天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"蒙彼利埃大学综合理工学院毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信199959876(Ecole Polytechnique Universitaire de Montpellier毕业证degree offer diploma Transcript)Kg8X"の検索結果(3271件)

ピッカリング Pickering, Edward Charles

ピッカリング(Edward Charles Pickering;1846-1919)はアメリカの天文学者。対物プリズムを考案し分光連星を発見した。 ボストンで生まれ、ハーバード大学を卒業、マサチューセッツ工科大学で10[…]

ビッグクランチ big crunch

宇宙がどのような状態になって終わるかという理論的可能性の一つ。 宇宙は現在加速膨張しているが、やがて加速膨張の原因であるダークエネルギーより重力の効果がより強くなって加速膨張が終わり、宇宙は収縮に転じて最終的にビッグバ[…]

ヒッグス場 Higgs field

自発的対称性の破れを起こしてゼロでない真空期待値を持つことによって、結合している他の場(フェルミ粒子、ゲージ場)に質量を与える役割を果たすスカラー場のこと。素粒子の標準模型に出てくるヒッグス場は SU(2) の二重項を持[…]

ヒッグス粒子 Higgs boson

素粒子に質量を与えるスカラー場(ヒッグス場)とその励起状態であるヒッグス粒子(電荷0、スピン0のボソン)の存在が1960年代半ばに提唱された。自発的対称性の破れにより真空期待値をもつようになったヒッグス場とゲージ粒子の相[…]

ビッグバン Big Bang

宇宙が有限の年齢を持つとする宇宙モデルにおいて、宇宙が膨張を始めた時点のこと。ガモフ(G. Gamow)たちが提唱した有限年齢の宇宙モデルに対して、定常宇宙論の提唱者の一人であるホイル(F. Hoyle)がラジオの番組で[…]

ビッグバン宇宙論 big bang cosmology

ガモフ(G. Gamow)らにより提唱された宇宙進化のモデルで、宇宙はビッグバンという大爆発により誕生し、高温高密度の「火の玉」状態から膨張とともに冷却し、その過程で恒星や銀河などの構造を作りながら、現在に至ったという理[…]

ビッグバン元素合成 big bang nucleosynthesis

宇宙誕生直後の高温高密度期では、陽子や中性子は電子とニュートリノを交換しながら平衡状態(ベータ平衡)を保って存在しているが、平均エネルギーが0.1 MeV(温度にして10億度)くらいになると、陽子と中性子が反応し元素の合[…]

ビッグフリーズ big freeze

宇宙がどのような状態になって終わるかという理論的可能性の一つ。ビッグチル(big chill)ということもある。現在のまま宇宙は永遠に加速膨張を続け、すべての銀河が孤立し、やがて星は燃え尽き、温度も物質密度も極限まで低下[…]

ビッグベア太陽天文台 Big Bear Solar Observatory

米国カリフォルニア州ビッグべア湖畔にある太陽観測天文台。 標高2067 mの高地に位置し、湖にむけて突き出た場所に建設 されている。高地であることによる大気の透明度の良さと、湖面温度が安定することにより大気ゆらぎが抑制さ[…]

ビッグリップ big rip

宇宙がどのような状態になって終わるかという理論的可能性の一つ。宇宙の加速膨張の度合が強い場合、やがては銀河も星もバラバラになり、原子も素粒子も引き裂かれ、時空自体が引き裂かれてしまうビッグリップが訪れて宇宙は死にいたる。[…]

日付変更線 international date line

国際日付変更線を参照。

羊飼い衛星 shepherd satellite

細い惑星リングの近傍の軌道上にあり、そのリングの形状を維持する働きをしていると考えられる衛星のことを、羊が群れから逃げ出さないように番をする羊飼いになぞらえて、羊飼い衛星と呼ぶ。土星の F リングにおける衛星プロメテウス[…]

ヒッパルコス Hipparchus

ヒッパルコス(Hipparchus;B.C.190-B.C.120頃)は古代ギリシャの天文学者。古代最大の観測天文学者とされる。ニカイア(現在のトルコ、イズニク)に生まれ、ロードス島で長年天体観測をした。三角法を発展させ[…]

ヒッパルコス衛星 Hipparcos satellite

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1989年8月に打ち上げた地球を周回する人工衛星。HipparcosとはHIgh Precision PARallax COllecting Satelliteの略称で、その名のとおり、天体[…]

非点収差 astigmatism

ザイデル収差の一つ。光束の縦方向と横方向とで焦点位置が異なるために起こる収差。光学系のレンズや鏡の歪みなどの原因で発生しやすい収差である。円柱レンズなどを用いて補正することがある。

非動径振動 non-radial oscillation

恒星の振動(脈動)には種々のモード(形態)がある。振動による速度、温度等の変化が星の表面上均一の場合は動径振動(脈動)(radial pulsation)で、一方それらが分割された表面領域で異なる場合が非動径振動(脈動)[…]

ビドマンシュテッテン構造 Widmanstätten pattern

鉄隕石(隕鉄)の断面に見られる結晶構造。ニッケル含有量が10%前後の場合、冷却にともない、ニッケルに乏しいカマサイトとニッケルに富むテーナイトに分かれ、その帯状構造が作る模様が、ビドマンシュテッテン構造(ウィドマンシュテ[…]

瞳 pupil

入射瞳と射出瞳を合わせた概念。

瞳関数 aperture function

光(電磁波)の電場成分の複素振幅の開口面(射出瞳)における分布。複素振幅は実部が電場の振幅で虚部が波面収差に相当する。瞳関数で記述される電磁波面が収束して焦点面における電磁波強度の分布(点像分布関数)を形作る。瞳関数をフ[…]

ひとみ衛星 Hitomi satellite

2016年2月17日にH-IIAロケット30号機で打ち上げられた日本のX線天文学 衛星。打ち上げ前はASTRO-Hと呼ばれていた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米国、欧州との共同で開発され、軟X線望遠鏡2台と、硬X線[…]