天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

「画像説明文」に含まれる"蒙彼利埃大学综合理工学院毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信199959876(Ecole Polytechnique Universitaire de Montpellier毕业证degree offer diploma Transcript)Kg8X"の検索結果(3271件)

冬の大三角 Winter Triangle

シリウス(おおいぬ座α(アルファ)星: α CMa)、プロキオン(こいぬ座α 星: α CMi)、ベテルギウス(オリオン座α 星: α Ori)の三つの明るい星を結ぶ大きな三角形のことである。三角形の中を天の川が通ってい[…]

ブラーエ Brahe, Tycho

ブラーエ(Tycho Brahe;1546-1601)は16世紀のデンマークの天文学者。当時としては革新的に高い精度の天体観測を行ない、そのデータは「ケプラーの法則」を導いた。 デンマークの有力な貴族家系の子として[…]

プラージュ plage

彩層にあって、黒点の周囲によく見られる、磁場の強い領域。H𝛂線などで明るく見える。古くは羊斑、羊毛斑などの訳語が使われた。

ブライトリム雲 bright rim cloud

電離水素領域(HⅡ領域)の周辺部(リム)に存在する明るく輝く星雲のこと。ブライトリム雲の内部には若い星である赤外線点源が付随していることが多い。これらは分子雲の周囲が電離水素領域の高い圧力により圧縮されたことに誘発されて[…]

フラウンホーファー Fraunhofer, Joseph von

フラウンホーファー(Fraunhofer, Joseph von;1787- 1826)はドイツの光学技術者で天体分光学の創始者。ババリアに生まれ、10歳前後に両親と死別、孤児の徒弟としてガラス工場で働くうちに教育を受け[…]

フラウンホーファー回折 Fraunhofer diffraction

平面波が遮光板に設けられた開口部を通過するときに、開口部から 十分に離れた位置で観測される回折現象。波長が λ 、スリットのサ イズが D のとき、距離が D2/λ より遠い場合に適用できる。フレネル回折の距離が無限遠の[…]

フラウンホーファースペクトル Fraunhofer spectrum

太陽の分光スペクトル中に見られる吸収線のことで、フラウンホーファー線とも呼ばれる。

フラウンホーファー線 Fraunhofer line

1814年にドイツのフラウンホーファー(J. von Fraunhofer)が発見した太陽の可視光スペクトル中に見られる多数の暗線。フラウンホーファーは、雨戸にあけた直線状のスリットから導いた太陽光をプリズムに当て、プリ[…]

ブラケット系列 Brackett series

水素原子で電子が主量子数 n = 4 のエネルギー準位とそれよりも上の準位の間で遷移することによる一連の輝線あるいは吸収線の総称である。主に近赤外線で放射され、1922年にアメリカのブラケット(F.S. Brackett[…]

プラズマ plasma

気相中の原子や分子が電離し、正イオンと電子に分かれて自由に運動している状態がプラズマである。ほぼすべての粒子が電離した状態を完全電離プラズマと呼び、電離度が低いものを弱電離プラズマと呼ぶ。 物質の三態である固体、液体、[…]

プラズマシート plasma sheet

地球磁気圏の尾部(太陽と反対側に伸びた部分)にある構造。磁場が弱くなっており、高温のプラズマで満たされている。

プラズマ診断 plasma diagnostics

プラズマの放射する可視-紫外域やX線帯域のスペクトル中の輝線強度から、電子や窒素、酸素、ネオン、マグネシウム、シリコン、鉄などのさまざまなイオンの存在量や温度、電離状態、運動の視線速度を調べることをプラズマ診断と呼ぶ。 […]

プラズマドリフト plasma drift

磁場中のプラズマ粒子は、ローレンツ力を向心力として磁力線の周りを回転する。この運動はラーモア運動あるいはラーモア回転と呼ばれる。 物理学の用語としてのプラズマドリフトとは、ラーモア回転するプラズマ粒子の旋回中心が磁力線[…]

プラズマ不安定 plasma instability

平衡状態にあるプラズマ中で、その平衡状態に対して微小変動を与えると平衡状態からくずれていく性質をプラズマ不安定と呼んでいる。プラズマ中では電磁流体不安定に加えて、ブラソフ方程式の枠組みで記述されるような速度分布関数の変形[…]

プラズマβ plasma beta

プラズマベータを参照。

プラズマベータ plasma beta

ガス圧を磁気圧で割った比のこと。磁場エネルギーに対する、ガスの内部エネルギーの目安でもある。プラズマベータが低いときは磁場が優勢な状態であり、磁場エネルギーが散逸することで高温になる現象が発生したりする。

プラズモイド plasmoid

一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 […]

ブラソフ方程式 Vlasov equation

無衝突プラズマ系におけるローレンツ力を受けて運動している荷電粒子の位相空間での粒子密度(速度分布関数)$f$ に対する次の偏微分方程式をブラソフ方程式という。 $$ \frac {\partial f}{\parti[…]

ブラッグ回折 Bragg diffraction

結晶のような周期的な構造を持つ物質に対して、ある波長λ の光が入射するとき、結晶面となす角度をθ として、ブラッグ(W.L. Bragg)の条件 nλ=2d sin θ(n は次数と呼ばれる正の整数、d は結晶の格子間隔[…]

ブラッグ角 Bragg angle

ブラッグ回折を参照。