フラウンホーファー
よみ方
ふらうんほーふぁー
英 語
Fraunhofer, Joseph von
説 明
ドイツの光学技術者(1787-1826)。太陽スペクトルの中に暗い線があることを発見した。フラウンホーファー線と呼ばれる吸収線である。ババリアに生まれ、孤児の徒弟としてガラス工場で働くうちに教育を受ける機会を与えられ、技師として光学ガラスの研究に取り組んだ。ガラス材の光学分散を測るためプリズム分光器をつくり、そのとき太陽スペクトルに暗線が見えることを発見した。この分光器はガラス(特にレンズ)の分散特性を調べるのが主目的だった。月と金星、シリウスや他の1等星のスペクトルにも吸収線をみつけた。架台も含めてフラウンホーファーが製作したアクロマート屈折望遠鏡は非常に精密で、広くその価値を認められた。エルランゲン大学名誉博士。
2018年09月14日更新
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