天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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r過程 r-process

速い(rapid)中性子捕獲とそれに続くベータ崩壊により、核図表で中性子過剰領域にある鉄属より重い元素を形成する過程。rプロセスと呼ばれることも多い。一方、中性子捕獲のほうがベータ崩壊にくらべて遅く(slow)進行するも[…]

インテグラル衛星 INTEGRAL satellite

(INTErnational Gamma-Ray Astrophysics Laboratory) ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が米国、ロシア、チェコ、ポーランドの協力のもとに2002年10月17日にカザフスタン・バイ[…]

宇宙の階層構造 hierarchical structure of the universe

宇宙に存在する天体の空間的分布に見られるいろいろなスケールの構造。たとえば多数の星が集まると星団と呼ばれる天体になる。銀河は、星や星団など個別天体の集団である。ただしその質量の多くは銀河に付随する見えない物質、ダークマタ[…]

s過程 s-process

遅い(slow)中性子捕獲とそれに続くベータ崩壊によって鉄族より重い元素をつくる過程。sプロセスと呼ばれることも多い。核図表で安定線上の原子核が形成される。中性子捕獲が速い(rapid)r過程とは核図表の上で異なった経路[…]

カーブラックホール Kerr black hole

電荷を持たない回転するブラックホールで、その時空はアインシュタイン方程式の軸対称で定常、かつ漸近的に平坦な真空解で表される。回転の効果のため、地平線の外側にエルゴ領域という遠方の慣性系に対して静止できない領域ができる。こ[…]

階層的集団化モデル hierarchical clustering model

軽い銀河が最初に生まれ、それらが集合合体を繰り返して重い銀河や銀河の集団ができたとするモデル。われわれの宇宙のように冷たいダークマターが物質の大部分を占める宇宙では、銀河は必然的にこのように進化する。このモデルにおいて本[…]

寡占的成長 oligarchic growth

微惑星が衝突合体を繰り返して惑星が形成される惑星集積過程において、複数の原始惑星が同じような質量増加率で大きくなること。暴走的成長の結果形成された原始惑星の質量が大きくなってくると、原始惑星近傍の微惑星は原始惑星による重[…]

キーナン,フィリップ Keenan, Philip

キーナン(Philip Childs Keenan;1908-2000)は恒星スペクトルの二次元分類MK法で知られるアメリカの天文学者。1943年、モルガンやケルマンと一緒に「An Atlas of Stellar Sp[…]

銀河群 group of galaxies

明るい銀河を数個含む銀河の集団。孤立銀河と銀河団の中間の階層に位置づけられるが、銀河群と銀河団の間には明確な境界はない。天の川銀河(銀河系)は局所銀河群という銀河群に属する。局所銀河群には少なくとも50-60個以上の銀河[…]

写真乾板 photographic plate

ヨウ化銀や臭化銀などの感光乳剤をガラス基板上に塗布し乾燥させたもので、露光後に暗室にて現像と定着処理を行うことで写真像を記録できる。量子効率が1-2%程度しかなく、現像定着の化学処理の再現性の低さや入射光量と写真像の黒さ[…]

写真星図 photographic chart

夜空の星の分布を天域ごとに区切って写真撮影した天体写真地図集。パロマー山天文台の48インチシュミット望遠鏡を用いて1950-58年に赤緯-35度より北側の全天を大型写真乾板で撮影し、そのコピーが出版されたパロマー掃天写真[…]

写真天頂筒 photographic zenith tube (PZT)

天頂付近を通る恒星の位置を写真によって精密に観測する特殊な望遠鏡。英語名の頭文字からPZTとも呼ばれる。光学系は、鉛直に固定した対物レンズとその下に置かれた水銀面からなる。水銀面を用いるのは反射面を厳密に水平にするためで[…]

写真等級 photographic magnitude

写真乾板に写った天体の明るさ(写真の黒み)をもとに決められた等級。初期の写真乾板は主に青色波長域に感度があったので、写真から決めた等級は、肉眼で見た明るさから決めた等級(緑から黄色の波長域にウエイトがある)と系統的にずれ[…]

写真乳剤 photographic emulsion

感光材料であるハロゲン化銀(臭化銀AgBrやヨウ化銀AgIなど)の微小な結晶粒子をゼラチンの中に分散混入させたもの。感度を高める増感処理をした写真乳剤を支持体の表面に薄く塗ったものが写真材料となる。支持体がガラスのものを[…]

シュトルーベ, オットー・リュドビゴビッチ Struve, Otto Lyudvigovich

オットー・リュドビゴビッチ・シュトルーベ(Otto Lyudvigovich Struve;1897-1963)は、ロシア生まれで主にアメリカで活躍した天文学者。しばしばストルーベまたはシュトルーフェとも記される。グスタ[…]

直接撮像法 direct-imaging method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。惑星よりも数桁明るい恒星の光をマスクで覆い隠して恒星のすぐ近くにある暗い惑星を撮像観測または分光観測する。一般に、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を観測可能にする技術を高コントラスト(あるいは[…]

ディッケ Dicke, Robert

ディッケ(Robert Henry Dicke;1916-97)はアメリカの物理学者。セントルイス出身、早くから科学に興味を示し、プリンストン大学で物理学を学ぶ。1941年、陽子の非弾性衝突実験でロチェスター大学から学位[…]

天体写真測光 astronomical photographic photometry

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、[…]

ド・ジッター de Sitter, Willem

ド・ジッター(Willem de Sitter;1872-1934)は、オランダの天体力学・理論天文学者。デ・シッテルとも記される。フリースラント州スネーク生まれ。フローニンゲン大学で数学を学んだ後、カプタイン(J. K[…]

ノイゲバウアー  Nuegebauer, Gerald

ジェラルド・ノイゲバウアー(Gerald Nuegebauer; 1932-2014)はアメリカの天文学者。ドイツに生まれ7歳でアメリカに移住、1954年にコーネル大学卒業、1960年にカリフォルニア大学からPh.Dを取[…]