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質量移動(連星系の)

 

よみ方

しつりょういどう(れんせいけいの)

英 語

mass transfer(in a binary system)

説 明

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面の物質が相手の星のロッシュローブに流れ込む。流れ込んだ物質は、相手の星がロッシュローブに比べてそれほど小さくなければガスは直接星の表面に衝突するが、星が小さい場合には星の周りに形成される降着円盤を経て星の表面に落下する。また、2つの星がある程度離れている場合には、進化した星からの星風によって放出された物質が他方の星に降着する。多くのバリウム星やCH星など、連星に特有の組成異常がみられるのはこのためである。ロッシュモデル化学特異星も参照。

2018年08月17日更新

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    連星系の質量移動。赤色巨星から白色矮星へのガスの流れが古典新星と言われる爆発現象を引き起こす。(クレジット:国立天文台・ハワイ観測所)
    https://subarutelescope.org/Pressrelease/2015/02/18/fig1e_s.jpg