天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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静止軌道 stationary orbit

地球の周りを回る人工衛星の公転周期は、地球中心からの距離が大きくなればなるほど長くなる(ケプラーの第3法則、ケプラーの法則参照)。ある特定の高度に人工衛星があると、その公転周期が地球の自転周期と一致することになる。このよ[…]

星食 lunar occultation

月による星の掩蔽、すなわち月が星の前を横切り、星を隠す現象のこと。星が月の縁ぎりぎりをかすめていくような場合をとくに接食と呼ぶ。

接食 grazing lunar occultation

星食を参照。

接触連星 contact binary

連星のうちで、二つの星の距離が星の直径程度より小さいものを近接連星というが、その中でも距離が極めて近く、お互いの表面が接触しているもののこと。ロッシュモデルも参照。

太陰暦 lunar calendar

月の満ち欠けの周期である朔望月(約29.5日)を単位とした暦。実際の1月は30日の大の月と29日の小の月をほぼ交互に繰り返す。1月という概念はあるが、1年という概念はない。太陰暦の12か月は約354日で、太陽暦の1年であ[…]

中性子星連星 neutron star binary

中性子星を含む連星系。両方の星が中性子星である二重中性子星連星も含むほか、片方が中性子星であって、もう一方がブラックホール、白色矮星、あるいは通常の恒星である連星を含む、幅広い連星系に対して用いられる。X線連星系も参照。

月の位相 lunar phase

新月から次の新月に至る月の満ち欠けの様相のこと。直前の新月からの経過時間を日の単位で表した数値を月齢といい、0 から約29.5までの値をとる。月齢のことを月の位相という場合もある。月と太陽の黄経の差が0°、90°、180[…]

定常宇宙 stationary universe

巨視的状態が変化しない、時間的に変化しない宇宙のこと。静的宇宙はこれに含まれるが、膨張宇宙であっても、エネルギー保存則を破った物質生成が起これば、エネルギー密度を一定に保つことはできるので、定常宇宙は実現可能である。しか[…]

定常宇宙論 stationary cosmology

宇宙には始まりも終わりもない、という宇宙論。古くは宇宙項を導入したアインシュタイン(A. Einstein)の静的宇宙があったが、これは摂動に対して不安定なので、実現不可能な解であった。ハッブル(E. Hubble)によ[…]

天文電報中央局 Central Bureau for Astronomical Telegrams(CBAT)

彗星や小惑星など新天体の発見や、新星や超新星や注目すべき変光星の増光などの突発現象の情報を発信する活動を行っている非営利組織。CBATと略称されることが多い。「IAUサーキュラー」を不定期に印刷物(葉書サイズ)で発行して[…]

トップダウンシナリオ top-down scenario

宇宙の構造形成がどのように進んだのかという問題に対する一つのシナリオ。トップダウンシナリオでは、銀河団や超銀河団など、大きな階層の構造ほど宇宙の初期に形成されたと考える。銀河や星などの小さな構造は、より大きな階層の構造が[…]

二重中性子星連星 binary neutron star

中性子星と中性子星の連星系。英語ではdouble neutron star binaryという表現が用いられることもある。最初に発見された二重中性子星連星はPSR B1913+16である。アメリカのハルス(R.A. Hu[…]

二重パルサー連星 double pulsar binary

連星を構成する天体が両方ともパルサー(中性子星)として検出されている連星系。現在 J0737-3039ただ一つの連星のみである。先に発見されたパルサー PSR J0737-3039A の自転周期は0.023秒, 後から発[…]

二重ブラックホール連星 double black hole binary

ブラックホールとブラックホールの連星系。連星ブラックホールとも呼ばれる。 2015年にLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)で検出された重力波[…]

バーナード星 Barnard's star

へびつかい座の方向にあるM型の恒星。実視等級9.54等。太陽系からの距離は約2パーセク(2 pc=6光年)で、ケンタウルス座α(アルファ)星に次いで太陽系に近い恒星である。名称は1916年にバーナード(E.E.Barna[…]

パルサー連星 pulsar binary

その片方がパルサー(中性子星)である連星。双方ともパルサーである二重パルサー連星も含むほか、片方がパルサーであって、もう一方がブラックホール、白色矮星、中性子星、あるいは通常の恒星である連星を含む、幅広い連星系に対して用[…]

ヒッグス粒子 Higgs boson

素粒子に質量を与えるスカラー場(ヒッグス場)とその励起状態であるヒッグス粒子(電荷0、スピン0のボソン)の存在が1960年代半ばに提唱された。自発的対称性の破れにより真空期待値をもつようになったヒッグス場とゲージ粒子の相[…]

ブラックホール連星 black hole binary

ブラックホールを含む連星系。両方の星がブラックホールである二重ブラックホール連星も含むほか、片方がブラックホールであって、もう一方が中性子星、白色矮星からあるいは通常の恒星である連星を含む、幅広い連星系に対して用いられる[…]

分光連星 spectroscopic binary

スペクトル線の観測からそれとわかる連星。2つの星が分離して観測できなくても、スペクトル中に複数の恒星からのスペクトル線が観測され、その波長が周期的に変化することから確認される場合があり、それらは二重線分光連星と呼ばれる。[…]

平坦な回転曲線 flat rotation curve

渦巻銀河の銀河円盤の広い範囲でガスや星の回転速度がほぼ一定であるため、グラフ上でほぼ平坦に見える回転曲線を指す用語。1979年代後半から1980年代前半にかけてルービン(Vera C. Rubin)たちが多くの渦巻銀河で[…]