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冥王星

小

よみ方

めいおうせい

英 語

Pluto

説 明

海王星よりも外側で太陽を周回する天体。1930年にアメリカのトンボー(C. Tombaugh)により発見された。長い間、太陽系第9惑星として知られていたが、現在は冥王星型天体の一つでその代表例である。
エッジワース-カイパーベルト天体が続々と発見されて冥王星に近い大きさの天体(エリス)が発見されるに至り、2006年にプラハで開かれた国際天文学連合の総会で惑星の定義が作られ、冥王星は惑星ではなく準惑星となった。そして冥王星と似た性質を持つ天体を新たな種族とすることが決まり、2008年にオスロで開かれた国際天文学連合の執行委員会で、この種族に冥王星型天体という名前が付けられた。
1978年に衛星カロンが発見され、冥王星は当初考えられていたよりも小さな氷天体であることが明らかになった。質量は1.3×1022 kg、半径は1185 km(地球の19%)である。星の掩蔽の観測から窒素を主成分とする薄い大気(大気圧0.15-0.3 Pa)が存在することがわかっている。分光観測から、表面には窒素、一酸化炭素、メタン、エタンなどの氷が存在することがわかっている。2015年7月14日にニューホライズンズ探査機により観測され、変化に富む表面の様子が明らかになった。低緯度には反射率の低い地域と、窒素氷の噴出で形成されたと考えられるハート型のスプートニク平原がある。冥王星には大きなカロン(半径600 km)のほかに、ニクス、ヒドラ、ケルベロス、スティクスと命名された大きさ約8-30 kmほどの小衛星が存在する。

2020年08月17日更新

関連画像

ニューホライズンズ探査機による冥王星の画像。スプートニク平原が見える。(NASA)
https://www.nasa.gov/mission_pages/newhorizons/images/index.html