天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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光度階級分類(銀河の) luminosity class(of galaxies)

渦巻腕の発達の度合いと渦巻銀河の光度(絶対等級)に相関があることを利用して、渦巻腕の見え方に基づいて銀河を5段階の光度階級に分類したもの。ヴァンデンバーグ(S. van den Bergh)によって考案された。光度階級は[…]

コロナ質量放出 coronal mass ejection(CME)

太陽コロナ中のプラズマが大量に放出される現象。英語名称の短縮形でCMEとも呼ばれる。米国のOSO-7(Orbiting Solar Observatory 7号機)衛星に搭載されたコロナグラフで発見された。その質量は10[…]

サルピーターの初期質量関数 Salpeter's initial mass function

初期質量関数を参照。

CME coronal mass ejection(CME)

コロナ質量放出を参照。

ジーンズ質量 Jeans mass

ジーンズ不安定性が起こる最短波長(ジーンズ波長)の摂動に対応する質量。

事象の地平線 event horizon

時間方向に無限の未来まで行っても見えない時空の閉じた領域がある場合、その境界面を事象の地平線または事象の地平面という。イベントホライズンという英語名がそのまま用いられることも多い。 事象の地平線は未来方向に終点をもたな[…]

質量移動(連星系の) mass transfer(in a binary system)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面[…]

質量関数 mass function

単位体積の空間内にある天体の個数を質量の関数として表したもので、質量が m-dm/2 から m+dm/2 の間にある天体の数を $\phi$(m) dm としたときの $\phi$(m) のことをさす。質量スペクトル[…]

質量関数(連星の) binary mass function

分光連星のうち、明るい方の星のスペクトル線のみ観測されている単線分光連星においては、視線速度曲線の解析から得られるのは星の質量ではなく、2つの星の質量に関する次の量となり、f(M)を質量関数と呼ぶ。 ここで、M1[…]

質量欠損 mass defect

素粒子や核子などの基本粒子から構成される複合体の質量はもとの基本粒子の質量和より小さい。この質量差を質量欠損という。最も顕著な質量欠損は原子核反応にみられる。 原子核の質量と、それを構成する核子が自由な状態にあったとき[…]

質量降着 mass accretion

天体へ周辺のガスが降着する現象をいう。 原始星は周辺の星間分子雲ガスが質量降着することで進化し成長する。また高密度星の連星系では相手の恒星(伴星)の表面のガスが高密度星に質量降着することでその質量を増加させたり、位置エ[…]

質量-光度関係(星の) mass-luminosity relation

星の質量と光度の間に見られる関係。星の内部で発生したエネルギーが放射によって運ばれる場合には、光度L、質量M の間の関係は大ざっぱには L∝μ4M3/κ となる(μ はガスの平均分子量、κ は不透明度)。不透明度が電子散[…]

質量-光度比 mass-to-luminosity ratio

天体の質量 M を光度 L で割った量で、 単位光度を放射するのに必要な質量を意味する。 これが大きい天体は放射の効率が低い。 天文学固有の量であり、主に恒星以上の階層の天体に適用される。 生の値が扱われることはほとんど[…]

質量集積 mass assembly

銀河の質量が時間とともに増加すること。増加の原因としては、周囲の物質を重力で取り込むことや、他の銀河と合体すること(銀河合体)が挙げられる。実際そのような現象は観測されている。銀河は生まれたときから現在のように重かったわ[…]

質量数 mass number

原子核の中の陽子と中性子を合わせた数のこと。元素の種類は陽子の数(原子番号)で区別されるが、同じ元素でも中性子の数が異なるものが存在する。これを同位体と呼ぶ。この同位体はその元素の質量数によって区別できる。たとえば原子番[…]

質量スペクトル mass spectrum

対象となる物体が質量ごとにどれくらいの量ずつ存在するかを示す概念。恒星や天体を対象とする場合には、天文学では質量関数と呼ぶ。

質量放出 (stellar)mass loss

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1[…]

質量ゆらぎ mass fluctuations

宇宙の大規模構造における質量ゆらぎとは、ある大きさの体積に含まれる質量が場所ごとにゆらいでいることを表す。ある固定した半径の球を宇宙の至るところに考え、その中に含まれる質量の分散を用いて定量化される。質量ゆらぎの分散とそ[…]

重力質量 gravitational mass

ニュートン(I. Newton)の万有引力の法則において現れる質量のこと。質量のある2つの物体は互いに引き合うが、その引き合う力の大きさは、それぞれの物体の質量に比例して、互いの間の距離の2乗に反比例する。ここに出てくる[…]

初期質量関数 initial mass function

星が生まれるとき、どのような質量の星がどのような頻度で生まれるかを表す関数。IMFと略される。質量の大きな星ほどその寿命が短いため、実際に観測される星の頻度分布に対して寿命の違いの補正を行って推定する。太陽質量の0.1倍[…]