天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"虚拟U卡(www.usdtcard.org),Ami"の検索結果(43件)

アナレンマ analemma

1年間を通じて、ある特定の地点で、毎日決まった時刻(たとえば正午)における天球上の太陽の位置をつないでできる細長い8の字型をした曲線。8の字の長さ方向は太陽高度(赤緯)の変化に対応し、幅方向は視太陽時と平均太陽時の差(均[…]

SPH法 Smoothed Particle Hydrodynamics (SPH) method

流体を粒子で表現するグリッドレス法の一つである。圧力項を大きさをもった粒子間の力として表現し、粒子は局所的な速度に従って運動するラグランジュ的計算法であり、密度のコントラストが大きい圧縮性流体の扱いに優れている。単純な取[…]

MHD magnetohydrodynamics(MHD)

電磁流体力学を参照。

LTE Local Thermodynamical Equilibrium (LTE)

局所熱力学平衡を参照。

オーエンスバレー電波天文台 Owens Valley Radio Observatory

カリフォルニア工科大学によって運用されていた電波天文台。ロサンゼルスの北400kmほどの都市ビショップの近くに位置し、40m電波望遠鏡や太陽電波アレイを擁しているほか、かつては口径10.4mのアンテナ6台からなるミリ波干[…]

オーロラ aurora

磁場を持つ惑星の極域に見られる大気の発光現象。惑星磁気圏中のプラズマ粒子が、磁力線に沿って惑星に降下して大気粒子と衝突すると、大気粒子を励起し、励起状態から戻るときに発光する。降下粒子の種類及びエネルギーと大気粒子(原子[…]

カミオカンデ Kamiokande

1980年代初めに岐阜県神岡鉱山の地下1000mの場所に建設された水チェレンコフ検出器。3000t の水タンクに948本の直径0.5m光電子増倍管を1m間隔で内面に取り付けた装置であり、荷電粒子が水中の光の速度よりも速く[…]

局所熱力学平衡 local thermodynamic equilibrium

空間的には温度が変化していて熱平衡にはないが、局所的な領域では熱平衡にある状態。具体的には異なる電子状態や電離状態にある分子の数 $n(E)$ がその場所の温度$T$ で決まるサハ-ボルツマン分布 に従っている[…]

グールド Gould, Benjamin

グールド(Benjamin Apthorp Gould;1824-96)はアメリカの天文学者。ボストンに生まれ、1844年にハーバード大学卒業後ドイツに渡ってガウスに学び、彗星と小惑星の運動について研究した。1848年に[…]

光害 light pollution

街の明かりなどの人工光によって夜空が明るくなり、暗い天体が見えなくなる一種の公害の呼び名。1970年代から、世界的な流れとして、天文学者ばかりでなく、天文愛好家を含む市民からもその影響への懸念が表明され、軽減活動への取り[…]

恒星系力学 stellar dynamics

球状星団や銀河など多数の恒星からなり、重力で相互作用する多体系の進化を扱う力学。 1粒子分布関数 $f(\boldsymbol{x}, \boldsymbol{v}, t)$ に対する無衝突ボルツマン方程式 が基礎[…]

磁気流体波 magnetohydrodynamic wave

電磁流体波を参照。

磁気流体力学 magnetohydrodynamics(MHD)

電磁流体力学を参照。  

重力熱力学 gravothermodynamics

自己重力系に対する熱力学。通常の熱力学とは違う性質が現れる。たとえば自己重力系では熱を放出すると、収縮し重力が強くなってさらに収縮が進み、そのため温度が上がる。すなわち見かけ上、比熱が負となる。断熱壁に囲まれた自己重力ガ[…]

小惑星の族 asteroid family

族(小惑星の)を参照。

スーパーカミオカンデ Super-Kamiokande detector

カミオカンデの後継観測装置として、岐阜県神岡鉱山の地下に日本を中心とする国際協力で建設された巨大な水チェレンコフ検出器。天体ニュートリノの観測や陽子崩壊の観測を行うことを主な目的とし、1996年から観測を続けている。超純[…]

赤外線 infrared ray

波長が1 μm から400 μm 程度の範囲にある電磁波の名称。さらにこの波長範囲で、波長が短いもの(1-3 μm)、中間のもの(3-40 μm)、長いもの(40-400 μm)をそれぞれ、近赤外線、中間赤外線、遠赤外線[…]

相対論的ビーミング relativistic beaming

速度 $v$ が光速度 $c$ に極めて近く、大きなローレンツ因子 (典型的には $\gamma \sim 10$)をもつジェットは、相対論的な光行差によって光線が前方へ集中し、前方の $\sim 1/\g[…]

族(小惑星の) asteroid family

小惑星のなかにはよく似た軌道要素をもつグループがあり、これを族という。このような特徴は1918年に平山清次によって見出されたため、小惑星の族のことを平山族と呼ぶこともある。同じ族に属する小惑星は、共通の母天体の衝突破壊に[…]

ダイナミックレンジ dynamic range

扱う信号のさまざまな属性に対し、その最小値と最大値の比率のことを、ダイナミックレンジと呼ぶ。信号振幅に対するダイナミックレンジの例としては、ある検出器の出力特性が線形に保たれる入力値の最小値と最大値の比率や、天体画像上の[…]