天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"instagram涨粉丝✅SMMFS.COM✅频道上粉,132"の検索結果(181件)

相対論的電子 relativistic electron

観測者に対して真空中の光速に迫るような高速で動いているため、相対論的効果が無視できない電子のこと。たとえば、磁場中で動いている電子はローレンツ力を受けてらせん運動を行い、電磁波を放射するが、電子の速度が真空中の光速に比べ[…]

測地観測 geodetic observation

経度、緯度、距離、方位、重力、地磁気、潮位、ジオイド、地殻変動など、地球に関するさまざまなデータを収集すること。衛星レーザー測距(SLR)、超長基線電波干渉計(VLBI)、全地球測位システム(GPS)など、宇宙測地技術の[…]

地球 Earth

太陽系の惑星のなかでは唯一、液体の水が表面で安定に存在できる、ハビタブルゾーン(生存可能圏)にある天体である。太陽系第3惑星である地球は今のところ生命活動が確認されている唯一の天体である。質量5.97×1024 kg、赤[…]

地球温暖化 global warming

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

地球型惑星 terrestrial planet

ケイ酸塩鉱物が主体の岩石と鉄を主成分とする金属から構成される惑星を指す。固体惑星、岩石惑星ということもある。太陽系では、地球型惑星には、水星、金星、地球、火星が含まれる。地球型惑星の内部構造は、中心に金属からなる中心核、[…]

チチウス-ボーデの法則 Titius-Bode's law

太陽系惑星の軌道長半径の規則性に関する法則。1766年にドイツの天文学者チチウス(J.D. Titius)が発表したがあまり日の目を見ず、1772年にボーデ(J.E. Bode)が自著で紹介して有名になったため、ボーデの[…]

地動説 heliocentrism

1543年にコペルニクス(N. Copernicus)が、当時の標準的な宇宙観であった天動説に対して提示した説。惑星は中心にある太陽の周りを公転するとした。学術上の名称は「太陽中心説(heliocentrism)」である[…]

地平線(宇宙の) horizon(cosmic)

地球上のある場所にとどまっている限り地平線の向こう側を見ることができないのと同様に、宇宙でもある距離以上の場所とは因果関係を持てない。これは、相対性理論の要請により光速以上で情報が空間中を伝わらないことに起因する。 因[…]

チャネルマップ channel maps

天体は内部運動を持つので、広がりを持つ天体の放射する輝線スペクトルは天体内の場所毎の視線速度に対応する波長で観測される。そこで、天体内の速度構造を知るためには、一定の視線速度の範囲ごとの輝線スペクトルの平均強度の分布図を[…]

超重核 superheavy nucleus

自然界に安定に存在しない非常に重い原子核のこと。超重原子核、ultraheavy nucleusともいう。通常はウラン(質量数233)より重いものを指す。実験で人工的に合成するが寿命が短く放射性崩壊によりすぐに別の原子核[…]

潮汐加熱 tidal heating

惑星の近傍を衛星が公転しているとき、衛星の各部分で惑星から受ける重力の強さが異なることが原因で、衛星の形状は球からずれた形に変形する(潮汐を参照)。衛星の軌道が楕円であるとき、この潮汐作用による変形の仕方が衛星の公転運動[…]

超微細構造 hyperfine structure

原子や分子が示すスペクトル線の波長は、その原子や分子内の電子が持つエネルギー準位がどのような構造であるかによって変わる。そのうち、次に述べる理由によって生じるエネルギー準位の違いは、他の原因よりもエネルギー差が桁違いに小[…]

直交非構造格子 unstructured rectangular grid

直交座標系を用いた計算格子の中で、構造格子ではない格子。通常、非構造格子として三角形の格子を用いることが多い。直交格子を用いた非構造格子の例としては、適合格子細分化法の項に示す図のように、格子点が座標軸に沿って並んでおら[…]

Tタウリ型星 T Tauri star

可視光でも観測される若い星のことであり、前主系列星の一種。 スペクトルにHα線などの輝線が見られる。原始星が進化して、周りのガスが少なくなった状態の星であり、内部構造において対流が卓越していると考えられる。HR図の林ト[…]

適合格子細分化法 adaptive mesh refinement

偏微分方程式を差分法を用いて解くとき、細かい格子が必要な部分だけに選択的に細かい計算格子を用い、それ以外の部分には粗い計算格子を用いる方法。AMR法と省略されることが多い。解適合格子と呼ばれることもある。細かい格子が必要[…]

天球 celestial sphere

観測者(自分)を中心として天体がそこに貼り付いているかのように見える仮想的な球面のこと。天体の位置を表す観点から天球面と言うことも多い。 月、惑星、太陽、恒星、銀河などの天体までの距離は非常に遠いため、夜空を見上げても[…]

天球儀 celestial sphere/ celestial globe

最近は、地球儀と同様に天球上の天体の位置を記したものを指すことが多いが、一般には天球上の天体の運行を表すモデルとしての渾天儀のことを指す。

電子縮退 electron degeneracy

高密度の電離ガスにおいて、電子の運動エネルギー分布が、エネルギーの低い状態から許容される最も高い状態まですべて埋まった分布となっていること。量子力学の不確定性原理により、ある大きさのエネルギー(運動量)以下の運動の状態の[…]

電離水素領域 ionized region

ガスの主成分である水素が電離状態になっている領域のこと。HⅡ領域ともいう。 主に大質量星から大量に発する電離光子を浴びて大質量星や大質量星を多く含む生まれたばかりの星団の周りに形成される。電離水素領域の形状はおおむね球[…]

ドイツ式架台 German equatorial mount

望遠鏡架台のうち、赤道儀の一種。鉛直に立てた一つのピアで赤経、赤緯両軸を支える。望遠鏡筒は赤経軸からずれたところに来るため、バランスを取るためカウンターウェイトが必要となる。望遠鏡を支えるピアがコンパクトで、望遠鏡筒周り[…]