天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アインシュタイン方程式 Einstein equation

アインシュタインの提唱した一般相対性理論の基礎方程式で次のように表される。 ここで、 $G$ と $c$ は万有引力定数と光速度を表す。左辺は、時空の幾何学的構造を表すアインシュタインテンソル $G_{\mu\nu}$[…]

色補正 color equation

天文学における色補正とは、異なる測光システム間での等級の変換を色指数を用いて行うことを指す。たとえば、天体のスペクトルが滑らかであると仮定すれば、V等級とB-Vの値からBバンドとVバンドの間で定義された、別の測光システム[…]

温度ゆらぎ temperature fluctuations

宇宙マイクロ波背景放射の放射温度はほとんど等方的(全天でほぼ同じ温度)であるが、場所(方向)ごとにわずかに高低があってゆらいでいる。これを温度ゆらぎという。放射温度の等方性は宇宙が大きなスケールで一様等方であることを示す[…]

ガウスゆらぎ Gaussian fluctuations

ゆらぎの統計的性質には無数の可能性があるが、そのうち特に簡単かつ一般的に現れやすい一群のゆらぎが、ガウスゆらぎと呼ばれる種類のものである。1変数のゆらぎに対しては、その分布関数がよく知られたガウス関数で表されるものがガウ[…]

銀河赤道 galactic equator

銀河座標系で定義される銀河面のこと。銀河面を参照。

均時差 equation of time

視太陽時と平均太陽時の差。均時差=視太陽時ー平均太陽時で定義される。均時差は2月中旬に最小値(約-15分)、11月初旬に最大値(約+16分)となる。また年に4回、4月15日、6月14日、9月1日、および12月25日に0と[…]

ケプラー方程式 Kepler's equation

時間の関数である平均近点角と離心近点角の関係を表す式。平均近点角を$M(t)$ 、離心近点角を$u(t)$ とすると、楕円軌道の場合のケプラー方程式は となる。ここで$e$ は離心率である。ケプラー方程式を解く[…]

サハの電離式 Saha ionization equation

電離平衡を仮定した場合に、ある電離段階にある粒子の割合を表す式。電離段階$\alpha$にある粒子の密度を$N^\alpha$、分配関数を$U^\alpha$、イオン化エネルギーを$I^\alpha$とすると、以下の関係[…]

サハ-ボルツマンの式 Saha-Boltzmann equation

電離平衡と熱平衡を仮定した場合に、あるエネルギー準位をとる粒子の割合を表す式。電離段階$\alpha$でエネルギー準位iにある粒子の密度を$n_i^{\alpha}$、イオン化エネルギーを$I^{\alpha}$、励起エ[…]

質量ゆらぎ mass fluctuations

宇宙の大規模構造における質量ゆらぎとは、ある大きさの体積に含まれる質量が場所ごとにゆらいでいることを表す。ある固定した半径の球を宇宙の至るところに考え、その中に含まれる質量の分散を用いて定量化される。質量ゆらぎの分散とそ[…]

重力レンズ方程式 gravitational lens equation

重力レンズを受けている天体の像を、一般相対性理論に基づいて記述する方程式。レンズ天体の中心方向から測った像までの角度をθ、レンズがなかった場合に観測される光源までの角度をβ、レンズによって光が曲がる角度を $\alpha[…]

状態方程式 equation of state

ガスや流体の熱力学関数の間の関係式。たとえば圧力 $P$ を密度 $\rho$ と温度 $T$ の関数として のように表す式。理想気体の状態方程式は、 で表される。ここで $V$ は体積、 $n$ はモル数[…]

赤道加速 equatorial acceleration

太陽などの天体の差動回転において、赤道部分の回転角速度が緯度の高い部分の回転角速度よりも速くなっているとき、赤道加速が起きているという。太陽の場合には数値シミュレーションなどから、子午面還流による角運動量輸送と乱流粘性に[…]

赤道儀 equatorial mount

望遠鏡の架台の一種。赤道儀は、1軸を地球の自転軸に平行に設定する。この軸を極軸と呼ぶ。極軸に垂直なもう一方の軸を赤緯軸と呼ぶ。赤道儀では、天体の日周運動の速度(すなわち地球の自転速度に等しい逆向き速度)で極軸周りに鏡筒を[…]

赤道座標系 equatorial coordinate system

天球座標系のうち、赤道面を基準面として定義した座標系。この座標系における経度を赤経(通常 $\alpha$ で表す)、緯度を赤緯(通常 $\delta$ で表す)と呼び $(\alpha, \delta)$ と表記する。[…]

赤道地平視差 equatorial horizontal parallax

地心視差を参照。

断熱ゆらぎ adiabatic fluctuations

宇宙初期につくられる初期ゆらぎの種類の一種。断熱ゆらぎとは、異なる成分の空間的な密度ゆらぎがすべて一致するものをいう。したがって、たとえばある成分が最大密度を持つ場所では、他の成分もすべて最大密度を持っている。インフレー[…]

天の赤道 celestial equator

地球の赤道面が天球と交わる交線のことで、歳差と章動によって変動する。歳差まで考慮したものは平均赤道、歳差と章動を考慮したものは真赤道という。赤道座標系も参照。

ドイツ式架台 German equatorial mount

望遠鏡架台のうち、赤道儀の一種。鉛直に立てた一つのピアで赤経、赤緯両軸を支える。望遠鏡筒は赤経軸からずれたところに来るため、バランスを取るためカウンターウェイトが必要となる。望遠鏡を支えるピアがコンパクトで、望遠鏡筒周り[…]

等曲率ゆらぎ isocurvature fluctuations

宇宙初期につくられる初期ゆらぎの種類の一種。等曲率ゆらぎとは、宇宙のエネルギー成分のうち、ある2種類の成分が逆の空間的ゆらぎを持ち、そのエネルギーの和に空間的なゆらぎがないものをいう。空間の曲率ゆらぎはエネルギー密度のゆ[…]