天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アルファ効果 alpha effect

ダイナモ機構において、磁場のあるプラズマ(電磁流体)がねじれ運動することで、もとの磁場と平行な起電力が生じて、元の磁場に巻き付くような新たな磁場成分を生じる効果のこと。天体ダイナモにおいては、恒星の対流層、銀河内の星間物[…]

アンドロメダ銀河 Andromeda galaxy

矮小銀河を別にすれば、大小マゼラン雲に次いで天の川銀河(銀河系)に近い銀河。カタログ番号では、M 31(メシエカタログ)あるいはNGC 224(NGCカタログ)とも呼ばれる。アンドロメダ座にあり、距離は約770キロパーセ[…]

ウィルソン山天文台 Mount Wilson Observatory

アメリカのカリフォルニア州のパサデナ郊外にある標高約1700 mのウィルソン山頂にある天文台。 ヘール(G.E. Hale)は1902年に、実業家アンドリュー・カーネギーが分野を問わず自然科学研究を支援するワシント[…]

A型星 A-type star

ハーバード分類で表面温度の系列に属し、B型星よりも低温の星。表面温度は~9,600(K)。質量は太陽の2倍程度。水素のバルマー線が最も強い。主な吸収線は電離金属線(MgII、SiII)。例、シリウス A1。 スペク[…]

エラトステネス Eratosthenes

エラトステネス(Eratosthenes;c.BC276 - BC194)はギリシアの地理学者・天文学者・数学者。キュレネ(北アフリカ)の出身で、アテネで修学後、エジプトのプトレマイオスIII世に招かれてアレキサンドリア[…]

遠銀点 apocenter of a galaxy

銀河の周りを公転する天体について、銀河中心から最もはなれた点のこと。逆に最も近づく点を近銀点という。ただし、銀河の場合には質量分布が球対称とは大きく異なる上に、銀河内部を天体が通過することもできるので、公転軌道が閉じない[…]

おとめ座W星型変光星 W Virginis variable

脈動型変光星の一種で、種族 IIの天体。タイプIIセファイドともいう。HR図上では主系列から赤色巨星に向かう赤色巨星分枝にあたり、セファイドよりも主系列に近い。セファイドと同じように周期-光度関係を持つが、同じ変光周期の[…]

音叉図(ハッブルの) (Hubble's)tuning fork diagram

ハッブル(E. Hubble)が考案した銀河の形態分類体系(ハッブル分類)を表現する図。1936年に出版された『The Realm of the Nebulae』(エール大学出版会; 邦訳『銀河の世界』戎崎俊一訳、岩波文[…]

カーネギー天文台 Carnegie Observatories

太陽物理学者ヘール(G.E. Hale)が1904年にカーネギー研究所の支援を取り付け、カリフォルニア州パサデナ近郊のウィルソン山に太陽観測所として開設した天文台。その後、60インチ望遠鏡、100インチフッカー望遠鏡を建[…]

ガイド(天体追尾) guiding

天体を観測するときに望遠鏡の追尾誤差を改善する手法。望遠鏡は駆動系などの不完全さから天体を完全にとらえ続けることができない場合が多い。その際に、目的の天体、もしくはその近くにある天体(ガイド星)からの光を利用して望遠鏡の[…]

郭守敬 Guo Shoujing

郭守敬(Guo Shoujing;1231 –1316)は、元朝時代に活躍した河北省出身の天文暦学者、水利事業家。元朝では従来から大明暦(だいめいれき)が使用されていたが、日月食の予報ははずれることが多くなり、世祖クビラ[…]

銀河サーベイ galaxy survey

銀河に対するサーベイ観測のこと。一定の明るさ以上の銀河、あるいは輝線を出すなどの特定の性質を持つ銀河をすべて検出するために、ある天域を覆い尽くす観測。覆い尽くす天域の広いものは「ワイドサーベイ」(全天に近い広さなら「全天[…]

国際紫外線天文衛星(IUE) International Ultraviolet Explorer(IUE)

アメリカ航空宇宙局(NASA)、ヨーロッパ宇宙機関(ESA), 英国のSRCの国際共同で打ち上げられた口径45cmの紫外線観測衛星。以前の観測衛星よりも暗い天体まで、高精度なスペクトル観測ができた。1978年1月26日、[…]

サンデージ Sandage, Allan Rex

アラン・サンデージ(Allan Sandage; 1926-2010)はアメリカ生まれの天文学者。カーネギー研究所で銀河やクェーサーの研究を行い、観測から膨張宇宙モデルのパラメータ、とくにハッブル定数の決定に貢献した。2[…]

指向精度 pointing accuracy

望遠鏡やアンテナを目的とする方向にどれだけ正確に向けることができるかを示す指標であり、角度で表される。指向精度が悪いと天体の位置の測定精度が悪くなったり、受信される電波強度が減少したりする。 電波観測の場合、アンテナの[…]

島宇宙 island universe

現在の銀河を指す古い呼び名。ドイツの哲学者カント(I. Kant)による。1755年に出版された論文で、カントは、宇宙には星の集団が点在していると考え、その集団の一つ一つを大海に浮かぶ小島にたとえて島宇宙と呼んだ。ハーシ[…]

シンクロトロン放射 synchrotron radiation

光速に近い速度の荷電粒子(主に電子)が磁力線の周りを円運動しながら進むときに放出される電磁波。シンクロトロン放射光は連続スペクトルを示し、指向性が強く、偏光度が高い。活動銀河核の中心にあるブラックホール周辺からのジェット[…]

真太陽時 true solar time

太陽時を参照。

シンチレーション scintillation

1.星のまたたきのこと。主として下層大気の密度の変化による光の屈折によって生じる。望遠鏡で星を観測する場合、星のまたたきは、瞬間瞬間の星の光度の変化と位置(光の到来方向)の変化として観測される。光度の変化をシンチレーショ[…]

積分球 integrating sphere

一様な明るさの面光源を作り出す装置。球体の内側に散乱性の高い白い塗料(硫酸バリウム(BaSO4)やフッ素系樹脂など)を塗布した構造をしており、球体に開けた小さな穴の一つが光源の入射ポート(窓)、もう一つが観測装置への出射[…]