天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

ブラケット系列

高

よみ方

ぶらけっとけいれつ

英 語

Brackett series

説 明

水素原子で電子が主量子数 n = 4 のエネルギー準位とそれよりも上の準位の間で遷移することによる一連の輝線あるいは吸収線の総称である。主に近赤外線で放射され、1922年にアメリカのブラケット(F.S. Brackett)によって発見された。n=5,6,7,…,∞ から遷移するときに放射されるスペクトル線はそれぞれ Brα(波長4.051 μm), Brβ2.625 μm), Brγ2.165 μm),…, Br∞1.458 μm)と書かれる。再結合線ライマン系列バルマー系列パッシェン系列も参照。

2023年04月26日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    水素原子のエネルギー準位と遷移系列の概念図。主量子数nで決まるエネルギー準位に応じて電子の軌道が変わり、それらの間の遷移は、到達するエネルギー準位ごとに異なった系列に分けられる。ここには記載していないが、ブラケット系列はn=4に到達する遷移に伴うスペクトル線の系列をいう。
    http://galaxy.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/mano/gas/denri/energy.htm