天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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中心分子雲帯 central molecular zone(CMZ)

天の川銀河の中心付近にある分子ガス雲の複合体。英語の頭文字からCMZ(しーえむぜっと)と呼ぶことも多い。銀河面に沿って、中心から半径200~300パーセク(200~300 pc=1000光年)程度の範囲に数十pcの厚さで[…]

中性鉄K𝛂線 K alpha line of neutral iron

まったく電離していない電気的に中性の鉄原子1個には26個の電子があるが、そのうち、最も原子核に近く最もエネルギー準位が低い電子軌道をK殻、次に近い2番目にエネルギー準位が低い電子軌道をL殻と呼ぶ。K殻には電子が2個まで、[…]

直線分子 linear molecule

原子が串刺しの団子のように直線上に並んでできている分子。2原子分子は全て該当するし、原子3個以上で構成されている分子にも直線上に並んだものが多数ある。星間空間にある星間分子としては、一酸化炭素 CO や一酸化ケイ素 Si[…]

データベース天文学 database astronomy

さまざまな形式で保管され公開されている天文データベースやデータアーカイブを利用して行う天文学研究を指す。仮想天文台も参照。

ディザリング dithering

撮像観測において少しずつ撮像視野(写野)を変えながら撮像するテクニック。主に2つの目的に利用される。 一つは検出器の感度むらや光学系のけられを補正するフラット補正のための補正データ(フラットフィールド)を取得するためで[…]

デイビッドダンラップ天文台 David Dunlap Observatory(DDO)

カナダのトロント郊外リッチモンドヒルにある天文台。デイビッド・ダンラップの遺志によるトロント大学への寄附をもとに、グラブパーソンズ社製の74インチ(188 cm)望遠鏡を擁して1935年に開設された。当時この望遠鏡はウィ[…]

天体カタログ astronomical catalog

天体の情報を体系的にまとめたリスト(表)のこと。星のカタログは星表と呼ばれることが多い。最も古い星表は紀元前129年に完成したと言われるヒッパルコス星表で、1000個あまりの恒星の位置と明るさの光度階級が記載されている。[…]

天体写真測光 astronomical photographic photometry

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、[…]

天体物理学的ジェット astrophysical jet

宇宙ジェットを参照。

天体分光学 astronomical spectroscopy

天体を対象にした分光学。天体からの電磁波を波長あるいは周波数成分に分解して測定する(分光観測を行う)ことにより、その組成や温度のほか、観測者に対する視線速度などを測定することができる。分光観測の目的の一つは、天体からの電[…]

天文衛星 astronomical satellite

一般には宇宙望遠鏡と惑星探査機を総称して用いられる名称だが、厳密な定義はない。

天文学 astronomy

宇宙とその中にある全てのものの起源と進化とその性質、およびそこで起きるさまざまな現象を知ることを目的とする学問である。「天文学」の他に「天体物理学」、「宇宙物理学」、「宇宙科学」などそれぞれの側面を反映した名前も用いられ[…]

天文座標系 astronomical coordinate system

天体の位置を表すために用いられる座標系。赤道座標系、黄道座標系、銀河座標系、超銀河座標系など天球上に張られた天球座標系と、観測者から見た地平座標系がある。

天文単位 astronomical unit(au)

天文学で用いられる距離の単位。記号は $au$ である(以前は、AUなどとしていたが小文字が正式となった)。地球と太陽の間の平均距離にほぼ等しく、 である。国際天文学連合(IAU)による1天文単位の定義は以下のよう[…]

天文定数系 system of astronomical constants

天文学で用いられる定数をまとめた体系。天体暦を作るもとにもなる。IAU1964天文定数系、IAU1976天文定数系、IAU2009天文定数系などがある。 相対性理論(とくに光速度不変の原理)にもとづくと、時刻系によって[…]

天文電報中央局 Central Bureau for Astronomical Telegrams(CBAT)

彗星や小惑星など新天体の発見や、新星や超新星や注目すべき変光星の増光などの突発現象の情報を発信する活動を行っている非営利組織。CBATと略称されることが多い。「IAUサーキュラー」を不定期に印刷物(葉書サイズ)で発行して[…]

天文薄明 astronomical twilight

薄明を参照。

ドーム(望遠鏡の) dome

  望遠鏡ドームは、地上望遠鏡およびその観測装置を、太陽光、風、雨、湿気、雷、大気中の塵やゴミなどから保護する役目を持つ。観測時には望遠鏡の駆動を妨げず、観測可能なあらゆる天域に望遠鏡が向くことが可能なよ[…]

東矩 eastern quadrature

矩を参照。

東西効果(宇宙線の) east-west effect(of cosmic ray)

電荷を帯びた宇宙線(荷電宇宙線)は地表面に達する前に地磁気の影響を受ける。宇宙線は正電荷を持った陽子が主成分であるが、地磁気の磁力線は南極から北極に向かっているため、正電荷を持った粒子が西側から入ってくると地球に対し外向[…]