天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アープ, ホールトン Arp, Halton

ホールトン・アープ(Halton Christian Arp;1927-2013 )はアメリカの天文学者。ニューヨークに生まれ、1949年にハーバード大学を卒業、1953年にカリフォルニア工科大学からPh.Dを取得。銀河[…]

アインシュタイン半径 Einstein radius

重力レンズ現象の強さを表す用語。遠方にある光源天体からの光の軌跡が、その視線上で手前にある別の天体(レンズ天体)の重力によって曲げられるときの、曲率半径をいう。対応する角度をアインシュタイン角度という。光源が点状ではなく[…]

アンドロメダ銀河 Andromeda galaxy

矮小銀河を別にすれば、大小マゼラン雲に次いで天の川銀河(銀河系)に近い銀河。カタログ番号では、M 31(メシエカタログ)あるいはNGC 224(NGCカタログ)とも呼ばれる。アンドロメダ座にあり、距離は約770キロパーセ[…]

宇宙X線背景放射 cosmic X-ray background radiation

全天にわたってほぼ一様に輝いているX線。ジャッコーニ(R. Giacconi)らの1962年のロケット実験で発見された。30 keV付近にエネルギー分布のピークを持つ。その起源は長年の謎であったが、最近のチャンドラ衛星の[…]

宇宙論的歪み cosmic shear

弱い重力レンズ効果の別名。英語のままコスミックシアーということも多い。遠方にある銀河から放出された光は、宇宙の大規模構造による重力レンズ現象により経路が曲げられて本来の銀河の形状とはわずかに違う形状になる。そのため、多数[…]

HⅠガス HI gas

中性水素原子ガスのこと。天文学では元素記号Xの中性ガスには添え字Ⅰを付けてXⅠと記し、1階電離、2階電離したガスに対してはそれぞれ、XⅡ、XⅢというようにして表す慣用がある。したがって、 HⅠガスは中性水素原子のガスを指[…]

X線 X-ray

波長が0.01-1nm 程度である電磁波の名称。波長が0.2 nm程度より短いものを硬X線、それより長いものを軟X線ということがある。電磁波も参照。 1895年にドイツのレントゲン(W. R”ontgen)により発見さ[…]

X線新星 X-ray nova

ある時突然X線で輝き始め、やがてまた暗く消えていく天体。X線連星系において、コンパクト星であるブラックホールや中性子星へさまざまな機構により間欠的にガスが流入するために明るさが激しく変動する現象と考えられている。X線望遠[…]

X線天文学 X-ray astronomy

宇宙からのX線を観測することにより天体や現象を調べる天文学の分野。超高温天体や超高温ガスなどから放出される波長が0.01-10 nm 程度(光子のエネルギーとして0.1-100 keV程度)の光をX線と呼ぶが、X線は大気[…]

X線パルサー X-ray pulsar

X線を放射するパルサー。多くは連星系をなしており、通常の恒星から強い磁場を持つ中性子星の周囲にガスが質量降着することにより、ガスの重力エネルギーが解放されてX線を放射する。この際角運動量を中性子星に与えて、パルサーの回転[…]

M31 Messier 31

アンドロメダ銀河のこと。メシエカタログの31番目の天体。NGCカタログではNGC 224。局所銀河群に属する渦巻銀河で、天の川銀河(銀河系)と並ぶ局所銀河群で最大の銀河である。太陽系からの距離は769±29 kpcで、絶[…]

海部宣男 KAIFU Norio

日本の天文学者(1943-2019)。新潟県生まれ。1968年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、同大学助手、助教授を経て、1988年、国立天文台教授。1972年、「銀河中心領域の構造および活動性」で理学博士を取得[…]

カスケード cascade(shower)

高エネルギー粒子が物質中で原子核と相互作用すると、多数の2次粒子が発生する。高エネルギーの2次粒子群は、物質中を進行しながらさらに相互作用を起こし、その総粒子数をネズミ算的に増加させていく。この現象をカスケード(またはカ[…]

かに星雲 Crab nebula

おうし座領域にある中心集中型の形状をした超新星残骸。名前の由来はかに座とは関係なく、その見た目からである。中国の記録『宋史』『天文志』や日本の藤原定家の日記『明月記』に記録があるため、1054年に出現した超新星(SN 1[…]

ガンマ線バースト gamma-ray burst

米国の核実験探知衛星 「Vela」が発見したガンマ線の突発現象。秒程度から数時間にわたってガンマ線がバースト的に放出され、その後数日間にわたりアフターグロー(残光)が観測されることもある。英語のgamma-ray bur[…]

XRISM衛星 XRISM (X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission) satellite

2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ衛星(Astro-H)」の後継機。宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 (ISAS) がアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ヨーロッ[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

広帯域フィルター broad band filter

フィルターを参照。

国立天文台 National Astronomical Observatory of Japan(NAOJ)

日本の天文学研究(主に地上からの観測と理論)の中心研究機関の一つ。 正式名称は、大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台。前身の東京天文台は東京大学の附置研究所であった。1988年に東京大学を離れて文部省直轄の大[…]

混合距離理論 mixing length theory

乱流的対流についての古典的理論。恒星内部や恒星大気などでの対流を扱うのに用いられる。対流要素が生まれてから上昇し周りにエネルギーを与えて消えるまでに動く平均的な距離を混合距離というパラメータとし、これにより対流によって運[…]