天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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統計視差 statistical parallax

まとまった数の天体について統計的処理を施すことで、その天体までの距離を求める方法。異なった原理に基づく複数の方法のいずれも統計視差と呼ぶことがあるので注意が必要である。具体的には以下のいずれかの方法を指すことが多い。 […]

南中 meridian transit

日周運動によって、東から上って南の空を通過して西に沈む天体が、真南の方角を通過すること。正確に言えば、天体が天頂(地平座標系を参照)より南側で子午線を通過すること。南中時の高度を南中高度という。太陽が南中する時刻がその地[…]

二至二分 solstices and equinoxes

二十四節気の中の冬至、夏至、春分、秋分を合わせた名称。 地球は自転しながら太陽の周りを公転している。地球の赤道面が天球と交わる線が天の赤道である。太陽の周りを回る地球の軌道面を黄道面といい、それが天球と交わる線が黄道で[…]

二重星 double star

天球上で極めて接近して見える2つの星。天球上で接近して見える2つの星には、距離の大きく異なる2つの星がたまたま視線方向が近いために接近して見えるものと、実際に万有引力によってお互いの周りを回っているものがある。前者を見か[…]

ハーシェル,カロライン Herschel, Caroline Lucretia

ドイツ生まれのイギリスの女性天文学者(1750-1848)。兄、ウィリアム・ハーシェルの観測助手を務めて天体観測を行い、自らもハーシェル・リゴレ周期彗星など、いくつかの彗星を発見した。またウィリアムの観測を整理して星雲カ[…]

バーナード星 Barnard's star

へびつかい座の方向にあるM型の恒星。実視等級9.54等。太陽系からの距離は約2パーセク(2 pc=6光年)で、ケンタウルス座α(アルファ)星に次いで太陽系に近い恒星である。名称は1916年にバーナード(E.E.Barna[…]

バイエル符号 Bayer designation

1603年にドイツのバイエル(J. Bayer)によって出版された世界で初めての全天星図『ウラノメトリア』(バイエル星図とも呼ばれる)で用いられた恒星の命名法。 各星座の明るい星からα(アルファ), β, γ ...と[…]

ハルトマン検査 Hartmann test

光学系検査の方法の一つ。光学系に入射する光の一部を遮断することによって光学系を検査する方法のことを指す。 望遠鏡光学系のテストの場合、望遠鏡筒先に多数の孔を開けたスクリーン(ハルトマン板と呼ぶ)を装着して恒星を観測する[…]

ハレー Halley, Edmond

イギリスの天文学者(1656-1742)。ハレー彗星の軌道を計算したことで有名。ニュートン(I. Newton)の友人。豊かな商人の子で、南天の星表をセントヘレナ島で作成して王立協会会員となる。会員として実験科学で活躍し[…]

輻射補正 bolometric correction

放射補正を参照。

フラムスティード Flamsteed, John

フラムスティード(John Flamsteed;1646-1719)はイギリスの天文学者で、グリニッジ王立天文台初代台長。しばしばフラムスチードとも記される。ケンブリッジ大学で学び、天文台設立を進言して実現し、自ら初代台[…]

VERA VERA

国立天文台が運用している超長基線電波干渉計専用の電波望遠鏡およびそれを用いた観測プロジェクトのこと。名前は VLBI Exploration of Radio Astrometry に由来する。広域精測望遠鏡ともいう。鹿[…]

ヘルツシュプルング Hertzsprung, Ejnar

デンマーク出身の天文学者(1873-1967)。HR図の名前で知られる図の考案者。星には巨星、主系列星、矮星があることを見つけた。彼は写真技術家であった。コペンハーゲンに生まれて高等工業専門学校で化学を学んだ。星の距離の[…]

星 star

日本語の「星」という語は一般社会でも天文学でも、使う人の立場や使われる文脈によって意味が異なるため、その使用や解釈には注意が必要である。特に、一般社会と天文学では異なる意味で使われることが多い。天文学では宇宙に存在する物[…]

冥王星 Pluto

海王星よりも外側で太陽を周回する天体。1930年にアメリカのトンボー(C. Tombaugh)により発見された。長い間、太陽系第9惑星として知られていたが、現在は太陽系外縁天体に含まれる冥王星型天体の一つでその代表例であ[…]

ヨーロッパ南天天文台 European Southern Observatory(ESO)

南天の観測を目指して1962年に欧州の5か国で発足した国際天文台。通称はESO(イーソー)。2021年時点では、オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリー、オランダ[…]

理科年表 Rika Nenpyo (Chronological Scientific Tables)

国立天文台が編纂して毎年発行する暦および自然科学に関するさまざまな分野の基礎データを網羅したデータブック。暦部、天文部、気象部、物理/化学部、地学部、生物部、環境部、および附録からなる。初版は1925年(大正14年)に発[…]

リッチー-クレチアン望遠鏡 Ritchey-Chrétien telescope

主鏡と副鏡ともに双曲面に近い非球面で球面収差とコマ収差のない光学系(焦点)を持った反射望遠鏡。凹面主鏡および凸面副鏡を持つ望遠鏡という意味では広くカセグレン望遠鏡(カセグレン焦点を参照)に分類されるべきものであるが、主鏡[…]

連銀河 galaxy pair

2つの銀河が重力的に束縛し合った系のこと。ペア銀河とも呼ばれる。重力相互作用による潮汐力のため、銀河間を結ぶ方向に尾(テイル)状の構造がしばしば見られる。徐々に軌道角運動量を失って、いずれマージャーとなり合体するものも多[…]

ロスビー波 Rossby wave

中緯度の偏西風帯で励起され、大気中を西に進んで、1日程度で地球を一周する波。波長は数千kmにもなる。1日以上の時間スケールの気象の変化に重要な影響を与える。この波を維持する復元力は、コリオリ力が高緯度ほど大きいことによる[…]