天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"电报频道帖子加浏览✅SMMFS.COM✅刷留言官方秒开会员,tUR"の検索結果(191件)

ハッブル宇宙望遠鏡 Hubble Space Telescope(HST)

アメリカ航空宇宙局(NASA)がヨーロッパ宇宙機関(ESA)との協力の下で開発し運用する口径2.4 mの宇宙望遠鏡。1990年4月24日にスペースシャトル「ディスカバリー」によって打ち上げられ、高度約600 kmを約10[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

パルサータイミング法 pulsar-timing method

中性子星(パルサー)の周りを公転する惑星の検出方法。もし中性子星に惑星があると、中性子星は惑星の重力を受け、惑星との共通重心の周りを公転する。惑星の軌道面が視線方向に対して垂直でない限り、中性子星は視線方向に運動し、中性[…]

光格子時計 optical lattice clock

複数本のレーザー光から作られる空間的な干渉縞(光格子)の中に、絶対零度近くまで冷却した多数のストロンチウム原子を閉じこめ、それらの原子が吸収あるいは放射する光の振動数を精密に測定して時刻の単位にする時計。時計に使う遷移に[…]

微細構造 fine-structure

電子のスピンと電子の軌道角運動量の間のスピン-軌道相互作用によってエネルギー準位が分裂すること。または、そのようなエネルギー準位の構造。微細構造線、超微細構造も参照。

微細構造線 fine structure line

微細構造で生じる準位の間で起こる遷移によって生じるスペクトル線。原子でも分子でも起きるが、たとえばOH分子のエネルギー準位の基底状態のΛ2重項は微細構造で、その間の遷移によって波長18 cmの電波を発生する。微細構造定数[…]

微細構造定数 fine structure constant

電磁相互作用の強さを表す無次元の定数。スピン-軌道相互作用によるエネルギー準位の差を規定する定数である。ボーア模型の水素原子における電子の速度の光速に対する比ともいえる。SI単位系では、 であり、cgsガウス単位系[…]

微視的乱流 microturbulence

ミクロ乱流を参照。

羊飼い衛星 shepherd satellite

細い惑星リングの近傍の軌道上にあり、そのリングの形状を維持する働きをしていると考えられる衛星のことを、羊が群れから逃げ出さないように番をする羊飼いになぞらえて、羊飼い衛星と呼ぶ。土星の F リングにおける衛星プロメテウス[…]

瞳関数 aperture function

光(電磁波)の電場成分の複素振幅の開口面(射出瞳)における分布。複素振幅は実部が電場の振幅で虚部が波面収差に相当する。瞳関数で記述される電磁波面が収束して焦点面における電磁波強度の分布(点像分布関数)を形作る。瞳関数をフ[…]

ひので衛星 Hinode satellite

6000度の太陽光球の外層にあるコロナがどのように100万度まで加熱されているかの解明を目的として、宇宙科学研究所(ISAS)により開発された太陽観測衛星。第22号科学衛星でコードネームはSOLAR-B。2006年9月2[…]

ビリアル温度 virial temperature

収縮しようとする力である自己重力を、ガスの圧力(勾配)で支えるために必要な天体内部のガスの温度のこと。恒星系の場合は、無秩序運動の速度分散が圧力に相当する。準平衡状態にある天体の力のつり合いの式から天体内部のさまざまなエ[…]

FAST FAST (Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope)

500メートル球面電波望遠鏡の略称。

VLBA Very Long Baseline Array(VLBA)

アメリカ国立電波天文台によって運営されている、VLBI観測専用の電波観測装置である。口径25 mの素子アンテナ10台で構成される。アンテナ設置場所の西端はハワイ島マウナケア、東端はヴァージン諸島セイントクロイであり、その[…]

フィラメント状構造 filamentary structure

複数の銀河団の間を結ぶ細長い帯状領域に分布する銀河分布のパターン。単にフィラメントとも言う。標準宇宙論モデルによる暗黒物質分布の大規模数値シミュレーションでは、銀河分布の2次元的壁(ウォール)構造に対し、フィラメント構造[…]

負温度分布 negative-temperature distribution

反転分布を参照。

プラズモイド plasmoid

一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 […]

ブラックホール black hole

閉じた事象の地平線に囲まれた時空の領域のこと。いったんこの領域に入るとどんなものも再び外に出ることはできない。 ニュートン力学においても脱出速度が光速度になる天体として18世紀にイギリスのミッチェル(J. Michel[…]

プランク衛星 Planck satellite

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が打ち上げた宇宙マイクロ波背景放射を観測するための人工衛星。名前は1918年にノーベル物理学賞を受賞したドイツの科学者マックス・プランク(M. Planck)にちなんでいる。2009年5月14[…]

プリンキピア Philosophiae Naturalis Principia Mathematica

ニュートン(I. Newton)による1687年の著作。『自然哲学の数学的諸原理』と訳されることが多い。自然哲学とは、純粋に思弁的な哲学ではなく、自然界の法則を実験的に探求する現在の物理学に近い。運動の法則や万有引力の法[…]