天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ビーミング beaming

宇宙ジェットなどで、放射される電磁波がジェットの進行方向に集中する現象。エディントン限界光度を超える超臨界降着流などからジェットが出ているときのように、もともとジェットのエネルギーが回転軸方向に収束している幾何学的要因に[…]

光格子時計 optical lattice clock

複数本のレーザー光から作られる空間的な干渉縞(光格子)の中に、絶対零度近くまで冷却した多数のストロンチウム原子を閉じこめ、それらの原子が吸収あるいは放射する光の振動数を精密に測定して時刻の単位にする時計。時計に使う遷移に[…]

比強度 specific intensity

放射強度を参照。

ビドマンシュテッテン構造 Widmanstätten pattern

鉄隕石(隕鉄)の断面に見られる結晶構造。ニッケル含有量が10%前後の場合、冷却にともない、ニッケルに乏しいカマサイトとニッケルに富むテーナイトに分かれ、その帯状構造が作る模様が、ビドマンシュテッテン構造(ウィドマンシュテ[…]

フェイスオン銀河 face-on galaxy

銀河および銀河の形態分類を参照。

フェルミ衛星 Fermi Gamma-ray Space Telescope

2008年6月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられ、2019年現在も観測を続けているガンマ線天文衛星。フェルミ(E. Fermi)の名を冠して呼ばれるが、打ち上げ前はGLAST(Gamma-ray Lar[…]

浮遊惑星 free-floating planet

通常の太陽系外惑星とは異なり、恒星のまわりを周回しておらず孤立して存在する、質量が約13木星質量以下の(重水素の核融合が起きない)天体。自由浮遊惑星あるいは、質量に基づく定義から惑星質量天体と呼ばれることもある。英語では[…]

フラウンホーファー線 Fraunhofer line

1814年にドイツのフラウンホーファー(J. von Fraunhofer)が発見した太陽の可視光スペクトル中に見られる多数の暗線。フラウンホーファーは、雨戸にあけた直線状のスリットから導いた太陽光をプリズムに当て、プリ[…]

プラズモイド plasmoid

一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 […]

ブラックホール black hole

閉じた事象の地平線に囲まれた時空の領域のこと。いったんこの領域に入るとどんなものも再び外に出ることはできない。 ニュートン力学においても脱出速度が光速度になる天体として18世紀にイギリスのミッチェル(J. Michel[…]

プロミネンス prominence

太陽コロナ中に存在する5000-10000 Kのプラズマ。皆既日食時には、水素のHα線を強く放射して赤く見えるため紅炎とも呼ばれる。太陽面上で観測されると、暗い筋状の構造として見えるためダークフィラメントと呼ばれる。プロ[…]

ベイリーの数珠 Baily's beads

日食の際、太陽の縁と月の縁とがほぼ重なって見えるときに、月面の地形の凹凸のために、洩れて来る太陽からの光が数珠(ビーズ)状に見られる現象。

VERA VERA

国立天文台が運用している超長基線電波干渉計専用の電波望遠鏡およびそれを用いた観測プロジェクトのこと。名前は VLBI Exploration of Radio Astrometry に由来する。広域精測望遠鏡ともいう。鹿[…]

放射強度 specific intensity

光線の強さを表す概念。特定方向へ伝播する電磁波が、単位立体角、単位周波数、単位面積、単位時間当たりに輸送するエネルギーのこと。つまり、微小面積 dA を時間 dt の間に通過する電磁波のうち、dA の法線方向から立体角 […]

北天拡張ミリ波干渉計 northern extended millimeter array (NOEMA)

ミリ波電波天文学研究所が運用している開口合成型のミリ波干渉計。フランス南部、グルノーブル近郊の標高2550 mのビュール高原にある。口径15 mのアンテナ12基で構成され、波長1~3 mm帯をカバーする。最大の基線長は7[…]

補償光学 adaptive optics

大気のゆらぎによる光波面の乱れをリアルタイムで測定して、波面補正素子で矯正することにより、望遠鏡の回折限界の空間解像力を実現するシステム。1953年にバブコック(H.W. Babcock)がその概念を提案した。補償光学系[…]

ホットジュピター hot Jupiter

太陽系外惑星のうち、質量は木星と同程度あり木星型惑星(巨大ガス惑星)と考えられるが、軌道長半径が約0.1 au以下(公転周期が約10日以下)という中心星に非常に近い軌道を持つもの。中心星からの加熱によって高温の表面を持つ[…]

ポテンシャル potential

たとえば、高いところにある物体は下に落ちることで何か仕事をすることができる。また、同じ符号の電荷を近づけておくと、離れるときに何か仕事をすることができる。このように、その場所にいることで持つ、仕事をする能力のことをポテン[…]

ボリソフ彗星 2I/Borisov

オウムアムアに次いで2番目に発見された恒星間天体。2019年8月30日に、アマチュア天文学者のボリソフ(Gennady Borisov)がクリミア半島の施設で、自作の65 cm望遠鏡による観測で彗星らしく見える天体を発見[…]

マージャー(銀河の) merger

銀河同士が合体した痕跡を残している銀河のこと。合体銀河とも言う。マージャーはまた、銀河同士が合体することを指すこともある。相互作用の際の強い潮汐力によって星やガスがはぎ取られてできる尾(テイル)状の構造などがしばしば見ら[…]