天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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再結合期 recombination epoch

宇宙の初期には温度が高かったため、ほぼすべての原子は電離している。原子核と電子は結合してもすぐに高エネルギーの光子により分解されてしまうからである。宇宙膨張により宇宙の温度が低下すると、高エネルギーを持つ光子の数が減り、[…]

再結合線 recombination lines

電子とイオンが結合する際に放射されるスペクトル線。宇宙初期を除くと電離ガスは中性の原子が電離して生じるので、これらが再度結合して中性に戻るという意味で「再結合」と呼ばれる。ただし、電子はすべて同等なので再結合する際の電子[…]

座標時 coordinate time

アインシュタイン(A. Einstein)の特殊相対性理論によれば、ニュートン力学のような絶対的な時間は存在せず、時間と空間を一緒にして4次元の時空間として考えなければならない。このように、時間も1つの座標としてとらえて[…]

座標条件 coordinate condition

一般相対性理論は座標の取り方に依らない理論である(一般共変性)。そのため、その基礎方程式であるアインシュタイン方程式は座標系に陽に依存しないテンソル式で表現され、任意の座標系で具体形を書き下すことができる。しかし、座標の[…]

CDMモデル CDM (cold dark matter) model

ビッグバン宇宙論に基づいて宇宙の進化を記述する宇宙モデルの中で、冷たいダークマター(Cold Dark Matter: CDM)の密度ゆらぎがもとになって現在の銀河、銀河団などの構造が形成されたとするモデル。 ダー[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、持続可能な世界を実現するための国際目標。国連加盟193か国が2016年-2030年の15年間で達成することを目指してい[…]

実視連星 visual binary

2つの恒星が、長期間にわたる位置観測から、実際にお互いの周りを公転運動していることが確認できている連星。実視連星の軌道は、主星の周りの伴星の楕円運動として表すことができ、軌道要素は、軌道傾斜角、昇交点経度、近星点経度、軌[…]

質量移動(連星系の) mass transfer(in a binary system)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面[…]

質量関数(連星の) binary mass function

分光連星のうち、明るい方の星のスペクトル線のみ観測されている単線分光連星においては、視線速度曲線の解析から得られるのは星の質量ではなく、2つの星の質量に関する次の量となり、f(M)を質量関数と呼ぶ。 ここで、M1[…]

終端速度 terminal velocity

1.一般には、ある力学条件の下で物体が定常状態に達した際に示す速度。速度に応じた摩擦が働く系で一定の力を受ける物体の運動の場合、十分に長い時間が経つと終端速度に達する。 2.天の川銀河の円盤部にある星間ガスが発する[…]

嫦娥計画  Chang'e program

中国(中華人民共和国)が行っている一連の月探査計画(Chinese Lunar Exploration Program:CLEP)。嫦娥(じょうが:英語ではChang'e)とは中国の神話に登場する月に住む女性の名称で、「[…]

常光線 ordinary ray

複屈折を起こす材料の中を進む光のうち、光学軸に垂直な偏光状態を持つ光。光学軸と傾いた方向に進んでも, 光学軸の向きに進む時と同じ屈折率を持つ。ウォラストンプリズムも参照。

照射パターン illumination pattern

電波望遠鏡の主鏡面に対する感度分布。主として給電系の設計で調整する。一般に、光学系は電磁波の進行方向を逆向きにすれば受信と送信とが対称になる(光学の相反定理)ので、電波望遠鏡では送信用の用語を受信用に転用することが多く、[…]

食連星 eclipsing binary

共通重心の周りを回る2つの星(連星)が、互いを隠し合う(食現象)ことによって明るさが周期的に変わる変光星。公転軌道面が視線に極めて近い場合にだけ食現象は起こり、近接連星であることが多い。星の明るさ(光度)の変化を、周期変[…]

世界座標システム world coordinate system(WCS)

天体の天球上の位置(天球座標系)やスペクトルの波長など、物理的な測定値からなるパラメータ空間の中の座標のことを世界座標(world coordinate)と呼び、世界座標とFITS形式データ中のデータ配列の各データ値を対[…]

赤緯 declination

赤道座標系を参照。

赤道座標系 equatorial coordinate system

天球座標系のうち、赤道面を基準面として定義した座標系。この座標系における経度を赤経(通常 $\alpha$ で表す)、緯度を赤緯(通常 $\delta$ で表す)と呼び $(\alpha, \delta)$ と表記する。[…]

接触連星 contact binary

連星のうちで、二つの星の距離が星の直径程度より小さいものを近接連星というが、その中でも距離が極めて近く、お互いの表面が接触しているもののこと。ロッシュモデルも参照。

太陽面通過 transit across the Sun

水星、金星が地球から見て太陽の前を通過し太陽を部分的に隠す現象のこと。日面経過とも呼ぶ。太陽系外惑星の探査法の一つであるトランジット法は、まさに太陽以外の恒星に対して起きるこの現象をとらえる手法である。掩蔽(えんぺい)も[…]