天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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曲率パラメータ curvature parameter

ロバートソン-ウォーカー計量の表式に出てくるパラメータ K のこと。空間の曲率の符号を表す。K が正の場合は正の曲率を持つ球面に似た空間、負の場合は双曲面に似た負曲率空間、ゼロの場合はユークリッド幾何の成り立つ平坦な空間[…]

許容線 permitted line

天体のスペクトルにみられる輝線をその発生機構で分類したものの一つ。一般に、原子内の電子が下位のエネルギー準位に遷移すると、エネルギー差に相当する波長の光子(輝線)が発生する。遷移は、それに伴う量子数の変化が選択則と呼ばれ[…]

銀河団ガス intracluster gas

銀河団の内部に充満している数千万度から1億度の高温ガス。ガスは電離状態にあり、X線を放射している。銀河団ガスは銀河団の全バリオンの約8割(質量比)を担っており、星は残り2割に過ぎない。銀河団ガスは、主にダークマターで決ま[…]

銀極 galactic pole

地球から見て銀河面に垂直な方向。2つの方向のうち、赤緯が正の方を北銀極あるいは銀河北極と呼び、赤緯が負の方を南銀極あるいは銀河南極と呼ぶ。厳密な方向としては、1958年に国際天文学連合で決議された銀河座標系に準拠して呼ぶ[…]

キングモデル King model

球状星団や銀河ハローの密度分布を記述する球対称なモデルの一つ。 物理的意味づけの明確なモデルである等温モデルを、系の大きさと質量が有限になるように修正したものである (等温モデルは系の大きさと質量が無限大になるという欠点[…]

均時差 equation of time

視太陽時と平均太陽時の差。均時差=視太陽時ー平均太陽時で定義される。均時差は2月中旬に最小値(約-15分)、11月初旬に最大値(約+16分)となる。また年に4回、4月15日、6月14日、9月1日、および12月25日に0と[…]

近日点引数 argument of perihelion

近日点の方向は近日点引数あるいは近日点黄経で表す。近日点引数は昇交点から天体の軌道に沿って測った近日点までの角度で、軌道面内での近日点の方向を示すものである。記号としてはギリシャ文字の $\omega$ を使うことが多い[…]

金星 Venus

太陽系の惑星のなかで水星に次いで、太陽に近い惑星。金星は、内惑星であるため地球から観測すると、太陽から大きく離れることはない(最大離角は47度)。そのため、日の出前もしくは日没直後に観測され、それぞれ明けの明星、宵の明星[…]

クーラン条件 Courant condition

双曲型偏微分方程式を数値計算により安定に解くための条件。波動が伝播する速度(波動の位相速度と流体の速度の和)を$v$、計算格子の格子間隔を$\Delta x$とするとき、安定な解を得るための時間刻みは に制限される[…]

クーロン障壁 Coulomb barrier

電荷同士のクーロン力により、二つの原子核の接近が妨げられること。古典的には、原子核の相対運動のエネルギーが、このクーロン力による静電エネルギーを上回らないかぎり、原子核反応が起きないはずなので障壁と呼ばれる。実際には量子[…]

クインテッセンス quintessence

地上の万物は火・空気・水・土の四元素からなるという, 古代ギリシャのアリストテレス(Aristotle)の四元素説に追加される「第五元素」になぞらえて, 宇宙の構成要素としてバリオン、光子、ニュートリノ、ダークマターに次[…]

空気シャワー (extensive)air shower

高エネルギーの宇宙線が地球大気に入射すると、大気の原子核と相互作用を起こし、パイオンなどの高エネルギーの2次粒子が発生する。2次粒子もさらに原子核と相互作用を起こすというように、連鎖的なカスケード反応により多数の2次粒子[…]

クェーサー吸収線系 quasar absorption line systems

クェーサーのスペクトルに見られる多数の吸収線を指し、われわれとクェーサーとの間の宇宙空間にある物質がクェーサーからの光を吸収することによって起こる。特に、ライマン系列のライマンα(アルファ)輝線よりも短い波長側には、宇宙[…]

クォーク quark

陽子や中性子などのハドロンの基本構成要素でアップ(u)、ダウン(d)、ストレンジ(s)、チャーム(c)、トップ(t)、ボトム(b) の6種類がある。このうち u と d は電子や電子ニュートリノとともに第1世代に属し、s[…]

XRISM衛星 XRISM (X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission) satellite

2016年に姿勢制御系の不具合のため短期間で運用終了したX線天文衛星「ひとみ衛星(Astro-H)」の後継機。宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所 (ISAS) がアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ヨーロッ[…]

口径比 focal ratio

光学素子単体もしくは複数の光学素子からなる光学系で、焦点距離(f)の有効口径(D)に対する比(F=f/D)。F比あるいは焦点比ともいう。焦点位置からみた光束の角度広がりに対応する。数値が小さいほど光束の角度広がりが大きく[…]

高速電波バースト fast radio burst

電波(110 MHzから8 GHz)で観測される、継続時間が数ミリ秒ないしそれ以下の強力な(約10 mJy-100 Jyの)電磁波パルス。英語(Fast Radio Burst)の頭文字を取ってFRBと呼ばれることも多い[…]

高速度星 high velocity star

太陽近傍の恒星で視線速度が65 km s-1以上のものを指す。天の川銀河(銀河系)の円盤に属する星は太陽と同じく円盤内で銀河中心を回るほぼ揃った運動をしているので、太陽との相対速度はそれほど大きくない。高速度星はたまたま[…]

コロナホール coronal hole

コロナからの放射が極端に少ない領域のことで、太陽全体のコロナ像を見るとコロナにあいた穴のように見えるためにこのような名前で呼ばれている。この存在は地上のコロナグラフによる太陽極領域の観測により1950年代に発見された。極[…]

差動回転 differential rotation

連続体が示す回転運動のうち、各部の角速度が同一なものを剛体回転と呼び、それ以外のものを差動回転という。差動回転する物体は剛体ではありえず、内部の各点間の相対位置は変わることになる。差動回転が観測されている天体には、太陽や[…]