天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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軽元素 light element

ビッグバン元素合成において創られる元素。ビッグバン後約1秒から約10分までの初期宇宙で生成される水素(1H)(もともとあった)、重水素(D=2H)、三重水素(トリチウム:T=3H)、ヘリウム(3H, 4He)と、微量のリ[…]

蛍光 fluorescence

励起状態にある物質は、電磁波を放出して、やがて基底状態にもどる。このときに放射される電磁波を蛍光という。励起が終わると直ちに発光が終わるものを蛍光、しばらくの間発光が続くものを燐(リン)光と呼んで区別することもある。シン[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

ゴースト ghost

光学系を構成する光学素子は完全ではないために、明るい光源(天体)からの光の意図しない反射などにより生じる偽物の像。透過素子であるレンズは、わずかであってもレンズ表面での反射が避けられない。反射した光は別のレンズや鏡などを[…]

光円錐 light cone

相対性理論で用いられる用語。注目する時空上の点(事象)を原点として放射された光の束がなす四次元時空での円錐状の超平面。ミンコフスキー時空の原点からの光円錐は (ct)2-x2-y2-z2=0と表される。この光円錐の中の点[…]

光害 light pollution

街の明かりなどの人工光によって夜空が明るくなり、暗い天体が見えなくなる一種の公害の呼び名。1970年代から、世界的な流れとして、天文学者ばかりでなく、天文愛好家を含む市民からもその影響への懸念が表明され、軽減活動への取り[…]

航海薄明 nautical twilight

薄明を参照。

恒星 star(fixed star)

天体内部の核融合によりエネルギーを作りだし、自ら輝いている天体。みかけの相対位置や明るさがほとんど変わらないことから、月や惑星と区別して恒星と名づけられたが、実際には固有運動をもち、大きな明るさの変化を示すものもある。太[…]

光速 speed of light

光速度を参照。

光速度 speed of light

光の速さのこと。光速ともいう。一般に記号cで書かれる。真空中を光(電磁波)が伝播する速さは、国際単位系では定義定数であり、その値は299792458 m s-1(約30万km毎秒)である。光速度不変の原理は特殊相対性理論[…]

高速度雲 high velocity cloud

太陽系から観測される天の川銀河の中性水素原子ガス雲は、ほとんどが、円盤部が示す回転運動にしたがっているが、それから大きく外れた視線速度を示すものがある。これを高速度雲という。便宜上、銀河回転からの視線速度の差が50-90[…]

高速度星 high velocity star

太陽近傍の恒星で視線速度が65 km s-1以上のものを指す。天の川銀河(銀河系)の円盤に属する星は太陽と同じく円盤内で銀河中心を回るほぼ揃った運動をしているので、太陽との相対速度はそれほど大きくない。高速度星はたまたま[…]

光速度不変の原理 principle of invariant light speed

真空中での光の伝播速度は一定の値(真空の光速度)で、光を放出した物体や観測者の速度に依存しないという原理。歴史的にはマイケルソン-モーリーの実験により確立された。アインシュタイン(A. Einstein)はこの原理に基づ[…]

高地(月の) highland of moon

月の表面で、反射率が高く明るく見える地域。標高が高く、月表面の約8割を占める。月の高地は、Ca, Alに富む斜長石を多く含む斜長岩が主成分である。衝突クレーターが多く、飽和状態にあることから(クレーター年代学を参照)、形[…]

高電子移動度トランジスター high electron mobility transistor(HEMT)

高電子移動度トランジスタ(HEMT)は、シリコンをベースとした一般的な電界効果トランジスタ(FET)に比べて、電子の移動速度が速い化合物半導体を用いたトランジスタである。1979年に富士通研究所の三村高志によって発明され[…]

黄道光 zodiacal light

天球上で太陽近傍を中心に黄道面(地球軌道面)に沿って観測される淡い光の帯。よく晴れた春の夕方の西の空、あるいは秋の早朝の東の空で観測しやすい。黄道面付近には彗星からの放出や小惑星同士の衝突で生成されたダストがただよってお[…]

光度曲線 light curve

変光星、新星、超新星、小惑星など光度が変化する天体の光度を時間の関数として表した図のこと。英語をそのまま用いて「ライトカーブ」と言うことも多い。一般に、縦軸に天体の明るさ(「等級」)を取り、横軸に時刻を取って表す。周期的[…]

光度曲線(小惑星の) light curve (minor planet)

小惑星の光度の時間変化を表す曲線(光度曲線を参照)。多くの小惑星や太陽系外縁天体は球からはずれた形状をしているため、自転とともに太陽に照らされている見かけの面積が変化して、光度が変動する。この光度の変動から自転周期を求め[…]

光度曲線(超新星の) light curve (supernova)

超新星の光度の時間変化を表す曲線(光度曲線を参照)。超新星の光度曲線は爆発が起きてすぐに最大光度に達し、その後数10日間急速な減光をしたのち、100日以上かけてゆっくりと減光するという形が一般的であるが、その詳細な形はタ[…]

光度曲線(変光星の) light curve (variable star) 

変光星の光度の時間変化を表す曲線(光度曲線を参照)。変光星の中でも特に、食連星とセファイドなどの脈動変光星の研究で、光度曲線が重要な役割を果たす。 食連星(食変光星)の光度曲線は一般に連星の公転周期の位相を横軸に取って[…]