天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"蒙彼利埃大学综合理工学院毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信199959876(Ecole Polytechnique Universitaire de Montpellier毕业证degree offer diploma Transcript)Kg8X"の検索結果(3271件)

塔望遠鏡 tower telescope

高い塔を立てて、その上に天体追尾の機構を設置し、塔の中に設けられた光学系によって集光する形式の望遠鏡のこと。主に太陽観測に用いられる。塔を用いるのは、長い焦点距離を取るためと望遠鏡を固定して安定化させるため、さらには地表[…]

等ポテンシャル面 equipotential surface

空間の中で、ポテンシャルが一定の値となるような曲面。ロッシュモデルも参照。

とかげ座BL型天体 BL Lacertae object

活動銀河核の一種。クェーサーのような恒星状の天体。可視光では強い連続光を持ち、輝線は目立たない。一日以下の短い時間スケールで大きな変光が見られる。また、強い直線偏光も見られる。これらの特徴により、当初は変光星であると考え[…]

特異運動(銀河の) peculiar motion

銀河は宇宙の膨張にともなって、銀河までの距離に応じて、より遠い銀河ほど大きな速度でわれわれから後退しているように見える(ハッブル-ルメートルの法則)。この宇宙膨張による見かけの速度(ハッブル流)以外の速度成分を特異運動と[…]

特異X線パルサー anomalous X-ray pulsar

X線を放射する単独パルサーであり、その放射エネルギーを回転エネルギーでは賄い切れない特異な天体。連星系を形成している証拠もないことから、質量降着もエネルギー源として考えにくい。多くは超新星残骸の中心で発見されることから数[…]

特異銀河 peculiar galaxy

異常な形態を持つ銀河のこと。反対方向に延びる2本の細長い尾や、リング構造、弧状のシェルなどが特徴的な構造である。銀河同士の衝突時の重力的相互作用(潮汐力など)の結果、銀河の形が歪められたり壊されたりすることによって生ずる[…]

特異速度(銀河の) peculiar velocity

特異運動(銀河の)を参照。

特異点 singularity

曲率テンソルや物理量が無限大に発散し、物理法則を適用できない点のこと。

特異点定理 singularity theorem

一般相対性理論では重力崩壊や宇宙初期における超高密度の極限状態で、時空の曲率が無限に大きくなる状況が出現する。この状況を特異点、あるいは空間的に点とは限らずリング状の場合もあるので特異領域とも呼ばれる。 どのような状況[…]

特異等温球モデル singular isothermal sphere model

球対称な自己重力系の密度分布のモデルの一つ。圧力を与える速度分散が一定であるため「等温」、また密度分布が半径の逆2乗に比例し中心で発散するので「特異」という。質量が半径に比例して増大するので、それを半径で割った重力ポテン[…]

特殊相対性理論 special theory of relativity

あらゆる慣性系で測定しても光の速さは同じという観測事実(光速度不変の原理)に基づいて1905年にアインシュタイン(A. Einstein)によって提唱された物理理論である。お互いに等速直線運動をしている二人の慣性観測者の[…]

特性曲線(写真の) characteristic curve

白黒写真の濃度(黒み)が入射された光の露光量に対してどのように変化するかを示す曲線。写真の入出力関係を表す曲線である。19世紀末ころにイギリスでこの研究をしたハーター(Ferdinand Hurter)とドリフィールド([…]

特別天体物理天文台 Special Astrophysical Observatory

黒海とカスピ海の間のコーカサス山脈北側斜面、チェレンチュクスカヤ村近くの標高約2000mの地点に、旧ソ連によって1966年に開設された天文台。現在はロシア科学アカデミーに属する。1975年に建設された経緯台式の口径6m望[…]

閉じた宇宙 closed universe

本来は、空間的に有限で、有限の体積を持つ宇宙モデルのことであるが、通常は正の曲率(K=+1)を持つロバートソン-ウォーカー計量で表される宇宙モデルを指す。しかし、たとえば平坦な宇宙であっても、周期的座標を取って端点同士を[…]

ド・ジッター de Sitter, Willem

ド・ジッター(Willem de Sitter;1872-1934)は、オランダの天体力学・理論天文学者。デ・シッテルとも記される。フリースラント州スネーク生まれ。フローニンゲン大学で数学を学んだ後、カプタイン(J. K[…]

ド・ジッター宇宙 de Sitter universe

ド・ジッター宇宙とは、正の宇宙項を持ったアインシュタイン方程式の真空解、すなわちエネルギー運動量テンソルがゼロの場合の解である。 空間は一様等方であり、スケール因子は指数関数的に増大する。初期宇宙のインフレーション時に[…]

土星 Saturn

土星は巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約9.6 au、質量は地球質量の約95倍、自転周期は約10時間半である。平均密度は 690 kg m-3であり、惑星の中で最小である(常温常圧の水よりも小さい)。 内部構造は[…]

突発天体 transient source

電磁波の強度が急激に増大する天体を指す。トランジェント天体ともいう。 激変星、新星、超新星、X線新星やガンマ線バーストがこの範疇に入る。

トップダウンシナリオ top-down scenario

宇宙の構造形成がどのように進んだのかという問題に対する一つのシナリオ。トップダウンシナリオでは、銀河団や超銀河団など、大きな階層の構造ほど宇宙の初期に形成されたと考える。銀河や星などの小さな構造は、より大きな階層の構造が[…]

ドップラー効果 Doppler effect

波の発生源と観測者の相対的な速度によって波の周波数が(従って波長も)変化して観測される現象。音波などの媒質を伝わる波と(特殊相対性理論に基づく)電磁波では周波数変化を計算する式がわずかに異なる。互いに近づく場合には周波数[…]