天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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無衝突系 collisionless system

重力多体系の中で、2体緩和時間が考える時間尺度と比較して十分長く、2体緩和の効果が無視できる系のことをいう。 無衝突系では粒子分布を連続体近似することができ、その進化は無衝突ボルツマン方程式によって記述される。たとえば[…]

無衝突プラズマ collisionless plasma

プラズマ粒子同士のクーロン力による2体衝突が無視できるようなプラズマ。2体緩和、無衝突系も参照。

無毛定理 no-hair theorem

「ブラックホールで観測可能な量は、質量、電荷、角運動量の3つの物理量だけである」ことを述べたもの。この3つ以外のあらゆる情報は、ブラックホールの事象の地平面に落ち込むと消失し、外部からは観測されない。これを、さまざまな性[…]

メーザー maser

誘導放射によるマイクロ波増幅(Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の英語の頭文字から作られた略語。語源から明らかなように、主として電波の[…]

メーザー天体 maser sources

宇宙空間でメーザーで光って見える天体のこと。主として、 1. 大質量星形成領域である電離水素領域(HII領域)に付随した分子雲 2. 晩期型星(赤色巨星や赤色超巨星)周囲の分子ガス 3. 活動銀河核の一部 である[…]

冥王星 Pluto

海王星よりも外側で太陽を周回する天体。1930年にアメリカのトンボー(C. Tombaugh)により発見された。長い間、太陽系第9惑星として知られていたが、現在は太陽系外縁天体に含まれる冥王星型天体の一つでその代表例であ[…]

冥王星型天体 Plutoid

太陽系外縁天体の中で質量が大きく準惑星として定義づけられている天体を指す。2006年の国際天文学連合(IAU)総会で惑星の定義が採択された結果、冥王星は惑星ではなくなり、冥王星を含む新しい種族の分類を作ることが決まった。[…]

メイヨール望遠鏡 Mayall telescope

アメリカのキットピーク国立天文台にある、口径4 m反射望遠鏡。リッチー-クレチアン光学系を採用している。主焦点とカセグレン焦点が観測に使用されている。主焦点(焦点比F/2.7)には4枚構成の主焦点補正レンズが取り付けられ[…]

メインベルト(小惑星の) main belt

小惑星帯を参照。

メシエ Messier, Charles

メシエ(Charles Messier;1730-1817)はフランスの天文学者。星雲や星団の「メシエカタログ」をつくり、13個の彗星を発見した。 ロレーヌ地方のバドンビル生まれ。1751年、フランス海軍天文台の天文官[…]

メシエカタログ Messier catalog

18世紀に彗星を探していたフランスの天文学者メシエ(C. Messier, 1730-1817)が彗星と紛らわしい拡がった天体のカタログとして作成したもの。メシエカタログに含まれる天体は頭文字Mの後にカタログ掲載の順番号[…]

メトン周期 Metonic cycle

同じ月日に同じ月の位相が見られる周期として、紀元前433年にギリシャの数学者メトン(Meton)が発見した19年の周期。19 太陽年は365.242194 日 ✕ 19 = 6939.601686 日で、これが235 朔[…]

面輝度 surface brightness

表面輝度を参照。

面積速度 areal velocity

天体Aが天体Bに対して運動する場合に、天体Bから天体Aに向かうベクトル $\boldsymbol{r}$ がある時間の間に描く細長い扇形の面の面積のこと。微小な単位時間の間に描く面積は天体Aの速度を $\boldsymb[…]

モードクリーナー mode cleaner

レーザーの振動数を安定化するために用いられる光共振器の一つで、共振モードに一致した光だけを通すフィルターとして、特定の振動数と空間モードを持つきれいな光だけを出力する。レーザー干渉計も参照。

モートン波 Moreton wave

H𝛂線による太陽観測において、波のような擾乱がフレア発生点から外側に向けて500-2500 km s-1の速度で伝播する現象。1960年にH𝛂線の高速カメラによってアメリカのモートン(G. E. Moreton)が発見し[…]

モールトン波 Moreton wave

モートン波を参照。

モーンダー Maunder, Edward Walter

イギリスの天文学者(1851-1928)。日本ではしばしばマウンダーとも表記される。ロンドンのキングスカレッジに入ったが卒業せずに銀行員を勤め、グリニッジ天文台では分光観測助手の職について、太陽黒点の写真観測などに従事し[…]

モーンダー極小期 Maunder minimum

1645年から1715年の約70年間に太陽磁気活動が弱まり、太陽表面に黒点がほとんど観測されない期間が続いた。この期間をその発見者にちなんでモーンダー(あるいはマウンダー)極小期という。ダイナモ機構の理論は、周期的活動の[…]

毛布効果 line blanketing effect

スペクトル線による吸収が恒星大気構造に与える効果。連続吸収に加え、多数のスペクトル線の存在により星の内部からの放射が大気中で遮られると、大気内部の温度が上がる一方、表面の温度が下がる。この効果を毛布効果あるいはスペクトル[…]