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光害

高

よみ方

こうがい、ひかりがい

英 語

light pollution

説 明

街の明かりなどの人工光によって夜空が明るくなり、暗い天体が見えなくなる一種の公害の呼び名。1970年代から、世界的な流れとして、天文学者ばかりでなく、天文愛好家を含む市民からもその影響への懸念が表明され、軽減活動への取り組みが始まった。その後、天文観測だけでなく、人工光が動植物などに与える悪影響も指摘され、それらも光害に含まれるようになった。世界の多くの先進国で、都市化が進むにつれて光害も深刻さを増してきている。日本でも新月の夜に天の川が見えない地域が増えている。ネオンサインやサーチライトを使わない、街灯の傘を工夫するなどして光が空に漏れにくくするなど軽減策を条例で定めた地方自治体もある。1998年には当時の環境庁が、「光害対策ガイドライン」を定めた。電波天文観測でも同様の問題がある。

2018年08月15日更新

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    関連画像

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    上が人工光の少ない田舎の夜空で、下は同じ空を都市部で見た様子
    https://www.flickr.com/photos/79297308@N00/1035660145

    人工衛星から見た夜の地球(2006 Calvin J. Hamilton)
    http://solarviews.com/raw/earth/earthlights.jpg