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ビッグバン

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よみ方

びっぐばん

英 語

Big Bang

説 明

宇宙が有限の年齢を持つとする宇宙モデルにおいて、宇宙が膨張を始めた時点のこと。ガモフ(G. Gamow)たちが提唱した有限年齢の宇宙モデルに対して、定常宇宙論の提唱者の一人であるホイル(F. Hoyle)がラジオの番組で揶揄していった言葉であり、それがそのまま学術用語として定着した。
膨張宇宙においては、昔に遡ると宇宙に高温高密度の時代が現れる。ガモフたちは、この時期にどのような元素が形作られるかを計算したり、また、宇宙マイクロ波背景放射の存在を予言したりしたが、当初はあまり注目されなかった。1964年にペンジアス(A. Penzias)とウィルソン(R. Wilson)によって宇宙マイクロ波背景放射が実際に発見されると、急速に定常宇宙論の支持者は減っていき、ビッグバン宇宙モデルが標準的なモデルとなっていった。一般相対性理論に基づいて膨張宇宙の時間を遡ると、初期に特異点が存在することがかなり一般的な条件の下で示される。これを特異点定理という。この特異点をビッグバンと考えることができる。だが、宇宙初期には古典的な一般相対性理論は成り立っていないとも考えられ、本当のビッグバンの時点がどのようなものなのか、まだ理論的には解明されていない。
また、インフレーション理論によると宇宙初期に現在の通常の膨張よりもずっと急激な加速膨張をした時期があったとされるが、インフレーション自体どのような機構で起きたのかも定まっておらず、さらにインフレーション理論そのものは宇宙の真の始まりについては何も答えない。宇宙の真のはじまりについては、重力の量子論によって記述されるとの考え方もあるが、重力の量子化はこれまでのところ物理学上の大難問として未解決である。このため、ビッグバンがなぜ起きたのかという根本的な原因は深い謎に包まれている。ビッグバン宇宙論も参照。

2019年11月09日更新

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