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XRISM衛星

 

よみ方

くりずむえいせい

英 語

XRISM (X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission) satellite

説 明

2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ衛星(Astro-H)」の後継機。宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 (ISAS) がアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ヨーロッパ宇宙機関 (ESA) との国際協力で開発中で、2022年度にH-IIAロケットで、地球周回低軌道(高度約550km)に打ち上げられる予定である。冷却剤の液体ヘリウムが蒸発する3年間が設計寿命だが、その後も機械式冷凍機により観測を継続する予定である。
XRISMは2台の軟X線反射鏡を有し、それぞれに、高いエネルギー分解能を持つX線マイクロカロリメータ分光撮像器(Resolve)と広い波長域で広視野画像を撮るX線CCDカメラ(Xtend)を搭載する。宇宙の高温ガスであるプラズマを観測して、それらが作る宇宙の大規模構造の成り立ちや、天体間を行き交う元素とエネルギーの流れを明らかにすることを目標としている。
ホームページ https://xrism.isas.jaxa.jp/

2022年01月12日更新

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    関連画像

    XRISM衛星の想像図
    (出典 https://xrism.isas.jaxa.jp/)