天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"蒙彼利埃大学综合理工学院毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信199959876(Ecole Polytechnique Universitaire de Montpellier毕业证degree offer diploma Transcript)Kg8X"の検索結果(3271件)

最終散乱面 last scattering surface

初期宇宙は高温高密度のプラズマ状態にあった。そのため光子は電子とトムソン散乱を繰り返し、物質と熱平衡状態にあった。温度の低下とともに、ビッグバン後約38万年(赤方偏移zが約1090の頃)に水素原子と電子が結合し、光子と物[…]

最小錯乱円 minimum confusion circle

収差のある光学系での点像分布関数は焦点の近くではほぼ円形で、光軸上の位置によって分布半径が変わる。その半径が最小となる位置の円を最小錯乱円と呼ぶ。

彩層 chromosphere

太陽の場合、皆既日食開始直後とその終了時直前に十数秒間現れる薄紅色に輝く層のこと。外層大気が一様な層状をしていると考えたとき、光球から温度最低層と呼ばれる約500 km上空までは温度が下降し約4200度まで低下するが、そ[…]

最大エントロピー法 maximum entropy method

必要な全ての情報が揃っていない場合に、観測や測定などで値が確定している部分を拘束条件として、全ての情報を統計学的に推定する際の手法の1つ。英語の頭文字をとってMEMと呼ぶこともある。これは、すでに得ている制限条件を満たし[…]

最大離角 greatest elongation

水星や金星のような内惑星は地球よりも内側の軌道を公転しているので、太陽の方向から大きく離れることがない。最も太陽から離れる、すなわち、太陽と内惑星との地心真角距離が最大となる瞬間を最大離角と呼ぶ。地球から見て内惑星が太陽[…]

サイディングスプリング天文台 Siding Spring Observatory

オーストラリアのニューサウスウェールズ州サイディングスプリングにあるオーストラリア国立大学(ANU)が運用する天文台。口径3.9 mのアングロオーストラリア望遠鏡(AAT)、UKシュミット望遠鏡(UKST)、口径2.3 […]

ザイデル収差 Seidel aberrations

レンズや鏡の形状により生じる光学収差には数学的な考察から、球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲という5つの基本的なパターンがあることが1857年のザイデル(L. von Seidel)の研究で示された。波面収差W[…]

サイドローブ side lobe

アンテナのビームパターンのうち、主ビームの広がりの外側にできる、同心円状ないし局所的に感度が高まっている部分。主ビームとの境界には明確な定義はないが、通例、中心から離れる方向に対して最初の極小値となる範囲で囲まれた部分の[…]

サイモンズ天文台 Simons Observatory

宇宙の起源と初期進化に関わる基本的な物理プロセスの解明に向けて、国際的な宇宙論研究プロジェクトがチリ北部のアタカマ砂漠、標高5200 mの高地に建設中の天文台。三世代ニュートリノの質量の和(あるいは上限値)の決定、軽い素[…]

朔望 syzygy

月と太陽の見かけの黄経が等しくなった瞬間、つまり東西方向に関して同じ方向に見える瞬間を朔という。そのとき月は新月となるので、新月のことを朔という。これに対して、太陽の位置から黄経で180度離れた方向に月が来る瞬間を望とい[…]

朔望月 synodic month

朔(新月)から次の朔(新月)までのように、月の満ち欠け(月の位相)が一周する周期。地球と月の公転が楕円運動であるため。この周期は年間を通してわずかに変化する。そこで、年間を通じた平均を朔望月とする。その長さは29.530[…]

桜井天体 Sakurai's object

桜井天体(Sakurai’s Object; いて座 V4334星) は1996年にアマチュア天文家櫻井幸夫氏によって発見された。当初、光度変化の比較的遅いタイプの新星 (Slow nova) と考えられていたが、発見後[…]

雑音 noise

天文学では観測や測定に際して、対象としている天体や機器から発生する電磁波を信号と呼び、それ以外に由来する電磁波を雑音と呼ぶ。英語のままノイズと呼ぶこともある。したがって、放射過程や電磁波の特徴という点では信号と雑音の違い[…]

雑音等価電力 noise equivalent power

検出器の感度を表す指標の1つ。等価雑音パワー、あるいは英語でのnoise equivalent powerを略したNEPと表記されることも多い。具体的には、帯域1Hzで信号対雑音比が1となる入射電力のことであり、よく使わ[…]

ザックス-ボルフェ効果 Sachs-Wolfe effect

遠方宇宙からやってくる光は、宇宙膨張によって赤方偏移して観測される。一様等方宇宙では赤方偏移と距離の関係が1対1であるが、実際の非一様宇宙では必ずしもそうではない。特に重力ポテンシャルの時間的空間的変化によって生じる赤方[…]

雑節 (対応する英語なし)

二十四節気以外に、旧暦で季節の節目を知るために設けられた日。農作業の目安となるようなものが多い。土用(季節毎に4日)、彼岸(春と秋の2日)、節分、八十八夜、入梅、半夏生、および二百十日である。

撮像観測 imaging observation/ imaging

天体の位置、大きさや形状、および明るさを調べることを主な目標として天体の画像を取得する観測。サーベイ観測は一般に撮像観測である。通常、様々なフィルターを通して撮像観測が行われる。 可視光でCCDのような二次元の電子的光[…]

差動回転 differential rotation

連続体が示す回転運動のうち、各部の角速度が同一なものを剛体回転と呼び、それ以外のものを差動回転という。差動回転する物体は剛体ではありえず、内部の各点間の相対位置は変わることになる。差動回転が観測されている天体には、太陽や[…]

サハ Saha, Meghnad

メグナード・サハ(Meghnad Saha;1893-1956)はインドの天体物理学者。ダッカ(現バングラデッシュ)郊外で生れ、ダッカ国立大学を卒業、電磁気学に関する一連の論文によって1918年にカルカッタ大学から理学博[…]

サハの電離式 Saha ionization equation

電離平衡を仮定した場合に、ある電離段階にある粒子の割合を表す式。電離段階$\alpha$にある粒子の密度を$N^\alpha$、分配関数を$U^\alpha$、イオン化エネルギーを$I^\alpha$とすると、以下の関係[…]