ray binary

通常の恒星と中性子星やブラックホールなどの高密度星との近接連星系で、相手の星から高密度星への質量降着で強いX線が放射されるもの。近接連星系の一方が巨星となりロッシュローブを超えて膨張すると、伴星への質量移動が起こる。 […]

エバーハート効果 Eberhard effect

同じ露光量を与えた微小領域の写真濃度が、隣接効果によってその領域の面積によって変化する現象。このために、チューブセンシトメーター(光学くさび参照)のスポットサイズ(図参照)はあまり小さくしてはいけない。ドイツの写真家エバ[…]

オルバース Olbers, Heinrich Wilhelm Matthaeus

オルバース(Heinrich Wilhelm Matthaeus Olbers;1758-1840)はドイツの医者、天文学者。ゲッチンゲン大学で医学を修め医学博士号を得たが、若い頃から天文学も独習した。1786年頃から天[…]

音叉図(ハッブルの) (Hubble's)tuning fork diagram

ハッブル(E. Hubble)が考案した銀河の形態分類体系(ハッブル分類)を表現する図。1936年に出版された『The Realm of the Nebulae』(エール大学出版会; 邦訳『銀河の世界』戎崎俊一訳、岩波文[…]

階段くさび step wedge

光学くさびを参照。

ガウス分布 Gaussian distribution

正規分布を参照。

気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC)

通常、Intergovernmental Panel on Climate Changeの略号であるIPCCの呼称が広く用いられている。人為的な気候変動のリスクに関する最新の科学的・技術的・社会経済的な知見をとりまとめて[…]

共生星 symbiotic star

赤色巨星と白色矮星の連星系で、スペクトルに特異な特徴を持つ星。低温度星の分子吸収スペクトルと高温ガスからの輝線が同時に観測される。輝線は赤色巨星から白色矮星への質量移動によって形成された白色矮星周りの降着円盤から発せられ[…]

蛍光放射 fluorescent emission

物体に光を当てたとき、吸収された光の波長と異なる波長で発光する現象。天文学においては、紫外線やX線を吸収して励起状態となった分子や原子またはイオンがより下の準位に遷移する際に発する輝線放射を指す。準位間のエネルギー差によ[…]

原始惑星状星雲 protoplanetary nebula

原始惑星状星雲は、太陽質量の1-8倍程度の星が漸近巨星分枝(AGB)段階 から惑星状星雲へ進化する途中の天体である。前惑星状星雲ということもある。中心の星は厚いダストやガスで覆われているので、可視光では見えなくなっている[…]

光子指数 photon index

天体からの放射のスペクトルエネルギー分布の形を特徴づける定数。 X線などの高エネルギー領域で用いられる。 たとえば活動銀河核のスペクトルエネルギー分布は周波数 $\nu$ のべき関数型スペクトルで近似できることが多[…]

恒星 star(fixed star)

天体内部の核融合によりエネルギーを作りだし、自ら輝いている天体。みかけの相対位置や明るさがほとんど変わらないことから、月や惑星と区別して恒星と名づけられたが、実際には固有運動をもち、大きな明るさの変化を示すものもある。太[…]

国際単位系 International System of Units

メートル条約の全加盟国が採用しやすい一つの実用計量単位系の確立を目指す国際度量衡委員会(CIPM)の努力と加盟国の協力により制定・維持されている単位系。フランス語の名称“Le Système International […]

500メートル球面電波望遠鏡 Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope (FAST)

中国科学院国家天文台により、中国南西部のミャオ族自治州平塘県に建設された口径500 の固定型電波望遠鏡。英語名称のFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope[…]

コマ収差 coma aberration

光軸に対して斜めに入射する光線が像面で一点に集まらないために起こる収差。 像面では彗星のコマ(頭)から拡がる尾のような形を示す。収差の大きさは入射角に比例する。