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XRISM衛星

 

よみ方

くりずむえいせい

英 語

XRISM (X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission) satellite

説 明

2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ衛星(Astro-H)」の後継機。宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 (ISAS) がアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ヨーロッパ宇宙機関 (ESA) との国際協力で開発した。2023年9月7日に種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機により打ち上げられ予定の軌道(高度約550 kmの地球周回低軌道)に投入された(同機には日本初の月面着陸を目指す小型実証機「SLIM」も搭載されていた)。

XRISMは2台の軟X線反射鏡を有し、それぞれに、高いエネルギー分解能を持つX線マイクロカロリメータ分光撮像器(Resolve; エネルギー範囲 0.3-12 keV、視野2.9分角)と広い波長域で広視野画像を撮るX線CCDカメラ(Xtend; 0.4-12 keV、30分角)が取り付けられている。宇宙の高温ガスであるプラズマを観測して、それらが作る宇宙の大規模構造の成り立ちや、天体間を行き交う元素とエネルギーの流れを明らかにすることを目標としている。

2024年1月にファーストライトの結果を公表した。冷却剤の液体ヘリウムが蒸発する3年間が設計寿命だが、その後も機械式冷凍機により観測を継続する予定である。
ホームページ https://xrism.isas.jaxa.jp/

2024年01月11日更新

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    関連画像

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    XRISM衛星の想像図
    出典 https://xrism.isas.jaxa.jp/
    XRISM衛星の模式解説図。光学ベンチに二つのX線望遠鏡が固定され、それぞれの焦点(焦点距離5.6 m)に置かれたX線観測装置ResolveとXtendにX線を集光結像する。
    出典
    https://xrism.isas.jaxa.jp/research/analysis/manuals/xrqr_v2.1.pdf
    XRISM衛星のファーストライト画像。銀河団Abell 2319の可視光画像(DSS)に重ね合わせたXRISM衛星のXTendカメラによる画像(白の四角内の紫色で表示)。以前の日本のX線天文衛星の画像に比べて視野が広いことが分かる。(クレジット:X線(JAXA)、可視光(DSS*) )*The Digitized Sky Survey
    JAXAのプレスリリースより引用
    https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240105-1_j.html
    XRISM衛星のファーストライト画像。大マゼラン雲にある超新星残骸N132DのX線スペクトル(白色)。上に灰色で示したスペクトルはX線天文衛星「すざく」で取得されたもの(出典:Bamba et al., 2018, ApJ, 854, 71)。エネルギー(波長)分解能が格段に向上したことが分かる。背景の画像はXtendにより撮影されたN132DのX線画像。(クレジット:JAXA)
    JAXAのプレスリリースより引用
    https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240105-1_j.html