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アルゲランダー Argelander, Friedrich Wilhelm August

アルゲランダー(Friedrich Wilhelm August Argelander;1799-1875)はドイツの位置天文学者で「ボン掃天星表」の制作者。ケーニヒスベルグ大学でベッセル(F.W. Bessel)の指導[…]

いて座A* Sagittarius A star (Sgr A*)

天の川銀河(銀河系)の中心に位置するブラックホールに対応する天体。いて座Aと呼ばれる電波源の中にあり、電波、近赤外線、X線で観測され、点状で強度変動を示す。いて座A*周囲の恒星の運動を10年程度継続的に観測した結果、多く[…]

エタロン etalon

干渉計として動作する、一定距離だけ離れた半透明な平面境界面に挟まれた層。その層の境界にある反射面での多重反射干渉によって、高分散(高分解能)のスペクトルを得ることができる。もともとは石英の薄板などが層材料として使われてき[…]

NGCカタログ NGC catalogue

デンマーク生まれでアイルランドで活動した天文学者ドライヤー(John Dreyer; ドレイヤーとも表記)が1888年に発表した、星団、星雲、銀河など、見かけの様子が単独の恒星とは異なる天体の天球上での位置と様相を示した[…]

LBT Large Binocular Telescope(LBT)

大型双眼望遠鏡を参照。

回折限界 diffraction limit

点光源からの光が真空中で無収差の光学系により、幾何光学的には焦点の一点に集中するときでも、光の波動の性質に伴い実際にはある大きさに拡がる。その大きさは光の波長を $\lambda$、望遠鏡の口径を $D$ とすると、 […]

カナリー大型望遠鏡 Gran Telescopio Canarias

スペイン領カナリア諸島のラパルマ島山頂地域(2267 m)に建設された有効口径10.4 mの望遠鏡。スペイン語の名称(Gran Telescopio Canarias)からGTCあるいはGranTeCanと呼ばれることも[…]

鏡材 mirror substrate

鏡を作る材料物質のこと。よく用いられる鏡材はガラスを基本としている。望遠鏡に用いる鏡材は、数十年に渡って安定であり、運搬や設置時に破損しない強度が必要である。また、加工や運用時の変形を小さく抑えるため、内部応力および熱膨[…]

共動座標 comoving coordinates

宇宙膨張とともに目盛が拡大する空間座標。固有時間と組になってロバートソン-ウォーカー計量の4次元時空座標として用いられる。共動座標は宇宙の物質に対して静止しており、共動座標から観測される銀河の分布や宇宙マイクロ波背景放射[…]

共動体積 comoving volume

共動座標で定義された体積。ある共動長に対応する物理的長さは宇宙年齢とともに変わる(スケール因子に比例する)ため、 通常共動長は、現在の宇宙における物理的長さで定義する。 したがって、1 Mpc3 の共動体積は、 赤方偏移[…]

鏡面誤差 surface errors

電波望遠鏡のアンテナ反射面や光学望遠鏡の主鏡表面が設計上の形状からずれている場合にそのずれを鏡面誤差という。鏡面誤差が大きいほど望遠鏡の結像性能が悪くなり効率が低下する。 電波望遠鏡の場合を少し詳しく見る。アンテナ[…]

極運動 polar motion

地球の自転軸は歳差や章動のように力学的に予測のできる運動だけではなく、予測不能な運動もしている。この運動をまとめて極運動あるいは揺動と呼ぶ。言い方を変えれば、極運動は自転軸が地球の形状の対称軸である形状軸に対して動き回る[…]

局所静止基準 Local Standard of Rest

太陽系の位置で天の川銀河中心周りを等速円運動する仮想的な点。英語の頭文字をとってLSRと呼ぶことも多い。国際天文学連合による推奨値を用いれば、LSRは、銀河中心から距離8.5キロパーセク(8.5 kpc=28000光年)[…]

局所熱力学平衡 local thermodynamic equilibrium

空間的には温度が変化していて熱平衡にはないが、局所的な領域では熱平衡にある状態。具体的には異なる電子状態や電離状態にある分子の数 $n(E)$ がその場所の温度$T$ で決まるサハ-ボルツマン分布 に従っている[…]

曲率パラメータ curvature parameter

ロバートソン-ウォーカー計量の表式に出てくるパラメータ K のこと。空間の曲率の符号を表す。K が正の場合は正の曲率を持つ球面に似た空間、負の場合は双曲面に似た負曲率空間、ゼロの場合はユークリッド幾何の成り立つ平坦な空間[…]

許容線 permitted line

天体のスペクトルにみられる輝線をその発生機構で分類したものの一つ。一般に、原子内の電子が下位のエネルギー準位に遷移すると、エネルギー差に相当する波長の光子(輝線)が発生する。遷移は、それに伴う量子数の変化が選択則と呼ばれ[…]

銀極 galactic pole

地球から見て銀河面に垂直な方向。2つの方向のうち、赤緯が正の方を北銀極あるいは銀河北極と呼び、赤緯が負の方を南銀極あるいは銀河南極と呼ぶ。厳密な方向としては、1958年に国際天文学連合で決議された銀河座標系に準拠して呼ぶ[…]

キングモデル King model

球状星団や銀河ハローの密度分布を記述する球対称なモデルの一つ。 物理的意味づけの明確なモデルである等温モデルを、系の大きさと質量が有限になるように修正したものである (等温モデルは系の大きさと質量が無限大になるという欠点[…]

均時差 equation of time

視太陽時と平均太陽時の差。均時差=視太陽時ー平均太陽時で定義される。均時差は2月中旬に最小値(約-15分)、11月初旬に最大値(約+16分)となる。また年に4回、4月15日、6月14日、9月1日、および12月25日に0と[…]

近日点引数 argument of perihelion

近日点の方向は近日点引数あるいは近日点黄経で表す。近日点引数は昇交点から天体の軌道に沿って測った近日点までの角度で、軌道面内での近日点の方向を示すものである。記号としてはギリシャ文字の $\omega$ を使うことが多い[…]